WOWOWで「グッド・ドクター」のシーズン3が始まりました。
アメリカで昨年秋に放送されていた分です。
元々は韓国のドラマですが、山崎賢人が演じて日本でも人気のあったドラマのアメリカ版です
これまでの「グッド・ドクター」
外科部長ハンは、ショーンの外科医としての資質を問題にし、理事会で議題に挙げる。
グラスマンとアンドリュースは、ショーンの解雇は誤りだと言うが、採決を!と強引に勧めるハンに院長のアンドリュースは、ハンを解雇するが、アンドリュースも解雇されてしまう。
ショーンは病理医カーリーと出会い、彼女にデートを申し込み、OKされる。
主な登場人物
キャスト名 | 説明 |
---|---|
ショーン・マーフィー | サヴァン症候群で自閉症 外科医を目指す3年目のレジデント |
アーロン・グラスマン | 少年だった頃からショーンを支え続けてきた。 しかし脳腫瘍を患い、オペ、ケモを受け、シーズン2より院長に復帰。 恋人デビーとは良い関係 |
ニール・メレンデス | 外科医 |
クレア・ブラウン | ショーンと同期 |
マーカス・アンドリュース | 元院長で外科部長 しかし、職を追われた |
オードリー・リム | 新外科部長となる メレンデスと同期で現在交際中 |
モーガン・レズニック | 研修医 |
アレックス・パク | 研修医 |
カーリー | 病理医長 ショーンの告白を受け、付き合うことに |
リア | ショーンのルームメイト |
#1 悲惨なデート disaster あらすじ
カーリーと初デートをしたショーンは、仲間からデートのことを聞かれ、「悲惨だった」と言う。その理由は・・・。
新外科部長となったリムは、研修医3年目から手術の執刀を許可する。
執刀したいアレックスとモーガンは、高齢の腎臓ガン手術を巡って攻防戦をはじめるが。
ERには挙式直後の花嫁スザンヌが運び込まれるー。
まとめ
新外科部長リム
リムは、レジデント3年目から執刀できるようルールを変更。
看護師ペトリンガの希望どおり看護師の残業も認める。
しかしペトリンガからは、本当の問題は人員不足。解消して欲しいと要求され、ムリだと断ると、失礼な態度を取られてしまう。
メレンデスとの関係
理事会は職場恋愛に否定的だった。
リムはメレンデスに破局したことにしようと提案。
ふたりは人事に、「破局した」と伝えるが、「秘密の関係に戻っただけでは?」と指摘される。
部長の仕事
初日から行き詰まったリムは、元院長で外科部長アンドリュースの自宅を訪ね、アドバイスをもらう。
アンドリュースは、「”妥協案を受け入れさせ、恩を着せる”のが外科部長に仕事だ」と言う。
リムは看護師ペトリンガに、「時間と人手が雑務に奪われていることが問題。ICUベッドと患者リフトを購入する」と提案する。
リムはペトリンガから感謝の言葉を引き出すことに成功した。
オファー
「あなたは間違っていないのに解雇された。戻って来て」
リムはアンドリュースに復職をオファーする。
アンドリュースは、指導医として戻ることに。
花嫁スザンヌ
挙式中、出血した花婿がERへ運び込まれる。
子宮筋腫による出血と思われ、緊急手術となるが、ショーンは術中にガンを見つけてしまう。
それは多臓器に渡るガンだった。
メレンデスは、手術は不可能の判断し、閉腹した。
告知
外科的にする処置はないと判断したメレンデスは、患者への告知も研修医の勉強と、その役目をショーンに任せるが、ショーンは中々告知しようとしない。
クレアは、「早く告知しなきゃ」と促すが、スザンヌの症例を検討しながら、「まだ確信が持てない」とショーン。
それを見たクレアは、カーリーとの初デートの失敗を引きずっているのだと気づく。
シビレを切らしたメレンデスはショーンを呼び出し、メレンデスが見守る中、告知をさせるが、ショーンは「悪性の腫瘍で、あらゆる臓器に転移している。でも手術に望みがあります」と言ってしまう。
選択肢
手術など不可能だと言うメレンデスに、「肝、両腎、膵、腸管、胃のすべてを取り出し、ガンを切除し、元の場所に戻す」とショーン。
それを聞いたメレンデスは、「体外手術か?見込みがあると思うのか?」と問うが、「あまり見込みはない。でもやらなきゃ彼女は死ぬ」と答えた。
改めてショーンとメレンデスは、スザンヌとアレックスに3つの選択肢を提示する。
・オペは難易度が高い上、リスクも非常に高い。死ぬ可能性もある
・抗ガン剤、放射線治療
・ホスピスで穏やかに。約1年は生きられるだろう
それを聞いたスザンヌは、「少し考えさせて欲しい」と言う。
決断
中々決断しないスザンヌにクレアはゆっくり考えて良いと言うが、ショーンは、「何を迷っているのですか?奥さんと別れて新しい相手を捜すことで意見が分かれているのですか?」とスバッと突く。
スザンヌは、「アレックス、あなたの年齢で病人の世話は酷だわ。苦労するだけ。私はこの状況を受け入れた。でもあなたは選べるの」と言う。「今朝、神に誓った。”病める時も健やかなる時も生涯キミと”と。キミを支えるよ」とアレックス。
スザンヌは手術を決意する。
これから
目覚めたスザンヌにクレアは、「大手術だったけど、ガンはすべて取り除けました」と伝える。
安堵の表情を浮かべるふたり。
アレックスはスザンヌのお腹に作られた”ストーマ”に気づく。
