”DARK ダーク” シーズン2 #5 一度失ったもの

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今回のエピソードは
●1987年、ミッケルがいると知ったウルリッヒはある行動に出る。
●マルタたちはバルトッシュから話しを聞き、タイムトラベルをする
●1987年クラウディアはベルンドから真実を聞くことに
●シャルロッテは、自分の両親について情報を得ることに。

#5 一度失ったもの Lost and Found あらすじ

1987年。同じ時代に息子ミッケルがいると知ったウルリッヒは、大きな行動を起こす。
2020年、マグヌス、マルタ、フランツェシカ、エリザベートらはバルトッシュから詳しい話しを聞くため、再度洞窟へと入るが・・・。
1921年のヨナスはアダムから、重要な話しを聞く

 

まとめ

1987年6月25日

クラウディア

未来を変えるために

タイムマシンで戻ったクラウディアは仕事をキャンセルし、父エゴンのアパートへ向かう。
2020年の公立図書館で見た新聞記事【1987年6月26日、父死亡。死亡状況は不明】を阻止するために。

父娘の関係はあまり良くないエゴンとクラウディア。
そんなクラウディアの突然の訪問にエゴンは驚きながらも、「身体は元気だ。心配ない。お前は自慢の娘だ。立派に成長した。母さんも喜んでる」と言うが、クラウディアは、「同居して。ウチに来て。明日引っ越しして」と強引な提案をする。
「私がすぐにでも死ぬ口ぶりだな」とエゴンは言うが、クラウディアは、考えてみてと言う。

エゴンは前立腺がんで、転移しています
ほんとうは何があったのか

再び、前所長ベルンドを訪ねたクラウディアは、「去年の夏、本当は何があったのか知りたい」と言う。
ベルンドは、「キミは蒸し返すだろうと思ってよ」と資料をクラウディアに渡す。
ベルンドから渡された資料を見てクラウディアは、「この値、あり得ない。これが正しいなら”神の素粒子”よ。ほんとうなら公表するべき」と言うが、ベルンドは、「公表すれば、発見の経緯を聞かれる。発電所の事故のことは出すな」と釘を刺す。

クラウディアは、「私の予測どおりなら、世界認識に革命を起こすかも知れない」と、物質の分析を研究員に頼む。

神の素粒子とは、すべての物に質量を与えるもので宇宙創成と関わっているもののようです。

ウルリッヒ

再会

エゴンからミッケルの写真を見せられ、同じ時代にミッケルがいると知ったウルリッヒは、看護師を襲い閉鎖病棟のカギを奪い、精神病院を脱走、カーンヴァルト家へと向かう。
ウルリッヒが見たのは、行方不明になった時と同じミッケルだった。

ずっと自分を見つめる老人に、「どこかで会った?」とミッケル。
ウルリッヒは、「33年間この瞬間を待ってた」と言うと、失踪する前、ミッケルが見せた手品の真似し、「覚えているか?」と。
頷くミッケルをウルリッヒは抱き寄せる。「パパ・・・」とミッケル。

引き離される運命

ウルリッヒはミッケルと共に洞窟へ向かう。

その頃、勤務中のイネスは同僚から、「1950年代に子ども2人を殺害した男が精神病院から逃亡中」と聞き、イヤな予感を覚え、急いで帰宅するが、ミッケルの姿はなかった。
イネスはエゴンに電話し、「ミハエルがいなくなった。実は、精神科から逃げた男がいる。1953年に子どもを殺害した犯人が逃げ出してる」と話す。するとエゴンは、「心あたりがある。迎えに行く」と言う。

エゴンはウルリッヒがミッケルを誘拐し、洞窟へ向かうと推測し、警察、イネスと共に、洞窟へ向かう。
予想通りウルリッヒとミッケルは、洞窟へとやって来た。
ウルリッヒは、「私の息子だ」と必死でミッケルを守るが、ウルリッヒは警察に取り押さえられてしまう。

