ラスト・キングダム 3 # 3 (相関図)

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海外ドラマラスト・キングダム

サクソンなのかデーンなのか、狭間で苦しむウートレッド。

 

# 3 あらすじ

ウェセックスを陥落させるためラグナル、ヘステン、血染めの髪シグードはウートレッドを味方につけようとするが、そこへベオッカが妻テューラと共にダンホルムの砦へとやって来る。
ベオッカから夫エセルレッドが妻エセルフリーダの命を狙っていると聞き、苦悩する。

相関図

まとめ

ソルトウィック(現ドロイトウィッチ) マーシア王国

夫エセルレッドと別居状態のエセルフリーダは、ソルトウィックの護衛、召使と共に暮らしている
刺客か!?

エセルレッドからエセルフリーダの殺害を命じられたアルドヘルムは、エセルフリーダの邸宅へと忍び込み、背後から襲うが、アルドヘルムの目的は、エセルフリーダの殺害ではなかった

エセルフリーダから剣を向けられたアルドヘルムは、「マーシアから逃げてください。エセルレッドがあなたの命を狙っている。私はマーシアのためにここに来た。今のマーシアがあるのはあなたのおかげだ。だがアルフレッド王がエセルレッドの企みを知れば、同盟はなくなりマーシアは困窮する。ウートレッドは陛下に反逆し、ウェセックスから逃亡した」と言う。

ウートレッドを信頼しているエセルフリーダは、「ウソですね、ウートレッドは決して裏切らない」と反論するが、アルドヘルムは、「だからこそエセルレッドはあなたの殺害を考えたのです。私はマーシアを守りたい。これからもエセルレッド様に仕えるが、カレは私の理想の王ではなく、良き夫でもなかった。逃げて欲しい」と言い残し去ってしまう。

エセルフリーダの決断

翌朝、エセルフリーダは召使のサブルにベオッカへの手紙を託し、ウィンチェルカム修道院に身を隠すことに。

エセルレッドと刺客

その夜、エセルレッドは妻の邸宅に刺客を送るが、邸宅はもぬけの殻だった。
妻殺害に失敗したエセルレッドは、怒りのあまり刺客を殺害するが、その横暴なエセルレッドにアルドヘルムは、「アルフレッドが退く時、奥方が生きている方が有利だ」と助言するが、エセルレッドはアルドヘルムの言葉に耳を貸すどころか妻殺害をデーン人に依頼するよう命じる。

 

ウィンチェスター ウェセックス王国

父王アルフレッドと息子エドワード王子の確執

アルフレッドの病状は悪化の一途だった。

アルフレッドは息子エドワードに王位を継がせるため、花嫁候補を見つけるようベオッカに依頼するが、「王子はすでに結婚していると主張している」とアーケンウォルド司祭。

エドワードは町の娘に惚れ、双子を産ませた。(シーグフリードと言う男はその娘に惚れていた)

父王に呼び出されたエドワードは、「神父の立会いの元、エジュウィンと結婚した」と主張するが、「町娘との結婚など許すわけにいかぬ」とアルフレッド。するとエドワードは、「それなら王にならなくてもいい」と言い出す。アルフレッドは、「王になることは選択ではなく責務なのだ」と怒鳴りつけると、エドワードを修道院に軟禁し、娘には自分が対処すると言う。

しかしアルフレッドは、「ウートレッドに裏切られ弱体化している」とのウワサを払拭するため、重い鎖かたびらを身につけ、健在ぶりをアピールする。

ベオッカを訪ねてきたもの

夜、ベオッカが自宅に戻ると、エセルフリーダの使いサブルが待っていた。
エセルフリーダからの手紙を読んだベオッカにサブルは、「王には内密にして欲しい」と言うが、「王女の危機を隠すことは王への背信行為だ」とベオッカ。しかしサブルは、「王を動揺させたくない、2国の同盟を守りたいと言う王女の望みです。それを約束されなければ2通目の手紙をお渡しできない」と言う。
仕方なく王に口外しないと誓ったベオッカは、2通目の手紙を読む。
そこにはエセルフリーダが考えた解決策が書かれていたー。

