「愛の不時着」を「アウトランダー」と比較してみた

この2つのドラマが似ているのは、愛してはイケナイ人を愛してしまう切なさと別れだ。

「愛の不時着」

ガッツリとハマってしまった

「頼むから見て！」

言われ続けて半年は経つと思う。
これまでトライしては途中挫折2回。
1話さえ見終わっていなかった

私と同じように、（韓国ドラマ、苦手だぁ）と言う方！
とにかく1話だけ見て。
「アウトランダー」にハマった方なら、間違いなく北朝鮮将校リ・ジョンヒョクに心を奪われるハズです

とにかくヒョン・ビンが魅力的

当初は8割、ヒョン・ビン演じる北朝鮮将校リ・ジョンヒョク目当てで見てました。
そのイケメンの顔、長身のモデル体型だけじゃない！
ドラマでは、事故で北朝鮮に不時着してしまったユン・セリを無事に南（韓国）へ帰還させてあげたいと言うその1点で、ユン・セリを守りに守り倒します。
もうそれが心を揺さぶるのよ～。

　以後、ネタバレしている点があるので、OKな方だけで　

アウトランダーと似てるのは・・・

結ばれてはいけないふたりが恋の落ちるところ。
共通点がこんなにあります

ラブシーンがゼロ

ストレートな表題にしたけど、「愛の不時着」にはキスシーン以上のシーンが一切ないのです、これが。
こんなに惹かれ合ってるのに、リ・ジョンヒョクとユン・セリはハグ、バックハグ、キスしかしない
もう何なんだろうか、この表現は。
欧米ドラマになれている私としては、もっと強引に！と思ってしまうけど、そう言う肉体的なシーンは皆無。

もっと言えば、間違いなく鍛え上げられた肉体だろう胸板、背中どころか腹筋さえもヒョン・ビンは見せてくれない(笑）
辛うじて、ク・スンジュン役のキム・ジュンヒョンの上半身ヌードが1シーンだけあったけど、それだけ。

それでも切ない

ラブシーンがないのに、たまらなく切ない。
それはこのドラマの不思議なところ。
リ・ジョンヒョクの気持ちが、思いが、愛情が籠もったまなざしで見つめられるだけで、もうとろけてしまいそうだし、号泣です、号泣

お気に入りのシーンがいつくかあるけど、何度もリピして見たのは、ユン・セリを38℃線を越えて帰還させるシーン。
ここで流れる曲、歌詞を知れば余計に泣けるのよ～。

危篤状態のユン・セリが意識を取りもどすまで、眠らず、食事も取らず見守り続けた・・・ってシーンも号泣したし、北朝鮮に戻るシーンも・・・号泣でした。

リ・ジョンヒョクの愛がたまらない。

北朝鮮の暮らしが興味深い

ドラマの中で北朝鮮は、日本の昭和20年代のような素朴な暮らしぶり。
停電は日常茶飯事で、冷蔵庫、電気釜など電化製品はない。
だからお湯も出ない・・・そう言う当たり前のものがない生活だ。
クルマで2時間ほどで行ける開城→平壌が、電車だと途中で13時間も止まり（停電のためらしい）、暖を取るため野宿する事実。
それと対比した裕福層の暮らしぶり。
言葉も「韓国訛り、北朝鮮訛り」（区別は全くつかなかった）があるらしいし、「統一」と言う言葉も何度も出て来た。
もちろん、これが完全な事実だとは思わないけど。
そして、38℃線（軍事境界線）があることで、ロミオとジュリエットになってしまう現実。

現代アイテムの屈指

北朝鮮に帰ったハズのリ・ジョンヒョクからのメール。
これは、ケータイの予約メール機能を使ったもの。
こんなんされたら、たまらんよね～。

脇役も魅力

「愛の不時着」の魅力は、シリアスなだけじゃいがあるかも。
コミカルなシーン、コメディタッチなところもあるんです。
いつむ冷静沈着なリ・ジョンヒョクが、子どものようにスネたりするのも可愛い
他にも、村の女性陣、リ・ジョンヒョク率いる隊員たち、アナザー・ストーリーとして描かれてるソ・ダンとク・スンジュンとの恋愛もテイストが変わって楽しかったです。

結局、私は北朝鮮将校に惚れたのだと思う

確かにヒョン・ビンはカッコイイです。
だけど、私がこれだけハマったのは、好きになってはイケナイ相手に惹かれていく気持ちだったり、”別れ”が想定された上での恋愛だと言うこと。
そして、どこまでも深い、誠実で真っ直ぐなリ・ジョンヒョクの愛情です。

他の韓国ドラマの話しが出て来たり、私が唯一知ってる「冬ソナ」のチェ・ジウが出演していたり、韓国ドラマ好きも楽しめるようですし、私のような、韓国ドラマビギナーも楽しめるドラマだと思います。