「いつまでつけてるの?」と聞くスザンヌにクレアは、【オストメイト】として生きていくのだと現実を伝えた。
【オストメイト】ストーマを持っているひとのこと
モーガンとアレックスと患者ハーヴィ
執刀医を巡る攻防
腎結石を疑われ入院してきたハーヴィ。
担当のモーガンとアレックスはハーヴィに病状や検査について説明するが、同じことばかり話す様子で認知症だと知る。
テンションの下がったふたりは、主治医を押し付け合うが、ハーヴィのCT画像から、(レジデント向きの外科症例)だと分かり、今度がどちらが執刀するかで駆け引きをはじめる。
ふたりは改めてハーヴィーと妻ルビーに、腎ガンであり手術と治療が必要と説明する。
ハーヴィは、「ガン?子どもたちに連絡しないと。ボクは死ねないんだ。キミを残して」と妻ルビーの手を握り、治療に前向きな様子を見せる。
アレックス
しかし確定診断が出たことを伝えに行くと、「ガン?子どもたちに連絡しないと。ボクは死ねないんだ。キミを残して」と妻ルビーの手を握り、全く同じ反応を見せるハーヴィ。
それを見たアレックスはモーガンに相談なしに妻ルビーを呼び出し、「手術をしなければ2~5年。痛みを最小限に抑えることができます。治療には苦痛を伴う。病状を理解できないカレに治療することは酷だし、あなたにも負担になります」と提案する。
しかしルビーは、「夫は体力がある。なのに見殺しにしろと言うの?なんて医者なの」と怒ってしまう。
アレックスは、「ハーヴィにオペを勧めるのは間違いだ」と主張する。
「治療できる70才の患者よ。カレには生きる価値があるわ。ハーヴィは認知症だけど、ユーモアもあるし、ルビーを愛してる。カレを愛する家族もいて幸せだわ」とモーガン。
しかしアレックスは、「その通りだ。残りの人生を幸せに過ごさせてやるべきだ」と言うのだった。
モーガンの説得
「治療が戦いだってことは知ってる。姉がガンだった」とルビー。
モーガンは、「吐いて、脱毛して、苦しくてもハーヴィはそれを理解できない。ガンだと知るたびにショックを受けるんです。誰でもいつか命は終わります」と。
「45年、私は夫にウソをついたことがない。ハーヴィは変わっていないし、私があの人を思う気持ちも変わらない」そう言って涙を流すルビーにモーガンは寄り添った。
生検した傷口の痛みを訴え、「私は死ぬのか?」と怯えるハーヴィ。
「問題なかったんだって。家に帰りましょう」とルビーが言うと、ハーヴィはうれしそうな笑顔を見せる。
ルビーは、治療しない道を選択した。
グラスマン
理事のアオキはグラスマンの家を訪ね、院長に復帰しないか?と打診する。
グラスマンは、デビーと良い関係を続けており、「考えてみるよ」と言う。
「スティーヴンス・クリーク診療所」で働くグラスマンをショーンも訪ね、町医者でなく脳外科医として戻るべきだと言う。
アオキも患者を装ってクリニックに出向き、病院に無料クリニックを開設する条件で、病院長として戻って来て欲しいとオファー。
グラスマンは受ける。
デート
同僚たちはショーンの初デートに興味津々で感想を聞くが、ショーンは、「悲惨だった」と言うー。
カーリーをディナーデートに誘ったショーンは、”How to 本”を読み、ジョークやマナーを勉強してデートの日を迎えるが・・・。
ピクルス抜きのオーダーが通らない、カーリーが自分の悩み事を話しているタイミングでジョークを言ってしまう、紳士として振る舞おうとして他の客に迷惑をかけてしまう・・・と何ひとつ思い通りにいかなかったとショーン。
話しを聞いた同僚は、色々あっても、何とか問題なく終わったデートに、「別に悲惨じゃない」と言うが、ショーンは、「デートは疲れる時間だった。何ひとつ思いどおりじゃなくて、予想外の事ばかり。とても大変で居心地が悪く、イヤだった。彼女に楽しんでもらおうとしたけど、彼女がどう思ったかわからない。ボクは楽しくなかった。全部とても悲惨だった」と言うのだったー。
ハーヴィとルビー夫婦を見ながらクレアは、「デートするのは大変だし、人間関係は制御不能。でも諦めなければ、ツラい時に支えてくれて、どんな時も愛してくれる。何があろうと一緒にいてくれる」と言うが、「割に合わない」とショーン。
その後ショーンは病理室を覗くが、声をかけることなく帰って行く。
感想
シーズン3は20話です。
1ヶ月4話として、5ヶ月続くんですね~。
コロナ感染で、「Stay Home」の状況ですから、こうして楽しめるドラマがあってウレシイ。
そして、このドラマが20話の時は、日常に戻っているといいな
主人公ショーンに共感できないドラマです
今回の初デートも、ここまでのショーンの行動を見てきた私からすると想定内だけど、カーリーはやっぱり驚き、引いたところもあったろうし、このまま付き合っていくなら、”覚悟”が必要だとも思ったでしょう。
本来、相手の表情や態度、会話から相手の気持ちを慮るけど、ショーンにはそれができない。
今、カーリーが自分をどう思っているのかさえ、まったくわからないんですよね
自閉症のショーンが、相手の気持ちを考えようとする
それはショーンが成長してきた証なんだけど。
【熟年夫婦の愛】と【新婚夫婦の愛】の対比でしたね。
夫婦・・・私、結婚29年目です(笑)
それでも良くわかんないですね~、夫婦って。
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