エセルフリーダは、テムズ川に船を準備し、その船でダンホルムの砦にいるウートレッドをベオッカにたずねて欲しいと書かれていた。

 

ダンホルム(現ダラム) ノーサンブリア王国

訪問者

40~50人のデーン戦士が砦に向かっているとの報告に緊張が走るが、やって来たのは、血染めの髪シグードとヘステンで、「話し合いがしたい」と言う。

ラグナルは門を開けるが、その中にエゼルウォルドの姿も!
ウートレッドは、「なんのつもりだ?ウェセックス王の息子に生まれながら、何をやってる?お前にここは場違いだ」と怒りを向けるが、エゼルウォルドは、「奪われた王座を取り戻すチャンスを手に入れたんだ」と言う。

血染めの髪シグードとヘステンの話は、ウートレッドの予想どおり、ウェセックス襲撃についてだった。
ふたりの提案を聞き、「昔じぃさんは、ウェセックスは豊かな土地だと言っていた。オレたちが大軍を率いてウェセックスを手に入れればよろこぶ。この状況はお前が王を捨て、ウェセックスを去ったから生まれたチャンスだ。これは運命だ」と言うラグナルに、「あぁ、じぃさんがよろこぶ」と答えるウートレッド。

魔女スケードとウートレッド、そして血染めの髪シグード

ウェセックスを、アルフレッド王を襲撃するしかない状況に追い込まれたウートレッドは、投獄されている魔女スケードに、「望みはオレの命か、ウェセックスとアルフレッド王はどうなる」と問う。
スケードは、「お前は私から逃れられない。受け入れろ。アルフレッドは死ぬ。王国も神も民も消え、デーン人が支配する。支配するのはお前でなければならない。サクソン人のために王位を継げ。お前だけがサクソンとデーンを治められる。アルフレッドの夢、イングランド統一はお前のものだ。私はお前のものになる。お前の妃になりこの心を捧げる」と誘惑する。

そこへ血染めの髪シグードがやって来た。
シグードは、「オレの女だ、返せ。渡さないならお前を殺すだけだ」と短剣を抜くが、牢獄の護衛がシグードの槍を向ける。
ウートレッドは、「兄の客だ、今回は見逃してやる。だがこの女はオレのものだ」と言うが、「わかってない。女は誰のものでもない。お前の一部がこの女のものになる。血さえ奪われるぞ」とシグード。

シグードはラグナルに、「揉め事は起こさないと約束したが、ウートレッドと戦いたい。オレの予言者を奪った」と決闘を求めるが、「今はダメだ、許可しない」とラグナルに却下されてしまう。

ウェセックス襲撃への話し合い

ウェセックス襲撃作戦(マーシア王国を引き入れウェセックスを攻撃する)を高らかに伝え、「すべての銀をまきあげるぞ!」と皆を鼓舞すると、「オレはエセルフリーダを捜し出す。皆で犯すぞ」と意気揚々とするヘステン。

その時、黙って聞いていたウートレッドが、「どこかで仲間割れし計画は失敗するぞ。リーダーはひとりだ。ラグナルこそリーダーだ」と意見する。最初こそ、リーダーを譲れないと言い合ったヘステンとシグードだったが、「オレたちはまとまるべきだ。オレはアルフレッドを倒す。銀よりももっと価値のある名声も名誉も手に入れる」と言うラグナルの言葉に、ラグナルをリーダーとすることで全員が一致、ウートレッドも、「兄貴についていく」と発言したため、ウェセックス王国襲撃が決まった。
だがフィナン、シトリック、オフファースは、「同胞と襲うなんてできない」とこの事態に困惑する。

やって来たテューラとベオッカ

翌朝、テューラとベオッカがダンホルムへとやって来た。
テューラは、「兄さんに会うために来た」と言い、ラグナルは突然の再会をよろこぶ。

ベオッカ、テューラがラグナルたちと談笑していると、そこへ、「ベオッカ司祭、よく来られた」と声をかけてきたのはエゼルウォルド。
「あなたがここに居ても驚かない」と言うベオッカにエゼルウォルドは、「友と楽しくやってる」と言う。

