ラスト・キングダム 1 #5 (相関図あり)

海外ドラマラスト・キングダム

バーナード・コーンウェル氏の小説「サクソン・シリーズ」原作の、デーン人(ヴァイキング)の支配下となる9~10世紀のイングランドを舞台にした史実ドラマです。

# 5  あらすじ

アルフレッド王と停戦を締結させたグスルムだったが、弟の敵を討ちアバが戻ってきたとの情報から10人の人質を殺害、サクソン人軍隊と激突する。

相関図

まとめ

停戦を破ったグスルム

アイルランドからアバが軍隊を率いてウェアラム砦に向かっているとの知らせを受けたグスルムは、停戦の締結を破り、人質を殺害すると、襲撃を開始する。

一方、義兄ラグナルのおかげでウェアラム砦から逃げることができたウートレッドは、アルフレッド王の指示どおり、丘の上で狼煙をあげてデーン軍の襲撃を知らせるが、その後、嵐でデーン軍の船団は全滅した。

 

アルフレッド

アルフレッドにも待望の王子エドワードが誕生した。

戦況

二手(オダ、ウルフェアはアバ軍、アルフレッド王はグスルム軍)に分かれて戦うと言うアルフレッド王に、「グスルム軍には勝ちました。全軍でアバに立ち向かべきでは?」と進言するウルフェア。しかしアルフレッドは、「グスルムの兵が上陸したウワサがある。油断してはならない」と苦言を呈する。

 

ウートレッド

妻子の居場所

嵐でデーン軍の船団は全滅したものの、何百人ものデーン人が上陸したとのウワサを聞いたウートレッドは、妻子を安全な場所へと移動させるべく領地リスカムへと戻るが、領地に妻子の姿はなく、見たのは、領主の留守を良いことに、蛮行を繰り広げるオズワルドの姿だった。
ウートレッドはオズワルドから、生まれたのは息子で、”ヤング・オダが妻子を連れ去った”と聞く。

 

キュンウイットの丘

オダ、ウルフェア軍

オダとウルフェアはキュンウイットの丘で陣地を張り、アバ軍を監視するが、アバ軍の戦略がわからず、襲撃しあぐねていた。
レオフリックは、「アバ軍が襲撃して来ないのは、我々が丘の上で孤立していることをわかっているからではないか?」と懸念するが、オダは、「陛下がグスリムを倒し、合流するのを待つ」と言う。

アバ軍

一方、キュンウイットの丘を望む川沿いで野営を張るアバは、呪術師ストーリから、「今すぐ襲撃するべき」と進言され、敵軍を全滅、または降伏させたのち、ウェセックスの宮殿を襲撃を決める

生きていたウートレッド

キュンウイットの野営地に馬でやって来たウートレッドは、ヤング・オダを見るなり首に短剣をあてがい、「妻子はどこだ?」と凄む。

オダはウートレッドが生きていたことに驚きつつも、「私の領地で安全だ」と説明、レオフリックからも、「妻子は無事だ。オレが保証する」と言われ、ようやく冷静さを取り戻したウートレッド。

レオフリックはウートレッドとの再会をよろこびつつも、「息子に会いたいなら来た道を戻るんだな、我が軍はこの丘で孤立してる。死ぬことになる」と言う。

オダは、「地の利を生かし、ここで陛下の援軍が来るのを待つ」と言うが現実問題食糧は底を尽きかけていた
ウートレッドは、「敵に交渉を申し入れる」と言うオダに、「オレも立ち会う」と言うが、ヤング・オダから、「お前は参謀じゃない。人質だったのに逃げられたのはお前がデーン人だから。裏切り者だ」と罵られてしまう。
だがレオフリックは、「ウートレッドはデーン人の考えが読める。アイツの意見を聴くべきだ」と進言、オダはそれを受け入れることに。

