ビッグスリーの幼少期のストーリーと（今回は8才）、それぞれの現在のストーリーの計4つが交互に出てくるので、少しだけ頭を使います(笑）
#4 プール あらすじ
ニューヨークへ来たケヴィンは舞台のオーディションで大失敗。ところが、テレビでは有名人だという理由で合格し、相手役の女優オリヴィアを怒らせる。
ケイトはトビーの元妻がスリムな美人だと知り不安になり、彼女のことを調べてしまう。
ランダルの家で住むことになった実父ウィリアムは、近所を散歩しに行き、不審者扱いされてしまう。
ビッグスリーの幼少期。
ジャックとレベッカは子どもたちと混雑したプールに行く。
新しいビキニを着てご満悦のケイトだが、友だちから「一緒にいると恥ずかしい」というメモを渡されて落ち込む。
レベッカはランダルが黒人の家族がいるエリアで遊んでいるのを見つけて連れ戻そうとするが・・・。
ケヴィンは、父と母がケイトが食べ過ぎないように、ランダルを平等に扱うことばかり気にしてボクのことは気にもかけていないと怒る。
Photo 引用 all by: Ron Batzdorff/NBC
感想 ＆ まとめ
過去のエピソード ビッグスリー8才
両親と共に混雑したプールへ遊びに来たビッグスリー。
父ジャックから可愛いと褒められご満悦のケイト。しかしその姿はビキニの肥満体。
友だちから渡された残酷な手紙で、現実を思い知らされます。
私の時代も、私が子育て中も、こういう残酷な現実と向き合うことがありました。
心ない子どもの本音ほど残酷なものはないなぁと思います。
ケヴィンが「パパとママはケイトが食べ過ぎないように、ランダルとボクたちを平等にすることばかりに一生懸命でボクのことなんてどうでもいいんだ！」ってスネるシーンは、親の立場として考えさせられました。
家でも学校でも、手のかからない子どもは、放置されてしまいがちになります。
ジャックパパが、ケヴィンに謝りながら「パパはケヴィンよりずっと大人だけど、でもパパも子育ては初めてだ。がんばってるんだよ」って伝えます。ジャックらしい素敵な言葉でした。
ほんとうの意味で、日本人の私には人種差別のリアリティがわかりません。このドラマでそれを知ることがあります。
この時代はプールも白人、黒人と分かれていたようです。
分け隔てなく心から愛していても、ランダルは自分が「黒人である」ことを自覚しはじめ、違和感を感じ始めたようです
過去エピソードの最後のショットは本当に素敵ですね
現在のエピソード ケヴィン編
NYに拠点を移したケヴィン。
早速、舞台のオーディションを受けたけれど、緊張からかまともな演技ができず。
オリヴィアに、舞台とドラマは違う。舞台をしたいなら基礎を学ぶべきだとダメ出しされたけれど、甘ちゃんケヴィンはピン！ときていない感じ。「シッターマン」と言われたくないクセに、そのドラマの人気で今回も舞台オーディションに合格した事実と彼はまだ向き合えていないですね。
それこそ36才なのに、幼いんだよね～。
現在のケイト エピソード
トビーと良い関係が続いているケイトだけど、トビーがスタイルの良いキレイな女性と親しげにしているのを見て嫉妬と自己嫌悪に走りました
わかるけど～、それをトビーに責めてもねぇ。
このドラマだとトビーは大人に見えますね(笑）
トビーは元妻との離婚理由がキツかったこと、ツラかったことを話し、問題を抱えているのはケイト、キミだけじゃないんだよって。
優しいんだなぁ～トビー。トビーによってケイトが大人になっていくことを期待したいわ！
現在のランダル エピソード
ピアソン家でも、黒人としても成功しているランダル。
子どもの教育についても、妻ベスと話し合い、ベストな条件である今の家を買ったようです。
で、学芸会で娘のテスが「白雪姫」でヒロインの白雪姫を演じるんですけどね・・・
「Snow White」ですもんね、セリフにも「こんなに色の白い美しい女性を見たことがない」と王子さまが言うセリフもあって、観客席からは笑いが聞こえます。
自分の選択は間違っていないと思っていながら、揺れる気持ちを実父ウィリアムは優しく支えます
「私は何もかも間違っていたが、お前は正しいことをしている」と。
ランダルもまた、白人夫婦の子どもとして育ってきた葛藤を抱えて今日まで生きてきたようです。
高級店で買いものができる身分のランダルでも、店に入れば店員が自分を注意深く見ているし、カードで買物しようとしても、IDカード提示を求められる。
白人にはそんな対応はしないのに。それにイチイチ腹を立てては生活できない。受け流しているんだと。
人種差別の闇を見た気がします。
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