●ウベたちは先住民たちと交流することに、そして驚く事実が・・・
●ウェセックスを襲撃しているアイヴァーは、突拍子もない戦術を実行、それに立ち向かうフレッド王
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#19 神は与えん The Lord Giveth…. あらすじ
ウベたとは先住民と交流を深める。
カテガットでは、イングリッドとエイリークの駆け引きが激しくなるが。
アイヴァーは頭脳戦でアルフレッド王率いるウェセックス軍と戦うことに
まとめ
ウベたち
先住民
先住民に囲まれ絶体絶命か・・・と思われた時、ひとりの青年がウベたちの前で弓矢を折って見せる。
それが、【戦う気はない】とサインだと気づいたトービは仲間に武器を下ろすよう言い、前に進み出る。
「(先住民の言葉)ペミニュイ」と自分の名前を告げた青年。トービも名前を告げる。
ペミニュイは【戦いたくない。和平を望んでいる。首長に会って欲しい】と言う内容を身振り手振りで示すと、それを理解したトービはウベたちに説明、先住民の首長に会うことに。
丁重な態度で首長の屋敷へと通されたウベたち。
女性首長ペキタウレは、ウベたちがこの土地で生活できるよう手を貸す。友人として敬意を払うと言う。
居住地に戻ったウベたち。
先住民との時間は終始笑顔に溢れていた。
ウベは、「生きるには彼らの協力が必要だ」と言い、他のメンバーも、「お礼の私たちの居住地に招待しよう」と言う。
しかしオテールだけは、「首長が我々の言葉を話していた。ナゼ話せる?」と気に掛ける。
交流
ウベたちは先住民を招待する。
和やかな雰囲気で文化交流が行われた。
以前贈り物としてもらった石を見せ、「これは”金”だろ?」と尋ねるナード(ウベの仲間)。
頷く先住民に、「どこにある?」とナードが強い興味を見せたため、先住民は警戒した様子を見せる。
奇人
「なぜオレたちの言葉を使える?」とウベはペキタウレ首長に問う。
するとペキタウレとペミニュイは、「奇人」と言うワードを話した。
どうやら「奇人」と呼ばれている人物が教えたらしい。
先住民たちの案内で奇人の住む場所までカヌーで移動すると、そこには木に見事な彫り物が施してあり、ラグナルの顔をモチーフにしたものまであった。
「俺たちの物語だ」と驚くウベ。
先住民から、「クレジーマン!」と呼びかけられた者は、ツリーハウスから姿を現す・・フロキだった。
カテガット
イングリットの独裁
エイリークが目が見えないことを良いことに、勝手に統治を進めるイングリッド。
エイリークが教えろと迫ると、「キリスト教に改宗したデンマーク王に信頼できる者を送った」と言う。
驚くエイリークにイングリッドは、「もちろん王を殺させる。慣習を守る義務がある」と言い切る。
エイリークの策略
(イングリッド王妃を殺せば自由を与える)とエイリークから言われた奴隷のオリーグは、戸惑い、怯える。
様子のおかしいオリーグを気遣う奴隷のニッサ。
ニッサがオリーグからエイリークの策略を聞くと、「私も自由になりたい。そのためなら何でもする。私がエイリークと寝ている間に、あなたが王妃を殺して」と協力を申し出る。
夜、エイリークが不在を確認したオリーグは短剣を持ち、王妃に近づくが・・・「なぜ私を殺したいの?誰の指示?罰は与えない。誰の指示か知りたいだけ」とイングリッドにズバッと言われてしまう。
震え上がるオリーグにイングリッドは、「エイリークね?」と確認すると、頷くオリーグ。
しかし罰を与えないと言うのはウソで、オリーグは捕らわれてしまう。
一方、ニッサはいつものようにエイリークと納屋で関係を持つ。
実はニッサはエイリークに奴隷売買された女だった。
ニッサはエイリークが目が見えないことをフルに利用し、鍬で腹を刺し、殺した。
絞首刑にされるオリーグを見つめるイングリッドの横には、奴隷のニッサの姿があった。
イングランド ウェセックス
アルフレッド王の覚悟
宮殿(城)を捨て、チチェスターの要塞に向かっているウェセックス軍。
アルフレッド王は、アイヴァーたちヴァイキングは宮殿(城)へ進軍していると考えていたが、丘を偵察するよう兵士を出す。
アルフレッド王は、宮殿を捨てたことをいまだに納得できないと責め続けるエルスウィズ王妃に、「宮殿に残り皆で死ぬこともできたが私は試練を選んだ。いつ何処で戦うかは我々が決める。勝つのは我々だ。そう信じているからここにいる」と言い、戦うことへの恐怖を感じている兵士を見つけると、「神を信じ何も恐れるな」と声をかける。
アイヴァーの頭脳作戦
「分かったぞ。これで勝てる。歩けなくしてやる」と呟いたアイヴァー。
