グッド・ドクター 3 #8 挑戦者たち

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#8 挑戦者たち Moonshot あらすじ

ショーンはアレックスと心臓疾患の患者ロザリンドを担当する。
患者を助けられなかったことを引きずっているメレンデスは、外科部長リムとの関係にも悩みはじめるが、そんな時担当したレンの治療方針でふたりは衝突してしまう。
モーガンの執刀医デビューが決まったが・・・。

 

まとめ

ショーンとカーリーの恋模様

”親密になる”一線

ゆっくり、ゆっくり恋人のステップを上がるふたり。
はじめての遊園地デートでショーンは、ジェットコースターに乗り大興奮。
ふたりの気持ちも盛り上がり、今夜こそ・・・・と言う雰囲気に

カーリーの寝室は、ショーンのオーダーどおりに整っている(ベッドシーツ、電球..etc)。
キスをし、いよいよ・・・って瞬間、ショーンは「ごめん・・」と言って部屋を出てしまう。
やはり、今夜もその一線を越えられなかった。

カーリーの提案

翌日カーリーは、「昨夜のことは気にしないで」と言うが、「キミとセックスしたい。そのことばかり考えてる」と気持ちを打ち明けるショーン。
カーリーが、「心理学者が不安障害改善に行う療法を調べた。効果を出すかも知れない。あなたが良ければ試してみない?」と誘うと、「今夜試そう」とショーン。

 

トライと落胆

夜、カーリーの寝室で、暴露療法にトライするふたり。
ファーストステップは、ベッドに並んで横たわり、触れあわず15秒クリアすることだったが、ショーンはたったの8秒しか耐えられず、「ダメだ。できない。ナゼ上手くいかないんだ?ボクにはムリだよ。今日は辞めてドラマの続きを見よう」と言い出す。
するとカーリーは、「帰って」と。
驚くショーンに、「リクエストどおりに部屋も整え、心理学雑誌も18冊読んだのに、最初のたったの8秒で断念するなんて・・・。確かに、もうやるだけムダね、もう帰って!」と追い返す。

 

アレックスのアドバイス

「その後、カーリーとはどうなんだ?」とアレックスに聞かれたショーンは、「親密さに慣れる療法を試したけどダメだった。ベッドで一緒に横になるだけで、発汗、心拍数上昇、口が渇く。どうすればそれを止められるかわからない」と言う。
アレックスは、「手術と同じと考えろ。リサーチするんだ。カーリーの案がダメでも何か方法はある」とアドバイスする。

 

悩む関係

パティを助けることができなかった後悔と苦しみが続いているメレンデス。
リムは、「あなたは私の客観性を問題視してるけど、あなたはツラいのよ。あれは良い手術プランだった。優秀な外科医でもミスをする可能性はある。それを受け入れるしかない」と言うが、メレンデスは、「今後手術に関しては、グラスマンの承認を得るようにする。僕たちはバランスを取らなきゃならない」と言い出すが、リムは、「バランスを取るのは得意だし、私は外科部長よ。医療決断はこれからも私を通して」とハッキリ言う。

左肺腫瘍のレン

左肺腫瘍のレンは、宇宙飛行士。
肺活量が減るワケにいかない為、肺切除せず腫瘍だけを取り除いて欲しいと希望するが、担当医のメレンデスは、「左上葉切除は必要だ」と言う。

治療をめぐって

「レンの腫瘍は、ロボット手術なら肺切除せずに可能なのに、ナゼ提案しないの?普段ならやりたがるハズ」とリム。しかしメレンデスは、「ロボット手術は、出血するリスクがあり危険だ」と言う。
それでもリムは、「あなたのスキルでロボットを使えば、できるはず」と断言するが、「また俺を買いかぶってる。レンまで死なせる気はない」とメレンデス拒否する。リムは、「あなたがイヤなら私がやる」と言う。

レンは、「オペも月に行くことも怖いけど、問題は恐怖心をどうやって乗り越えるかよ。先生の記事を読んで、先生にオペをしてほしいと思った。だから先生に執刀してもらいたい」と言う。
しかしメレンデスは、「月旅行が英雄視されるのは、危険が伴うからだ。防げない事故もある。ロボット手術で、キミが亡くなる確率は、60%だ」と言ってしまう。