ベオッカの伝言

「エセルフリーダは修道院に身を隠してる。夫君が王女を殺そうとしてる」と伝えるベオッカの言葉に驚いたものの、「オレには関係ない」とウートレッド。しかしベオッカは、「エゼルウォルドがエセルレッドに入れ知恵した。カレはウェセックスの王座を狙っている。ここへ来る途中、ヘステンの隊列を見た。ヤツは王女を探すだろう」と言う。
さらわれ、囚われの身となったエセルフリーダを救い出したウートレッドは、その後王女から、【頼った時は助けると誓って欲しい】と言われ、助けることを誓っていたが、人生の半分以上をウェセックスに捧げ続けたウートレッドは、「これ以上はムリだ」と言う。それでもベオッカは、「王女がお前に頼るのは、お前を信頼しているからだ。だがお前の道だ。好きに選べ」と言う。

苦悩するウートレッドの従者たち

何か言いたげな従者フィナン、シトリック、オフファースに、「何も言うな」とウートレッド。だがフィナンは、「この大軍は長く続くとは思えない。それにウェセックスを攻めるとわかっていれば、ここには来なかった」と言い、シトリックも、「あなたに従いたいがウェセックスには妻子がいる」と言う。フィナンは、「あなたはべバンバーグの領主だ。自分の信じる戦いをするべきだ。それならオレたちも納得できる。頼む、こんなことはやめろ。軍から抜け、ここを去ろう」と説得するが、ウートレッドは、「兄を捨てることはできない」と言う。

兄ラグナルとの決別

ウートレッドは広間でご機嫌に酒を飲むエゼルウォルドに近づくと、「エセルレッドに妻を殺せとそそのかしたな?」と凄むが、「あぁ言ったさ、何が悪い?王の娘が死ねば混迷が深まるだろ。やはりベオッカ司祭がここに来たのは姫を救うためか?」と煽りはじめるエゼルウォルド。ウートレッドはたまらず、「こんなクソに利用されるのはゴメンだ」と訴えるが、「いないと思え」とラグナル。クヌートも、「オレたちは団結するべきだろ」と仲裁する。
だがエゼルウォルドは、「私はいずれウートレッドがこの軍から抜けると思っていた。エセルフリーダの家臣だもんな。お前はサクソンとデーンの間で揺れているんだ」と言い放ってしまう。

その言葉に、「お前の弟は本当に味方か?」と言い出すシグード。
すると、「ウートレッド、何とか言え」とラグナル。だがどうしても、(オレはデーン人だ)と言えないウートレッドは、「こんな軍が長く持つワケがない。欲に目がくらんだ敵同士で、絆も尊敬もない」と言ってしまう。その言葉に、「なんだと?兄との絆より王女を取るのか?選べ」と迫るラグナル。
しばしの沈黙のあと、「ここを去る。だがウェセックスには戻らない。助けに行く」とウートレッド。
その言葉にブリーダは、「王女を助けに行くあんたはもうデーン人じゃない」と言い、「今度もオレを裏切るのか?ならば父が与えた名を返せ、”ラグナルソン”を名乗るな。もうオレの弟ではない、オレが殺す前に出ていけ」とラグナル。

「スケードはおいていけ」と言うシグードに、「”血染めの髪”、決着をつけるがいい、あの魔女を賭けて戦え、死ぬまでだ」とラグナル。フィナンは、「相手をしてはいけない」とウートレッドを止めるが、ウートレッドは、「決闘だ」と覚悟を決める。

感想

サクソン人なのかデーン人なのか、アイデンティティに苦しむウートレッド。
結局、エセルフリーダを放っておけず、信頼できる兄ラグナルと絶縁することに。
この先が気になります。
しかしアルフレッド役のデヴィッド・ドーソン、迫真の演技ですよね
痩せこけて本当に死んでしまいそうなぐらい・・・

 

 

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