「ミッケル、必ず連れて帰る!約束する!」
引き離されていく息子に、必死で伝えるウルリッヒをミッケルはイネスの胸に抱かれて見ていたー。

ウルリッヒはエゴンを見つけると、「全部お前のせいだ。今度顔を見たら殺してる!」と言い、連行されて行く。

その途中、ウルリッヒはパトカーの中から、1987年にワープして来たマグヌスとマルタを見つける
「止めてくれ!私の子どもたちだ!」とウルリッヒが言っても、通じるワケはなく・・・
その後ウルリッヒは精神病院でベッドに拘束されることに。

イネスはミッケルを失いたくない一心で、ミッケルの飲み物に睡眠薬を混ぜる。

 

2020年6月25日 終末まであと2日

カタリーナ

マグヌスとマルタとの溝

カタリーナは朝、急いで出かけようとするマグヌスとマルタを止め、「見て欲しいものがある。大事な話なのあなたたちに意見を聞きたい」と言うが、マルタは、「ふざけないで。何ヶ月も私たちを放っておいて今更、何よ?自分だけが不幸のつもり?私たちも苦しいの。ママとは話したくない」と言うと家を出て行ってしまう。

揺れる気持ち

カタリーナはハンナ宅へ行き、「ミッケルを見たんでしょ?どうすれば会いに行ける?」と聞く。
「ヨナスが持ってる装置がいる。だけどカレは出て行った」とハンナ。

カタリーナは机の上のミハエルの写真に気づき、「ずっといたのね、わたしの目の前に。私の夫だけじゃなく息子とも寝たなんて。昔から私のものを欲しがった。まるで寄生虫ね。ウルリッヒは愛してると言った?カレが最後に選ぶのは私たちよ」と言う。

その時、ドアがノックされた。

クラウゼンの捜査

クラウゼン捜査官だった。
「会う約束は昨日でしたよ」と言いながら入って来たクラウゼンはカタリーナを見て驚くが、「この人物に見覚えはないか?」と1枚の似顔絵を見せる。
それは、「未来のヨナス」の似顔絵だったが、カタリーナは、「知らない」と答え、出て行く。
クラウゼンはハンナにも同じく聞くが、「知らない」とハンナ。

「この1週間で分かった。住民は皆ウソつきで秘密を隠してる」
クラウゼンはそう言うと、ハンナの口座に定期的にアレクサンダーから入金のある理由を聞く。
ハンナは思いもかけない質問の上、調べ上げているクラウゼンに恐怖を感じながらも、「住民の結束は固いの。お互い助け合ってる。息子が失踪したからアレクサンダーが援助を申し出てくれた」と説明するが、クラウゼンは、「ほほぉ~、秘密の共有だけじゃなくお金とベッドもですか」とイヤミをかます。

子どもたち

真実

4人(マグヌス、マルタ、フランツェシカ、エリザベート)は集まり、装置を持って洞窟の中へ。
洞窟に入る時、エリザベートは人の気配を感じる。
それを見ていたのはノアだった。

4人は奥へ進み、バルトッシュを拘束している場所に着くと、すべてを話す条件でしか助けないと言うが、「オレだって話したい。でも禁じられてるんだ。それに話したってどうせ信じないさ」とバルトッシュ。
しかし4人から、「言わないならこのまま放置する」と言われ・・・
「話すよ、タイムマシンだ」とバルトッシュ。
マグヌスは、「バカにしてんのかっ。行くぞ。ムダだ」とバルトッシュを放置して去ろうとするが、「操作して見せて」とマルタ。
バルトッシュはスマホを使い、タイムマシンを起動させると、装置はブラックホールを作り始めたー。