ロボット手術を拒否したことに怒りをぶつけるリムにメレンデスは、「キミは判断力を失ってる患者に死ぬリスクがあるオペを提案したんだ」と言い返す。
「あなたには権限がないし、上司に対する敬意がないのよ」とリム。
言い合いする様を見たグラスマンは、ふたりを院長室へ呼ぶ。

「揉め事の9割は私的なことが原因だろ?」と言うグラスマンに、「これは難しい症例なので議論をしていたんです」とリム。メレンデスも、「あなたの判断を仰ぎたい」というが、「オペをする自信があるなら、健闘を祈る」と認めたグラスマン。
メレンデスは、「症例も見てないのに許可するんですか?」と反論するが、グラスマンは、「外科部長の判断を信じる。これからもくだらないことで喧嘩をするなら、どちらか辞めてもらうことになる。もしくは両方だ」と釘を刺した。

リムは、「私はココを辞めるべきかも。あなたとの関係を続けたい。でも部長も続けたい。上司と部下の関係で上手くいかないなら、何かを変えなきゃ」と言う。

 

リムとメレンデス

リムの執刀でロボットを使った肺腫瘍摘出術がはじまる。
その時、手術室に入って来たメレンデスは、「ボスの大切なオペだ。全力で支える」と言う。

しかしロボット手術は困難で、出血を抑えきれなくなる。
リムは開胸し肺切除することを決めるが、「前立腺摘出キットを使おう。それを使えば出血は抑えられる」とメレンデスが進言する。
リムはメレンデスの発案を受け入れ、見事手術を成功させる。

リムは、メレンデスの協力もあって、腫瘍はすべて取り除かれたと説明。
「これがキミを救った」とメレンデスは機材を渡す。
「サインして!ふたりの。これを月に置いてくるわ」レンは感謝を込め、気持ちを伝えた。

 

ロサリンド・エリオン医師

心臓疾患で入院してきたエリオンは、骨髄性白血病の画期的な治療法を確立した有名な医師。
ショーンとアレックスは、エリオンに会えたことに興奮する。

しかしエリオンは心筋梗塞を起こしてしまい、緊急でバイパス手術をする。
しかし心臓の状態が悪く、残された治療法は ”心臓移植”だけだった。

移植待機リストに載ったと知らされたエリオンは、ラボのスタッフに連絡したいと言うが、医療代理人の元夫に連絡して欲しいと言わなかった。

”恐れ”の理由

しかしエリオンの病状は益々悪化し、猶予がなくなる。
「延命は望んでない」とエリオン。
アレックスは、「レオに連絡するべきです。ボクも妻とは色々あって離婚したが、息子を失いかけた時、素直になって連絡したら、妻は受け入れてくれました」と話す。
エリオンは、「研究かカレかと選択を迫ったのはカレ。私は研究を選んだ。今更会いたいなんて虫が良すぎる」とエリオン。
ショーンは、「でもあなたが研究を選び、白血病の治療が進んだ。あなたは素晴らしい選択をした」と伝えた。

エリオンの話しを聞いたショーンは、「ボクも恋愛じゃなく、仕事を取ります。その方が向いている。両方を選べば、中途半端になる」と言い出す。
アレックスは、「成功と幸せは別のものだよ。エリオンは失うことを恐れてるんだ。母親を10才で失い、今度はレオまで。ショーンが、カーリーと親密になろうとした時、心拍が上昇したりするのは病気じゃない。誰もが抱えている”恐怖”だ」と言う。
「なぜ皆、怖いと感じるのに、親密になりたいの?」
ショーンから聞かれたアレックスは、「ひとりになって人生を終える方がもっと怖いからだ」とアレックス。
そうしてショーンに説明するうちに気づく、(ロサリンドがレオを呼ばないのは断られるのが怖いんだ)とアレックスは気づく。

 

アレックスとエリオン、そしてレオ

アレックスはレオを訪ねるが、「彼女は仕事を優先する道を選んだ。彼女は私に無関心だ。世界を救った聖人らしいが、それはすべて家族を犠牲にした結果だ」とレオ。

エリオンが急変した。
「息ができない。苦しい・・」と訴える彼女を見てアレックスは、それが肺水腫の悪化ではなく、(恐怖が原因だ)と気づく。
「ずっと側にいます。ひとりじゃない」アレックスはエリオンを励ます。

