#15 言葉ではなく Unsaid あらすじ
クレアを特別扱いしていると苦情申し立てにメレンデスはある決断をする。
ショーンは上気道閉塞、喉頭がない少年コーリーに何とか会話をさせたいと思う。
カーリーは、ショーンを信じると決めるが・・。
まとめ
ショーンとカーリー
ショーンはカーリーのために朝食を作る。
美味しいと喜ぶカーリーに、「愛情を示せばパートナーの不安が安らぐと読んだから」とショーン。
それはショーンの、リアとの友情を気にするカーリーへの気遣いだったが、カーリーは、「もう大丈夫」と言う。
苦情申し立てをされたメレンデスは・・・
メレンデスは、クレア、アレックス、モーガン、ショーンを前に、「謝っておきたいことがある。私がえこひいきをしてるとリム先生に苦情があったそうだ。私は誰もひいきしてない。もしそんな印象を与えたとしたら、私の落ち度だ。以後気をつける。我々はチームだ。互いを信頼しなければ。今後、何かあったら私に直接言ってくれ」と言うが、クレアはあからさまに不機嫌になる。
犬に襲われたフラン
左腕を噛まれ、動脈損傷、皮膚組織が欠損する大ケガを負ったフランは、緊急手術で切断された動脈をつなぎ、止血に成功したが、粉砕骨折の固定、神経の修復、皮膚組織の移植が必要で、もう一度オペをすることに。
「私は消防士なの。元に戻らないと困る」とフラン。
告げ口したのは・・・
「告げ口したのはモーガンよ、そんなことする同僚を信頼できない」と不満を顕わにするクレアにアレックスは、「苦情を申して立てたのは俺だ」と言う。
驚くクレアにアレックスは、「これはキミのためだ。特別扱いが知れ渡ったらキミのせいじゃなくても反発を買う」と言うが、「特別扱いなて受けてない」とクレア。
アレックスは、「責めたきゃ俺を責めろ。でなきゃもう仕事に戻ろう」と言う。
頑な
フランのオペで、アレックスを指導するメレンデス。
クレアが手を出そうとすると、「パクに続けてやってもらう」とメレンデス。
結局、クレアは何もさせてもらえなかった。
メレンデスの行動に納得できないクレアは、「私を活躍させないように必死だわ」とアレックスに言うが、アレックスは取り合わない。
その上メレンデスは、「もうランニングを一緒にしない」とまで言い出す。
頑ななメレンデスの態度にクレアは、「今の私にはあなたの友情が支えです。これだから女が指導者を見つけるのに苦労するハメになる。男同士なら問題にならないのに。女が男の指導者と関係を築こうとしたら、いつだってバカみたいに噂になる」と不満をぶつけるが、「わかるがもうウワサになってしまったんだ」と頑なな態度を変えないメレンデス。
ぎくしゃくする関係
フランのオペは無事に終わったが、フランは腕の感覚がなく、動かすこともできなかった。
アレックスは、人工神経チューブを作って切れた神経の両端を繋ぎ合わせてはどうかとアイディアを出すが、「それはあまりにも実験的な方法だわ。ドナーの組織を使った方がいい」とクレア。
両方のアイディアには一長一短があったが、メレンデスは、アレックスのアイディアを選ぶ。
「本気でアレックスの案が良いと思ったんですか?えこひいきだと思われたくないだけでは?」
納得できないクレアの言葉に、「私だってこんな状況はイヤだが、キミは大げさに反応してないか?感情的を押さえないと、オペを見学してもらうことになる」とメレンデス。
フランのオペは成功した。
ショーンとリア
グラスマンのクリニックでバイトを始めたリアは、カフェで食事するショーンを見つけ、「私のお薬見つけた!」と言ってショーンの前に座り、ショーンの皿から料理をつまみ食いしながら、グラスマンへの愚痴を言う。
モーガンの意見
その様子を見ていたモーガンは、「ショーンの皿から料理をつまんで食べるって行為は、ショーンは私のモノだって主張する行為」とリアを批判する
翌日も、カフェにいるショーンを見つけてやってきたリアは、お皿の料理をつまみ食いしながら世間話を始めるー。
ショーンは、「モーガンが、リアのその行為は、”ボクが自分のもの”とカーリーに態度で示してる。縄張りを示してるって」と言うショーンにリアは、「あり得ない。友情だけだよ」と言う。
リアとカーリー
たまたまエレベーターで居合わせたふたり。
「私とショーンが友だちだったらイヤ?気にしてないって聞いたけど、そうなの?」とストレートに聞くリアにカーリーは、「そうよ。これがショーンじゃなかったら不安だと思う。だけどカレは正直よ。カレがあなたに興味がないと言うのを信じる」と返した。
10才の少年コーリー
気道上部が未発達のまま生まれたコーリーは、上気道が閉塞、喉頭がないため、気管切開+チューブで呼吸し、コミュニケーションは手話を使って来た。
リムは、気管切開では感染リスクが高いため、気管をつなぎ直すオペを勧めるが、実験的なオペであることを理由に両親は反対する。
しかし、コーリーが首のチューブを外せて普通に呼吸できるようになりたいと希望したため、オペすることに。
