用語
エピソード4
相関図
まとめ
東菜に残された人々
吏房(イバン)は1隻しかない船に軍指揮官や両班(ヤンバン)だけを乗せ出航してしまった。
日没間近だった。
世子は、「”持律軒(ジュルホン)”に避難しよう」と指揮を執り移動することに。
道中、世子たちは、岩の下など日陰に重なるように眠る化け物に気づく。その数は想像以上だった。
とうとう日が暮れた。
動きだした化け物は全速力で世子たちを追いかけはじめる。
世子は、逃げてくれと言うムヨンに、「私は決して民を見捨てない!」と叫び、必死で荷馬車をひっぱり、ギリギリで持律軒に逃げ込んだ。
持律軒で
「老人、子どもを奥へ!戦えるものは武器を持て!」
世子は民を指揮し、門の外に群がり、呻き声をあげ続ける化け物から持律軒を守り切る。
日は昇った。
化け物は猛スピードで日陰へと逃げ去った。
人々は世子に感謝を示し、世子もまた自分の干し肉を民に下賜する。
尚州(サンジュ)にいる安炫(アンヒョン)大鑑に会いに行くつもりだと言う世子。
それを聞いたヨンシンは、「尚州出身なので案内します」と案内役を買って出るが、ムヨンは鳥銃を扱い、並みの腕前ではないヨンシンを、「何者なのだ?」と信用できない。
その時、門を叩き壊して開けようとする音が・・・。
漢陽から来た内禁衛だった。
内禁衛将は世子に、「謀反の首謀者及び別将ボミル殺害の大罪人として王命で連行する。抵抗せず出て来い!さもなければ厳罰に処す」と求める。
しかし世子が出て来ないと見ると、躊躇なく持律軒の中へ火矢を放ちはじめた。
射殺される人々ー。
このままでは皆殺しになると判断した世子は、ムヨン、ヨンシンらの力を借り、内禁衛隊をかく乱し、尚州(サンジュ)へと向かう。
ヨンシンとソビは民を守り切り、梁山(ヤンサン)の官衙(クァナ)へ移動をはじめる。
どうやら世子の動きをチョ氏側に伝えているものがいるらしい
船
一方船でも大惨事が起きていた。
両班の母親が息子を愛するが故、遺体を箱に入れて船に持ち込んでいたのだが、日没を迎え、遺体は化け物となり船の中の人々を次々と襲ったのだ。
そして船は難破した。
漢陽で
東菜が狼煙を上げた。
大提学(テジェハク)大監は、「狼煙は国の危機の知らせ、王に報告する義務がある」と”康寧殿”へ入ろうとするが、護衛に制止される。
そこへやって来た領議政(ヨンイジョン)のチョ・ハクチュは、「皆で参りましょう」とあっさり面会をOKするが、「なりません」と王妃は面会は許さない。
しかしチョ・ハクチュは、「病状をこれ以上隠せない」と言うと、王妃を振り切り王の寝室へと入る。
「もうすぐお目覚めになられます」
そう言って簾を上げると、「狼煙が上がった理由は戦乱ではなく疫病。日が沈むと人間を襲う疫病です」とチョ・ハクチュ。
その時、眠っていた王が動き出し、大監らの目の前に現れた。
その姿は鎖に繋がれた化け物だった。
驚きのあまり腰を抜かしながら、康寧殿から出る女官の遺体は王が襲ったのか?と聞く大堤学大鑑に、「正気を失い人間を襲ったら、王ではないと言うのかっ?」と迫り、連判状を突きつけ、「世子と儒生をそそのかし謀反を企てた罪で斬首する!捕らえよ!」と大提学大監を捕らえたのだった。
父と娘、王妃と最高官職
王妃は相談もなく父チョ・ハクチュが化け物になった王を見せた行為を咎めるが、チョ・ハクチュは息子ボミルの斬首を見せ、「皆殺しにする。世子を支持する者全員無残に。決して許さん」と憎悪の炎を燃やし、王妃である娘に、「二度と自分に意見をするな。必ず世継ぎの男児を産め、それがお前の役目だ」と父。
「心配は入りません。次の国王となる男児を産んで見せます」と王妃は言い切る。
感想
チョ・ハクチュは東菜で化け物が夜に襲っているのよう状況は分かってるようですね?少なくとも疫病が流行っていることは知ってる模様。
国の実権を握ろうとする異常なほどの野望がチョ氏一族が怖いな
そして世子の動きは確実に誰かよってチョ氏に知らされてる模様。
誰が知らせてるんだろう????