交渉

「降伏しろ」と迫るアバに、「降伏などありえない。ここを去らなければグスルムの二の舞いだ」とオダ。
だがアバも、退散する気はないと言う。
するとウートレッドは、「グスルムは来ないぞ。嵐でグスルムの船団が沈み兵士が死ぬのを見た」と証言する。
その言葉にアバはストーリに確認するが、「オレはグスルムのことは占えない」とストーリ。
ウートレッドは続けて、「ストーリに未来が見えるはずがない。次に死ぬのがアバだ。神々はラグナル殺しを見逃したあんたを怒ってる」と言い放つ。その言葉に冷静さを失ったアバは、「交渉は決裂だ!」と去ってしまう。

ヤング・オダとウルフェアは、「こんな状況にしたのはお前だ」とウートレッドを責めるが、ウートレッドはオダに、「先に攻撃する」と言う。

ウートレッドの作戦とオダ

「アバをどれぐらい知っている?」と尋ねるオダに、「11才の時からです。カレは用心深く、これまで会った中で最強の男だが、占いに頼ってる。だから挑発して疑念をもたせた。時間は稼げたが先に攻めるしかない」とウートレッド。だがオダは、「我々の兵は優秀だが半数はカマだけで戦う。攻めれば奇襲され全滅するが、この丘に留まれば陛下と丘が我々を守る」とあくまでもアルフレッドがやってくるのを待つ作戦だと言う。
だがウートレッドは、「陛下が合流せず、食糧も尽きれば終わりだ。ウェセックスは乗っ取られてしまう。オレに良い考えがある。【アバの陣地に忍び込み、船を数隻燃やせば混乱が起きる。無防備になった隙をつく】。オレがその役目をひとりでやる。だから炎を見たらすぐに責めて来て欲しい。成功すればあなたは英雄、ウェセックスを救える」と提案。オダは、「承知した」と答える。

 

襲撃作戦

作戦決行

ウートレッドは豚の油で燃料を作るとデーン人野営地に侵入、次々と船に火を放ちはじめる。

一方息子のオダは、「まずはこの丘から隊を引き、陛下と合流してから攻めるのが得策」と進言、「約束した。やらねばウートレッドが死ぬ」と言う父オダに、「嵐の話しが本当で、グスルムの船がほとんど沈んだのなら、陛下は我々に加担するためにやってくるはず。合流してアバ軍と戦うべきです。ヤツが死んだら手厚く葬れば良い」と唆す。

だが、デーン人野営地から炎があがっているのを確認したオダは、「襲撃する」と決断、兵を率いる。

決闘(一騎打ち)

一方、船が燃えているのを発見、消火のために混乱する野営地を確認したウートレッドは去ろうとするが、アバに見つかってしまう。
アバは、「ラグナルの息子ならオレとここで戦え!」と決闘するよう言う。
逃げられないと覚悟を決めたウートレッドは、鎧を外すと、剣と楯のみでアバと戦うことに。

最初は劣勢だったウートレッドだが、アバの両足のアキレス腱を斬ると、馬乗りになり、「ヴァルハラに行け」とアバに剣を突き刺した。

デーン軍兵士は静まり返るが、突然、剣と楯を構えはじめる。
すぐさまウートレッドも身構えるが、ウートレッドの背後にはウェセックス軍が!

アバ軍に勝利して

ウェセックス軍はアバ軍を全滅させたが、オダは深手を負ってしまった。

レオフリックは、「すぐさま陛下の元へ行き、”ウェセックスを救った”と報告するんだ。武勲を横取りされるぞ」と忠告するが、「妻子に会いに行く。息子に会いたい。大勢が見てた。オレの功績は誰かが伝えてくれる」とウートレッド。

ウートレッドは出発前、オダを見舞うと、「私を見捨てなかったことに感謝します。逃げることもできたのに攻めてくれた。今から妻子に会いに行く」と伝える。
オダはウートレッドの手を握りしめると、絞り出すように、「お前は陛下に貢献した」と言う。

妻子との再会

妻ミルドリスと再会、息子ウートレッドと対面したウートレッドは、「ウェセックスを救ったんだ。負債は帳消しになる」と言い、家族でウィンチェスターへと向かうことに。
ミルドリスは、息子に洗礼を受けさせたいと言うが、返事に困るウートレッド。

 