ワープして

洞窟から出て来た4人とバルトッシュ。
マルタとフランツェシカは、「おかしいわ。ソファーがない・・」と違和感を感じる。
「どうなってる?」と聞くマグヌスにバルトッシュは、「オレも最初は疑ったが、ノアが未来を教えてくれてた。マルタがヨナスとキスすることも、母がガンになることもヨナスの失踪も。で、そのとおりになった」とバルトッシュ。
フランツェシカは、”ノア” と聞き、「青い目の司祭?エリザベートが会った人物だ」と言う。
そんなバルトッシュにマグヌスは、「他に何を聞いたんだ?」と聞くが、「戦争のことや時間の支配のこと。オレの祖母が関わってることやヨナスが戻ること」と言うと、思わず、「ヨナスが戻るの?」と反応するマルタ。
バルトッシュは、「カレは戦争の一部だ」と言う。

マグヌスは、こんなバカなこと信じられるかと言わんばかりに、「帰ろうぜ」と自宅へ向かって歩き出す。
しかし道路も、バス停も、ポスターも2020年のもとは違っていた。
そこへ旧型のパトカーは2台通過する。
驚きで言葉を失う4人にバルトッシュは、「信じたか?」と。

パトカーの中に居たのは、1987年のウルリッヒ
戻って来た子どもたち

1987年へタイムトラベルしたマグヌスたちは、全員無事に戻って来た。

マルタは自分のベッドの上に、コインのネックレスが置いてあるのを見て、(ヨナスの何かのサイン)だと考え、ヨナスが生きているんだと確信する。

未来のヨナスがニールセン宅に忍び込み、マルタのベッドに置いたものです。

シャルロッテ

地下室

地下室でシャルロッテは未来のヨナスに、ノアは何者か?と問う。
「ヤツらの仲間、旅人だ。アダムの操り人形で、子どもたちを殺した。マッツ、エリック、ヤシンを」と未来のヨナス。
「もしかしてすべて私に関係あるの?私の両親を知ってる?」とシャルロッテ。
未来のヨナスは、両親は知らないが、あなたの祖父なら知ってると言うが、タンハウスは祖父ではなく、育てられただけだと言い、「祖父は知ってたの?仲間なの?」と問う。
未来のヨナスは、「タンハウスもボクたちと同じ駒だ。未来のクラウディアはカレを利用した。ピーターを使ったように。そしてタイムマシンを作らせた」と装置を見せる。
シャルロッテは、未来のヨナスが、”未来に起こることを知っている”と知る。

ノアとシャルロッテの関係

タイムマシン装置を見たシャルロッテは、タンハウスの時計店で装置の設計図を取り出す。
その時、店に入って来た人物が!

「シャルロッテ、ノアだ」と名乗る男にシャルロッテは、「知ってる。子どもたちを殺した」と。
ノアは、「どう思われても仕方ない。だが、いつか私の行動を理解して欲しい。同じ事を繰り返さないためだった。お前を奪われないため、お前の母親を守るため。お前は瀕死状態で生まれた。だけど生きようとしてた」そう言ってノートに挟んでいた1枚の写真を見せる。
それは赤ちゃんとシャルロッテと父であるノアとの写真だった。

「やめて!あり得ない!」シャルロッテは言うが、「無事に連れ戻すと誓った。探し続けたがずっとここに居たんだな」とノア。
ノアは、「アダムは最初から知っていて未来に備えている。最後のページを読んだ。原発もヨナスもまた同じことが。終末が訪れる、あと2日だ。やっと何をするべきか分かった。・アダムを殺せば全員が生きる」と言うと去って行く。
シャルロッテが、去りゆくノアに、「母は誰なの?」と問うと、「お前を愛してた。今もだ」と言う。

これまでずっと【山小屋の地下室】と表記してきましたが、アダムは、【貯蔵庫】と言ってます。
しかし変更するとややこしくなるので、これまでどおり【山小屋の地下室】でと書きますが、同じことです。

戻って来たヨナス

ヨナスは自宅へ戻る。
ハンナは、(戻らないのでは?)と思っていたヨナスの帰宅に喜ぶが、未来のヨナスは、「ウルリッヒとの不倫を知っていた。父さんのことを愛したことはあるのか?選べたら、父さんとカレとどっちを選ぶ?」と尋ねるが、何も言わないハンナ。
それが答えだと知った未来のヨナスは、「母さんだけは信じられるかと思ってた」と言う。
「私が悪いのよ、分かってる」と言うハンナに未来のヨナスは、「母さんが好きなのは、自分だけだ」と言う。