アイヴァーは、戦って500人の兵士を殺しても、また500人の兵士が増えるだけだが、500人の兵士の足をケガさせれば、千人の兵士がやってくる(戦う兵士と救助する兵士)。
つまりその場に3倍の兵士(ケガした兵士、救助する兵士、戦う兵士の3千人)が集まると言う。
「王が負傷兵を助けると思うか?」と問うヴィトゼルクにアイヴァーは、「彼らはキリスト教徒だ。兵士を大切にする」と言い切る。
思わぬ罠
霧が立ちこめる木立をチチェスターへと移動するウェセックス軍。
突然アルフレッド王は、霧の向こうにヴァイキングの姿を見つける。
アルフレッド王は、第1隊、第2隊、第3隊の前列3列隊に前進を命令する。
しかし前進した兵士たちは、ヴァイキングが仕掛けていた罠に足を挟まれ、次々に悲鳴をあげて倒れ出す。
ウェセックス兵士らは、森に悪魔が潜んでいて歩き回っている。キノコ取りに出たものが二度と戻らないと言うウワサをしていましたが、ヴァイキングが木立の中にワナを仕掛けていたのかも。
丘を偵察するよう隊を出したアルフレッド王でしたが、彼らもヴァイキングに殺され、すべてを奪われました。
仕方なくアルフレッド王は、「救助しろ!」と命令。
兵士がワナにかかった兵士の救助をはじめた瞬間、隠れていたヴァイキング戦士が叫びながら襲撃してきた。
側近アルドルフは、「命令を!」と迫るが、突然の奇襲に命令を出せないアルフレッド王。
しかしアルフレッド王は自ら剣を抜き、「兵士よ、私に続け!」と叫ぶと、ウェセックス兵士は剣を抜き、ヴァイキングたちに立ち向かう。
しかしアイヴァーは木立の中の至るところにワナを仕掛けていた。
次々とそのワナにかかるウェセックス兵士。
それだけでなくアイヴァーは木の上に弓矢隊を配置、上空から弓矢で攻撃、油を撒き、火矢で焼き殺しはじめる。
アルフレッド王も馬から振り落とされた。
追い詰められたアルフレッドは、「姿を現せ臆病者!アイヴァー!」と叫ぶと、アイヴァーを引きずり出そうとする。
しかしアイヴァーには、「王妃を連れ去る」と言う作戦があった。
ハーラル王もヴィトゼルクも守備が堅く不可能だと言うがアイヴァーは、「歩いて近寄り奪うだけ」と。
ウェセックス兵士になりすましたヴァイキング(偵察隊を殺し鎧をゲット)が守備兵士を殺すと馬車から王妃を引きずり出す。
アルフレッド王はそれに気づき阻止。
王妃も懸命に戦い、馬車へと戻り捕虜にされることは免れたが、アルフレッド王はヴァイキングに刺されてしまう。
倒れたアルフレッド王・・・もうダメかと思われた時、アルフレッドはイエス・キリストを見る。
側近アルドルフは、「退却だ!川まで引け!」と命令する。
どんどん霧が濃くなり、視界が悪くなった状況にアイヴァーも角笛で退却を指示せざるを得なかった。
判断
側近アルドルフは、軍を後退させるべきだ。最悪の事態になりかねないと助言するが、「退却などしない。イエスがここにおられるのをこの目で見た。イエスのお側を離れない」アルフレッド王。
さらば、ハーラル王
木立の中をひとり歩くハーラル王を見つけた側近アルドルフ。
ハーラル王は、濃い霧のため方向を失ったようで、戻れなくなっていたのだ。
側近アルドルフはハーラルを刺す。崩れ落ちながら、「ヴァルハラへ・・」と言うハーラルに、「ヴァルハラ?そんな場所はないひとりで死に忘れ去られる」とアルドルフ。
ハーラルは弟ハルフダンの幻想を見ながら、自分にトドメを刺そうとするアルドルフを刺し殺し、ハルフダンと歌を歌いながらヴァルハラへと旅立った。
感想
フロキだ
やっぱりフロキは生きてたんですね~。
史実では、【大陸には何回かヴァイキングの植民が試みられたがすべて失敗した】とされてるようなので、先住民との交流はファンタジーで、しかも彼らが関係を深めるきっかけを作った人物が奇人の”フロキ”とは、ドラマ的演出と言うことでしょう。
木に彫られたモチーフは、ラグナルとフロキの物語のようです。
世界一の船大工らしいですね。
そしてハーラル王も、ハーラル王らしい最期だったかも。
濃霧で森の中を迷子になるなんてハーラルらしい。
そして最期は愛する弟ハルフダンと大好きな歌を歌って亡くなったのもハーラルらしいと思います。
イングリッドの好き勝手に統治されているカテガット。
ハーラル王もなくなり、失明させられたエイリークも殺され、どうなるのかな?カテガット。
ラグナルとラゲルサのいたカテガットがただ、ただ懐かしい私です。
そして次が最終話。ほんとうにほんとうにファイナルです。
ん~・・・淋しい
けど、見たい(笑)
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