追い詰められて行くモーガン
コーリーのオペが始まった。
手技を任されたモーガンだったが、手が思うように動かない。
「昨日、手を傷めてしまって・・」と言い訳するモーガンに、「外科医にとって手は大事なものよ、以後気をつけて」とリム。
コミュニケーションの必要性
上気道の修復で、呼吸は問題なくできるようになったコーリーは、笑顔を見せるが、喉頭がないコーリーは話すことはできない。
ショーンはカーリーと一緒に食事をしていても、コーリーのことが頭から離れず、食事も途中で切り上げ、文献を捜すと自室に引き上げてしまう。
ひらめき
ショーンが考えついた治療は、声帯を肋軟骨で作り、肋骨の一部から喉頭のフレームを作る方法だった。
「あなたは同じようにコミュニケーションに障害があるコーリーに肩入れしているだけよ」とモーガンは反対するが、リムはトライしてみる価値はあると言う。
しかしリムから説明を受けたコーリーの両親は、「リスクが高い。会話は手話でできる。もう手術は受けさせたくない」と反対する。
ショーンはコーリーの両親に、「あなたたちは間違ってる。コーリーは、友だちを作るのに一生苦労することになる」と言うが、リムはショーンを止めた。
コーリーの気持ちとオペ
コーリーは退院の日を迎える。
退院なのに、何となくうれしそうじゃないコーリーを見てモーガンは、「気持ちを言ってみて」と促すと、コーリーは手話で、「マーフィ先生の言うとおりだった。学校で友だちが出来なくて苦労してる。無視されたりからかわれたりするのはもうイヤだ」と両親に訴える。
両親はコーリーの本当の気持ちを聞き、オペをする決意をする。
オペは成功し、コーリーは声を出すことが出来た。
喜ぶ両親。
コーリーは、「マーフィ先生、オペを勧めてくれてありがとう」と手話でショーンに伝えた。
モーガン
モーガンの指は動かなくなりつつあった。
焦るモーガンはひとり練習する。
リムは更衣室にいるモーガンを見つけ、「私にはあなたが分からない。指導医の苦情を申し立てたかと思ったら、喉頭形成術のアイデアを褒め、同僚のサポートに回る」と言う。
「メレンデス先生がブラウンを特別扱いすると、チームの輪が乱れると思ったんです」と言うモーガンに、リムは、「でも先手を打ったんじゃない?上司への苦情申し立てをすれば解雇は免れる。だから理解に苦しんでるのよ。どうして仕事を失うと思ってるの?でも、私は必要だと思ったら解雇する」とハッキリ言う。
メレンデスとクレア
ひとりパブで飲むメレンデスの隣に座り、「こんな風に避けるなんてあなたらしくない。バカげてる。あなたは上手にできるハズ」とクレア。
メレンデスは、上司として一線を画しているんだと言う。
「あなたのせいでパクと言い合いになりました。そんな指導医を望んでない」と言うクレアを残し、メレンデスは席を立つ。
しかしメレンデスは、考え直し、戻って来て一緒に食事を食べる
気づく
コーリーのオペが成功したことをショーンとカーリーはふたりで祝いデートする。
そのカラオケパブにはリアも男友だちと遊びに来ていた。
お互いに気づいた4人はテーブルを囲むが、全く話しは盛り上がらない。
その後4人はカラオケで「Super Bass」を歌う。
ショーンもはしゃぐが、カーリーはショーンとリアがふたりだけの世界で楽しむのを目の当たりにしてしまう。
カーリーの決断
いつもの場所でショーンを待っていたカーリーは、「もう一緒に居られない。あなたの彼女を辞める」と言う。
思いもしなかったカーリーの言葉に、「何か悪いことをした?」と聞くショーン。
その言葉に涙を見せながらもカーリーは、「昨夜、リアとカラオケを歌うあなたを見て、ハッキリわかったの。ショーンが愛してるのはリアよ、私じゃない」と。
「まさか・・。違う。思い違いだよ」とショーン。
それはショーンも気づいてなかった気持ちだった。
「私は確かに見たの。言葉は関係ない。あなたはリアを愛してる。彼女もきっとそうだよ。気持ちを伝えるべき」と。
ショーンは呆然と立ち尽くすー。
感想
あ~ん・・・良い関係を気づいていたショーンとカーリーだったのに、リアとショーンが楽しそうに歌うカラオケを見せられたら、「あなたの彼女を辞める」ってなるよね、わかるわ。
今更だけど、ショーンはカーリーが好きだと思う。
カーリーとだから、セックスできるところまで関係が進んだんだと思うし。
だけど同時にリアのことも好きだと思う。またカーリーとは違う意味で。
どうなるんだろうな・・。ショーンとリアは上手くいかないような気がするんだけどな。
パクは結局、いいひとなのかな?
クレアとモーガンが揉めないように、自分が悪者になったと言うことのようだけど。
モーガンの関節リウマチはかなり病状が進んでるみたい。
外科医を目指してるモーガンとしてはツライ決断をしなきゃならない時が来そうな気がします。
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