ホールドゥンハースト(現:ホールデンハースト)ウェセックス王国

ホールドゥンハーストで陣を張るアルフレッドの元にやって来たヤング・オダは、「アバを殺し敵軍を破った」と報告、アバの斧を渡す。
アルフレッドは、「ウェセックスは救われた」とヤング・オダを褒める。

 

ウィンセスター(現:ウィンチェスター)

横取りされた武勲

デーン軍に勝利したウェセックス軍を称えるミサが大聖堂で開かれる中、妻子を連れてやって来たウートレッドはベオッカ司祭と再会を果たすが、「お前は死んだと思っていた」と言うベオッカの言葉に、武勲を横取りされたことに気づく。

「アルフレッド王に会う!」と騒ぎはじめるウートレッドをベオッカ司祭は必死に、「これはすぐに解決できるようなことじゃない。陛下は祈りの最中で、邪魔をしてはならなん」と止めるが、怒りで冷静さを失ったウートレッドは教会に乗り込むと、「私は死んだと思われているが、数日前、私がオダと奇襲計画を立てアバ軍と戦った。ヤング・オダから聞いていないのですか?オレがこの剣でアバを殺したんです!」と剣を抜く。
だがアルフレッドは、ウートレッドの言い分など聞こうともせず、「お前は神聖な場所に剣を持ち込んだ!私が裁きを下すまで庭で待て!」と指示する。

ミルドリスは、「あなたは怒りに支配されている。神を敬うべき」と言うが、「正義を望んでいるだけだ。信仰は持たない」とウートレッド。

教会内の、王の墓前で剣をかざす行為は死刑に値する重罪だった。
ウルフェアは、「お前がどれだけアバを討伐したのは自分だと主張してもムダだ。ヤング・オダが自分の手柄だと報告した。誰もお前の武勲と信じない。諦めて贖罪に励め」と言う。

ウートレッドとエゼルウォルドは、神と王の許しを得るため、民衆から投石を受けながら、膝歩きで宮殿まで進み、十字架にキスをする処罰を受けることに。
だが突然、エゼルウォルドが、「オレに任せろ。借りは返せよ」と言うと、「私は罪人です」と面白おかしく罪を告白、辱めを受けるはじめる。
その惨めな甥を見て、宮殿へと戻ってしまうアルフレッド王。

ウートレッドは贖罪をせずに済んだと思われたその時、「うつ伏せになり十字架にキスを」をベオッカ司祭。
ウートレッドは、ベオッカとミルドリスに、「ふざけるな、何が神だ」と言い放つと、贖罪をすることなく立ち去ってしまう。

ウートレッドは追いかけてくるミルドリスに、「すぐにここを発つ」と言うが、「息子の洗礼をしなければ」とミルドリス。だがウートレッドは、「洗礼はさせない。異教徒として育てる」と言い切り、立ち去ってしまう。

レオフリックの提案
レオフリックはオダが太守である領地出身

ヤング・オダに手柄を横取りされ、妻とも揉めたウートレッドは、「ここには正義はない。あるのは教会だ」と捨て鉢発言をするが、「そんなことはわかってたことだ。略奪しよう。兵はお前につく。コーンウォールのブリトン人から奪う。考えてみてくれ」と打診するレオフリック。

【コーンウォールとは】イギリスの左下エリアのこと。
【ブリトン人とは】   ケルト系の土着民

 

正義

翌日、ウートレッドは息子に洗礼を受けさせず領地リスカム(現リスクーム)へと戻るが、オズワルドの不正の決定的証拠を(許可なく領地内の木々を伐採、売却し利益を得ていた)見つけてしまう。
ウートレッドはオズワルドを容赦なく処罰すると、「これが正義だ」とミルドリスに示す。

 

感想

シーズン1は全8話なので、これで半分が終わりました。
サクサクと話しが進みます。

個人的にオダがウートレッドを裏切るかと思ったのですが、オダは立派な太守でしたね。
ウートレッドとオダの間には、信頼関係ができたようです。
戦闘隊長のレオフリックとの関係も良いですね。
そもそも苛つくのはヤング・オダですね。

 

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