プライベート・プラクティス 5 全22話

プライベート・プラクティス
プライベート・プラクティス

WOWOWで放送中だった「プライベート・プラクティス(以下、PP)」のシーズン5も、6/12で最終話で終わりました。

20130613_328317今シーズンは、過去のシーズンと違って、チャラチャラしていない深みのあるStoryが多かったです。
「グレイズ・アナトミー」のスピンオフとして始まった「PP」。
当初はオトナの恋愛・性事情を中心に恋愛とは?結婚とは?を描くちょっとエッチなドラマでしたが、すっかりスピンオフの域を超えたドラマになりました。

「S4」のおさらい。
医師免許をはく奪され、クリニックの運営さえも危ぶまれる状況にしてしまったヴァイオレット。いたたまれなくなったヴァイオレットはピートが止めるのも聞かずに出版した本のパーティーのためにNYへ行くことを決め空港へ向かったが、ヴァイオレットが出かけたあと、ピートは胸の痛みを感じ倒れてしまうところまで。

「5」はここからスタートでした。
まずは、ピートとヴァイオレット夫妻のはなしを中心にレビュー。
ピートは心筋梗塞で緊急手術し、一命をとりとめました。しかし、死に直面したことをきっかけに、ヴァイオレットとの関係について、どうしても納得できない部分が大きくなり、ぎくしゃくしだしたふたり。別居することになります。
別居中なのだからと、ピートはババーで若い女性をひっかけたり、遊んだり。それを知ったヴァイオレットは傷つきながらも、ヴァイオレットに想いを寄せる29歳の救命士と付き合います。結局、お互いまだやり直したい気持ちがあることを確認し、修復に向けてカウンセリングを受けたり、喧嘩したり、また仲直りしたりを繰り返し続けた「5」でした。
最終話は、互いの気持ちを確かめ合い、再び夫婦として歩み始めるところで終了・・・・。

「4」あたりから、いい関係のサムとアディソン。結婚したい、子どもを生みたいとアディソンは強く望みますが、その部分だけは折れることができないとサム。別れようかと悩みながらも愛し合っているため別れられません。結局、アディソンは、精子バンクを使い妊娠する道を選択。サムも一応応援すると言う形を取ります。しかし、不妊治療は苦しいばかりで上手くいかず、体外受精にも失敗し、アディソンは深く傷つきます。それを慰め、励ますのはやはりサム。アディソンを愛しているのです。
どうしても赤ちゃんを持つ夢を諦め切れないアディソンは、
アディソンは、自分で妊娠をする道を諦め、次は養子をもうらことや、代理母まで選択肢を増やしチャレンジし続けますが、ずっとダメ。そしてとうとうサムとも別れることに。
アディソンの不妊治療の主治医で、「5」からアディソンたちに診療所で働くことになったジェイクは、アディソンに惹かれながらも、友だちとして支えます。いつしかアディソンもジェイクを意識するように・・・。そんな時、アディソンが主治医となり出産させた女性が、子どもの養子先をアディソンに!と連絡し、思いもかけないことでママになれたアディソン。ヘンリーと名付けた息子を持つことに。
仕事で忙しいアディソンを不本意ながらも助けることになるサム。迷いながらも、次第にサムはヘンリーの父親になることを決意しはじめます。最終話、アディソンに求愛しますが、アディソンはジェイクとの関係を始めているのでした・・・・さて、この先は?「6」へ続く。

アディソンの不妊治療のStoryもヘヴィでしたが、これ以上にシビアでヘヴィなStoryが。

まずは、クーパーとシャーロット夫妻。突然、クーパーに息子がいることが判明します。子ども好きのクーパーは大喜び。フクザツなシャーロット。でも、シャーロットはたまに遊びに来る息子のメイソンに愛情を抱き始め、受け入れることに。良い関係ができはじめた矢先、メイソンの母:エリアが神経膠肉腫であり、肝臓・脳などに転移しており余命数ヶ月とわかります。エリカを助けようとするクーパーたち。しかし、エリカは亡くなってしまいます。残されたメイソンを引き取るふたり。母を亡くしたメイソンにどう接すれば良いのか迷いながらもクーパーとシャーロットは成長していきます。
すてきなエピソードでした。
子どもっぽい夫婦だったふたりがこのStoryでほんとうの夫婦になった気がします。

そして、アメリア。
不治の病だった親友の死に関わることで、精神の均衡を保てなくなったアメリアは、スタッフの心配をよそに、アルコール漬けの日々。そして、知り合ったライアンと恋愛関係になりますが、ふたりでドラッグに溺れまくる日々。そして、とうとうドラッグの過剰摂取で愛するライアンが死んでしまいます。
更正施設に入り、シーズン半ばで復帰してきたアメリア。今からやり直そうとした時、妊娠がわかります。ライアンとの赤ちゃん。生むか生まないか悩んだ末、母になる覚悟を決めたアメリアをアディソンたちは歓迎しますが、その赤ちゃんがドラッグの影響を受けた無脳児であることがわかります。
そこから自分の殻にこもってしまったアメリアを主治医としてジェイクは励まします。
最終話、アメリアは出産。そしてライアンとの赤ちゃんは、倫理問題もある中、臓器提供することに。
非常に深い内容でした

シーズン6は、2014年放送と告知されました。まだまだ先です。
「6」がシーズンラストになるようなことも聴きました。
アディソンがヘンリーとの生活の中で、誰をパートナーに選ぶのか?
そのあたりからはじまるんだろうなと思います。

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