エピソード5
相関図
まとめ
自責の念
ヨンシンの合流を待つ世子たち。
世子は持律軒での一件(謀反企て、ボミル殺害の大罪で投降を求められた)で、投降しなかったばかりに多くの民を死なせてしまったことを悔いる。
そこへ憐れな姿になった府使チョ・ボムパルが助けを求めてやって来た。
ボムパルのやった行為(上流階級だけで船を出航させ、民を放置)を許せぬと怒りを爆発させる世子にボムパルは、「船内でも疫病が広がり、皆、化け物になった。船は尚州近くに座礁した」と言う。
世子は、「尚州に疫病が広がれば漢陽も危ない。疫病を阻止しなければ」と尚州へと急ぐ。
尚州
東菜で広がった化け物になる疫病の話題で尚州の町は持ちきりだった。
その頃、尚州の川辺で座礁船があると報告があり安炫(アンヒョン)大監は兵士らと偵察に。
明らかに大惨事が起きた様相に船内。しかしそこには1体のケガ人、死体もなかった。
ある村で
道中、ある村の人々が座礁した船から荷物を略奪したのを発見した世子たち。
世子から説明を求められ、「座礁した船を見つけて荷物を頂いた。全部の遺体に獣の噛み痕があり、埋めた」と村人。世子は、埋葬地へすぐに連れて行くよう求めるが、村人は処刑を免れようと画策、世子らを殺害しようとする。
日没を迎えたが、世子らは襲撃してくる村人に刀を抜いた時、化け物の呻き声が聞こえ始めるー。
埋葬された遺体が化け物と化し村人を襲い始める。
状況を理解できず、慌てふためく村人に、「死にたくなければ首をハネろ」と世子。
化け物との戦いがはじまるが、化け物の身体能力はハンパなく、次々に村人が襲われ、また化け物化する無限ループに・・・
その時、火矢が化け物に向かって放たれた。
安炫(アンヒョン)率いる兵の援軍だった。
彼らは鮮やかに化け物を退治した。
世子は師匠安炫(アンヒョン)との再会を果たす。
安炫(アンヒョン)大監
世子は安炫(アンヒョン)に医員イ・スンヒの「病床日誌」を見せ、「チョ・ハクチュが生死草で父を化け物にした。チョ一族を罰して国を立て直す。力を貸して欲しい」と頼むが、安炫(アンヒョン)は返事を保留する。
ムヨンは安炫(アンヒョン)を師匠と慕い、信頼している様を見て、「チョ氏側の可能性もある」と忠告する。
ソビはムヨンに、安炫(アンヒョン)大鑑と下僕兵士は、化け物に驚かず、化け物の退治の仕方(焼殺or首をハネる)を知っていた。化け物の存在を知っているかのようだったと言う。
幼少期、母親を亡くし、世子廃位の声もあがる中、宮中入ることをイヤだと泣く世子を抱きしめ、安炫(アンヒョン)は、「宮中に味方は一人もいない。自分の身は自分で守るしかない。世子の戦いは不義との戦い。不義に勝ってこそ大義を立てられる」と言い聞かせた
※ 不義=私利私欲で政権を狙う考え
ヨンシンと言う男
ムヨンはヨンシンについて、名前は偽名であり、鳥銃の腕前が優れてることから、出自を問わない捉虎軍(チャッコ)にいたのだろうと言い、信用出来ないと言う。
ヨンシンは屋敷を抜け出し故郷の寿望村(スマン)を訪ねるが、村は廃墟になっていた。
3年前の雲浦沼戦で兵士として村人が駆り出されたからだ。
その戦いを率いたのは安炫(アンヒョン)大鑑。ヨンシンはアンヒョンを良く思っていない様子。
しかし村人の墓地には、祈りを捧げたあとがあった。
漢陽
チョ・ハクチュは牢獄にいる囚人に、疫病で死んだ人肉を与え、化け物化するのを確認すると、「疫病の北上を阻止せねば」と決断する。
王妃が着座する正殿に大臣、大監らを集めたチョ・ハクチュは、王座の空席を避けるため、”睡蓮の政”を発令すると言い、慶道の関門の閉鎖を決定する。
尚州を隔離するため中央軍を動かし、関門のすべてを閉鎖した。
一方、身よりのない妊婦を集め、寝食を世話してくれる長屋があった。
ムヨンの妻は、ムヨンに言われ、ここに世話になっている。
感想
チョ・ハクチュは、漢陽を守るため、疫病発生地区を完全封鎖することを決めたんですね。
コロナ渦の現在、けして間違った政策じゃないように思うケド、この場合、漢陽以外はどうなってもエエと言う自分たちが良ければOKの政策なので、受け入れられないよね
ヨンシンもツラい過去があるんですね~。
たぶん、3年前の戦争が関係してる様子。
ムヨンは安炫大鑑を信用していないようだけど、実際はどういう立場なのかな。
世子は師匠と呼んでいるし、子どもの頃のエピソードを見れば、ふたりの絆は固いように思うけれど・・・。
エピソード6(シーズン最終話)