そこへやって来たレオ。
レオを見たエリオンは、自然に状態が落ち着いたー。

しかし、最期の時は迫っていた。
エリオンはレオに看取られながら、静かに亡くなった。

レオはアレックスに、”ありがとう”を伝えた。

 

執刀医デビューのモーガン

アンドリュースとモーガン

アンドリュースは、高度スキルが必要な頸動脈内膜剥離術をモーガンの執刀医デビューに選ぶ。
「5年目のレジデントがするオペだわ」とご満悦のモーガンは、ひとり練習するが、細かく高度なスキルが必要なため苦戦する。

「違うオペにして欲しい。難易度が高すぎます」
モーガンはアンドリュースに直訴するが、「キミは恐怖心を見せないし、強気だ。挑戦的で意欲もあり、リーダー性も持ち合わせてる。キミなら失敗しない。それとも私の買いかぶりかな?」とアンドリュース。
完璧なる評価にモーガンは笑顔になる。

 

グラスマンとモーガン

「予防接種を受けたい」とグラスマンのクリニックへやってきたモーガン。
しかしそれは、ウソだった。
モーガンは、関節リュウマチで、指に痛みがあるため、コルチゾン注射を打って欲しい。だけど誰にも知られたくないと言う。
グラスマンは、「注射は気休めにしか過ぎない。執刀医デビューは延期し、リムとアンドリュースに病状を話すべきだ。抗リュウマチ薬でオペに必要な手の動きは保てる確率は45%ある。薬を飲んで様子を見るべきだ。今回の症例は、繊細で高度なスキルが必要だ。失敗は即、患者の命に関わるんだぞ?」と忠告と説得を試みるが、モーガンは、「今は痛みはあるけれど、機能には問題がないんです。痛みがなければやれます。信じて下さい。偏見を持たずにチャンスを下さい」と懇願する。

執刀するモーガン

アンドリュース監督の元で順調にオペが進む。
見学室からグラスマンも見守る中、モーガンはオペをやってのけた。

オペは無事終わった。
グラスマンは、「よくやったな、おめでとう」を伝えた。
「注射で痛みは9割抑えられました」とモーガンはお礼を言うが、痛みを止めるために氷水に手をつけるのだった。

 

リムの決断

メレンデスは、「キミは正しかった。大変なオペだったが、十分ロボットオペは可能だった。キミが居たからやることができた」と言うとリムも、「あなたも正しかった。私は客観的になりきれない。リスクを恐れるあなたのことを自信をなくしてると決めつけた」と。
メレンデスは、「協力して患者を救った。同じミスをしなきゃいい」というが、「この関係だから起きてしまったのかも。私にはパートナーとしてあなたを無条件にサポートすることができないし、上司として客観的に見ることもできない。それに自分の夢も諦めたくない。あなたを愛してる。でも愛だけじゃ無理」と気持ちを伝えた。

 

ショーンの行動

ショーンはカーリーの家へ行き、「心理療法を徹底的にリサーチした。カーリーの方法が1番だ。キミは優秀だ。もう一度トライしたい」と気持ちを伝える。
カーリーもそれを受け入れた。
ベッドで並んで寝転びながら、「こうしているのは怖い。でもステキだ」とショーン。
ふたりはエア手つなぎをする。

感想

内容盛りだくさんだったなー。

このドラマってノンフィクションだけど、ショーンを通して、自閉症が抱える問題を真っ正面から描こうとしてますね。
カーリーとショーンがセックスを経験するまでの経緯も、個人的には、生々しくて別にいいやんとは思うのだけど、一方、ちがう視点から考えると、人と親密になること、触れ合いことを望んでいるのに、できないショーンの苦しみが見えて、そういうものなのか・・・とも思う。

みんな何かを抱えてるんだぁ@
モーガン・レズニックも、関節リュウマチだったなんて。
症状を抑えることはできても、治らない病気だから、彼女の外科医としての未来は、相当厳しいものに。受け入れられないのは分かるけれど、このままではイケナイよね

メレンデスとリムカップルを応援してただけに、この結果は残念だなぁ
きっと別れるよね

 

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