 

1921年

33周期を終わらせる方法

知らぬ間に眠っていたヨナス。
目覚めると、そこに居たのはアダム。
「家に帰りたい」と言うヨナスにアダムは「着替えろ」と言う。
用意されていたのは、ヨナスがいた時代の服(2019~2020年)だった。

「ボクの時間を戻せ。皆の墓を見たんだ。すべてを変える方法があるはずだ」と言うヨナスにアダムは、「抜け道だ。発見するのに66年かかったが、地獄を抜け出す方法がある」と言う。
ヨナスは、「そんな方法が本当にあるなら、なぜこれまでどおりにしてきたんだ?」と聞くと、アダムはヨナスをある部屋へと連れて行く。
そこには、大きなダークマターが!

「未来にあるものとは違う。言ってみればこれは双子だ。そして永遠の一部だ。コレがキミを、行きたいところへと連れてってくれる。33年周期を破壊するものだ」とアダム。
これが理由か。このために来た。始まりを止めれば、すべて止められる
ヨナスは、タイムトラベラー(旅人)になった理由を確信するが、「問題はいつ始めるか。そしてどんな犠牲を払うかだ」とアダム。

ヨナスは、すべてが始まる1日前【2019年6月20日】、つまり父親の自殺を止めれば、その後のすべてが起こらないと気づく。

ヨナスの父ミハエル・カーンヴァルトが自殺したのは、【2019年6月21日】

しかしアダムは、「父さんの自殺を止めれば、その後のことは起こらない。ミッケルは過去に戻らず、キミは、私も生まれないだが全員が生きる。マルタも生き延びる」と言う。
ヨナスはそのあまりに過酷な運命を受け入れる決心をする。

アダムマシンを起動させ、「成功すれば世界の秩序が戻る」と言う。
ヨナスは、ダークマターに飲み込まれたー。

 

感想

科学的説明が良く理解できず~、アダムの話す内容の2/3は分かりません(笑)
だけど、ヨナスは皆を救うための犠牲になる運命であると言うことはわかりました。
そしてヨナスはその運命を受け入れ、ダークマターでワープを試みました。
さてどこへワープするのか。
2019年6月20日前にワープするんだろうか?
現在は、2020年6月25日。
細かい日にちまではコントロールできないイメージだっただけに、いつのタイムトラベルするのか気になるところです。

そして子どもたちもタイムトラベルを体験。
そんなバカな話しって言ってたマグヌスも、体験した以上、受け入れることでしょう。
彼らがこの事実を知ったことは、このドラマにどんな風に影響するのかな。

シャルロッテの両親が不明ってあたりから、(もしかして?)と想像はしてたけど、やはりノアがシャルロッテの父親だそうです(確定!)。
シャルロッテの運命も可哀想ですね。
突然、嵐に巻き込まれた感。
しかも、自分の父がノアで、ノアは誰かに、シャルロッテを無事に連れ戻すと誓ったらしい。
誰に?妻、つまりシャルロッテの母親?
謎は、母親が誰であるかをノアは言ってない点。
気になるところです。
それに、「アダムを殺せば全員が生きる」と言うノアの発言から、愛する娘シャルロッテのために、ノアはアダム殺害に動きそうですね。
アダムが殺されたら、この33年の周期を断ち切ることができないんじゃないのかな?

イネス。
私は1番罪深いのは彼女ではないかと思ってしまいました。
子どもを亡くした過去があるとはいえ、失いたくないと言う完全なる私利私欲で、ミッケルに睡眠薬を盛ると言う恐ろしさ。
この行為は、ミッケルのためなんかじゃない。
2019年、ミハエルは自殺するけど、イネスの罪のせいのように思えます。

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