相関図
まとめ
漢陽
王妃は、父の指示で関門を閉じたものの、慶尚道からの年貢は必要だと意見する。
しかし父チョ・ハクチュは、「権力は目の前の金を得ることではない。誰にも抗えない力こそ権力。指示するまで決して門を開けるな」と命令する。
● 王妃の秘密
身よりのない妊婦が暮らす屋敷で、ひとりの出産がはじまる。
ムヨンの妻や他の妊婦たちが心配そうに見守る中、産声があがり、皆、安堵と喜びに包まれるが、すぐに産声が聞こえなくなった。
不安になり様子を聞く妊婦たちに女官は、「女児が生まれた。母子とも元気だ」と言うだけで、赤子を見せようとはしなかった。
実は王妃は流産し、お腹の大きなフリをしているのだった。
安炫(アンヒョン)大監
”睡蓮の政”により関門を閉じられた。
尚州の行政を預かる牧使(モクサ)は、「世子が尚州にいるせいで関門が閉じられた。世子を引き渡してください」と安炫(アンヒョン)に求めるが、意外にもアンヒョンは、「渡しましょう」と同意する。
同じ頃、ムヨンは世子に、誰も信用できない。尚州を出ましょうと勧めていた。
そこへやって来たのは内禁衛(ネグミ)。
内禁衛将は安炫(アンヒョン)に、「協力に感謝する」と言うと、「王命により世子を連行する。大罪人を捕縛せよ!」と命令。
安炫(アンヒョン)が世子を売ったのかと思われた時、「大罪人とは誰のことだ?国と王室に忠誠を尽くすべき内禁衛が、チョ・ハクチュの犬に成り下がるとは。世子を弾圧し国の安泰を脅かした罪は万死に値する」と安炫(アンヒョン)。
兵に指示を下し、内禁衛を囲み一網打尽にしてしまう。
世子は自ら内禁衛将を斬ると、「チョは尚州を捨てた。慶尚全土の民を見捨てたのだ。関門の封鎖は私を捕らえるためだけではない」と牧使(モクサ)に言う。
化け物との戦い
慶尚道の各地に疫病は広がり、助けを求める人々が尚州城の門前に多数押し寄せていた。
世子は、早ければ今夜にも化け物が来る。避難民を城内に入れよと言うが、牧使(モクサ)は、「門を開ければ食糧難に陥り暴動が起きる。我らだけでも生き延びねば」と門を開けようとしない。
世子は民を見殺しにする牧使(モクサ)を罷免し、「民は我々が守る」と覚悟を決める。
人々に門が開けられた。
しかし城内は狭すぎ、これ以上の難民を受け入れられない。
世子は、夜に行動、火と水が弱点である化け物を、川と沼に囲まれている2ヶ所で待ち受け、撃退、尚州城を死守する策に出る。
日没
兵士、両班、平民関係なく、全員が武器を持ち、落とし穴、防柵、松明、筏を作成、化け物との戦いに備える中、2名の偵察隊を出した世子。
日没を迎えた。
緊張の中、夜通し化け物の襲来を待つが、化け物はやって来ない。
とうとう夜が明けた。
その時、偵察隊の馬だけが1頭を戻って来たが、手綱には引きちぎられた片腕が付いていた。
世子は、「まだ血が乾いていない。もうすぐやって来る」と皆を覚悟をさせるが、結局化け物の襲来はなかった。
氷の谷
薬草を探しに行くソビに同行するチョ・ボムパルは、気に入られようと一生懸命だ。
ソビはボムパルから、立ち入り禁止の先に”氷の谷”があると聞くとそこへ向かう。
氷の谷は真冬の寒さで、ソビはそこで”生死草”を見つけると、「この草が疫病の原因だ」と言う。
その時、化け物の唸り声が聞こえはじめるー。
日が暮れていないのに活動する化け物を見て、「太陽じゃなく気温だったんだ」とソビ。
領議政チョ・ハクチュの動き
関門を閉鎖したチョ・ハクチュは第1関門である聞慶峠(ムンギョン)に木箱に入れた王と共に着く。
状況を確認するチョ・ハクチュに兵士は、「尚州はまだ無事です」と報告。
夜が明けて
化け物は現れなかった。
今夜に備えるため、撤収をはじめる世子たち。
その時、地鳴りが響きだし・・・化け物の大群が尚州に押し寄せ始めるー。
感想
えぇぇぇぇぇここで終わる~?
化け物の大群が、来るか?来るか?と散々高めておいての放置プレイ~
ストレス溜まる~(笑)
シーズン2が既に解禁になっているから許せるものの、シーズン2待ちだったら、間違いなく怒ってるで!
時代劇とゾンビのコラボって、こんなに面白くなるとはね~。
で、恐ろしいことに、化け物は夜活動するんじゃなく、気温が低い時に活動する生態らしいことが判明。
冬を迎える尚州、漢陽は大変なことになりそうです
シーズン2に続くー。
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