「ザ・クラウン」もシーズン5突入。
主要キャストが総入れ替わり! キャスト変更にしばらくは違和感しかないけど・・・
#1 ヴィクトリア女王症候群 Queen Victoria Symdrome あらすじ
大切なロイヤル・ヨット「ブリタニア号」が老朽化、修復、修繕が必要に。エリザベスは新首相ジョン・メジャーに費用の捻出を頼むが・・・。一方でサンデー・タイムズに、エリザベス女王はチャールズ皇太子に譲位するべきと言う記事が掲載されてしまう。
相関図
まとめ
1991年
エリザベス女王
65歳を迎えたエリザベスは夏季休暇を過ごすため、夫フィリップとロイヤルヨット”ブリタニア号”で途中に公務をしながらスコットランド、バルモラル城へと向かう。
しかしエリザベスが何よりも大切にしている”ブリタニア号”のメインエンジンが故障してしまった。
フィリップは、「ガタがきて当然だ。心情的には乗り続けたいが老朽化した船に修繕費をかけるのは考えねば。船は引退の時かも知れん」と言う。
チャールズ
一方”君主制に関する世論調査”の結果、エリザベス女王は、古い、金食い虫、時代遅れ、チャールズ皇太子は現代的、エネルギッシュ、優れた国王になる、女王の早期退位に賛成と聞き、まんざらでもないチャールズだが、【未来の国王の魅力の1つにダイアナが王妃になること】が入っていることも理解しており、家族旅行を”第二の人生ハネムーン”と銘打つことに。
チャールズとダイアナ
イタリア旅行
チャールズとダイアナの夫婦関係は冷めきっていたが、ふたりは次期君主の責務を果たすため、国民に向けて仲睦まじい様子をアピールする。
チャールズは船でイタリア周遊の計画を立てるが、ダイアナは、「マリンスポーツと買い物がしたいわ」と言い出す。チャールズは、「キミ以外で買い物したい人などいない」と却下するが、「買い物に行きたいよ」とウィリアムとハリー。子どもたちは母を守ろうと一生懸命なのだ。
”サンデー・タイムズ”の記事
王室の反応
サンデー・タイムズに「君主制に対する世論調査の結果」が掲載された。
そのあまりの内容に、「陛下に見せてはならない」とのお達しが。
アン王女が乗船し慌ただしい中、秘書は朝食の席に並べられる新聞の中から何とかサンデー・タイムズを抜き取ることに成功、秘書ロバート・フェローズはこの事実をフィリップ王配に報告する。新聞を読んだフィリップは、「不平を言わず、過ちも犯さない。あれほど立派な女王にゲスな記事を書くとは許せん」と憤るが・・・。
チャールズの反応
チャールズはエリザベスの反応を聞くが、王室の側近がエリザベスの目に触れぬよう新聞を隠したと聞き、「なら次の手だ。戻ったらすぐに首相と会談する」と命じる。
ダイアナの怒り
チャールズの公務の都合がつかず、急遽予定を切り上げロンドンへ帰国すると聞き、「バカンスは2週間の約束よ。家族が集まる機会なんてほとんどない。愛ある夫を演じたいあなたに協力し従兄弟家族の同伴も写真撮影にも応じたのに」と苛立ちをぶつけるが・・・
結局ダイアナはチャールズ、ウィリアム、ハリーと共に帰国、ウィリアムは元気のない母親を心配し気遣う。
ジョン・メージャー首相との会談
メージャー首相を私邸に呼んだチャールズは、この会談は王室を通していないものだと前置きした上で、「世論調査の結果、”ヴィクトリア女王症候群”を読んでどう思ったか」と意見を聞く。メージャーは、「ただの世論です。世論は揺らぐ、真に受けて踊らされるのは危険だ」と言うが、チャールズは、「サッチャーが退陣後、選挙で保守党が勝てたのは、党が若返りに動いた結果だ」とし、ヴィクトリア女王が譲位しなかったための息子エドワード7世(高祖父)は60年近く皇太子だった。だが女王亡き後、高祖父が素晴らしい国王だったことは証明されたと言い、「バルモラル城のダンスパーティーで治世が適任者に委ねられているかを見極めて欲しい」とリクエストする。
長期において女王として君臨したヴィクトリア女王は息子エドワード7世に譲位することなく最後まで女王を務めた。エドワード7世は治世を執る覚悟を示したがヴィクトリア女王が認めなかったのだ。
女王の死後、エドワード7世は素晴らしい力を発揮したとされる
バルモラル城で
真実を知ったエリザベス
バルモラル城へとやって来たエリザベスを迎える妹マーガレットと王太后の様子がおかしいことに気づいたエリザベスは、秘書ロバートを呼ぶと、「何か隠してる。話して」と要求、原因のサンデー・タイムズを読むことに。
【現実離れして古臭い、皇太子に譲位するべき、国民の半数が賛成、ヴィクトリア女王症候群か】と書かれた新聞記事に考え込むエリザベス。
メージャー首相とのはじめての謁見
メージャー首相とのはじめて謁見に、「新聞記事は知っている。批判ではあることもわかっているが、ヴィクトリア女王は一貫性があり穏やかで義務に忠実な人だった。そんな素晴らしい女王と比較されることを光栄だと思っている」と言うと、ブリタニア号が老朽化、修繕、修復を正式に承認して欲しいと言う。
メージャーは、サッチャーが退陣前、法外に寛容な年間王室費決議していることを挙げ、「王室の財政はかつてないほど潤っている。王室で負担する方向で考えていただきたい。王室の船は贅沢品ですから改修に公費を注ぎ込めば政府だけじゃなく王室も批判される」と言うが、「王室の船は古くからある。王室が国家に貢献するためになくてはならない存在。私は即位して全宮殿を受け継いだがすべて前任者に帰属するもの。私のものはブリタニア号だけ。それ故にブリタニアは交通手段ではなく家以上の存在。この国に尽くす見返りとして私は多くを求めてこなかった。なぜなら本当に助けて欲しいものに協力して欲しかったからです。だから政府とあなたに保証して欲しい。改修費は政府が出してください」と言い切る。
ギリーズ・ボール
1852年ヴィクトリア女王が宮殿の使用人たちの労をねぎらうためはじめたダンスパーティー。
それ以降、夏の恒例行事としてバルモラル城で毎年開かれている。
男性は黒のネクタイと民族衣装キルトを着用、女性はロングドレスに肩からタータンのサッシュ、ティアラをつけると決まっている。
最初に披露されるダンスはスコットランドの民族舞踊『ダッシング・ホワイト・サージェント』。
大広間にエリザベスとフィリップが姿を現し、ギリーズ・ボールが始まった。
皆がダンスで盛り上がる中、フィリップはメージャー首相を捕まえると、「ロイヤルヨットを費用対効果で考えてはいけない。改修は経済的には不利益だがブリタニア号は国の象徴、女王にとって特別のものだ」と改修費捻出を説得する。
一方でチャールズは、「ブリタニア号の改修を国民は納得するかな?古いものは維持費がかさむ」と批判的な態度を見せ、
ダイアナは、「マークとアン、アンドリューとセーラ、チャールズと私、どこも半年も持たない。壊れる。王室はどうなるのかしら」と囁く。
メージャー首相の憂鬱
王族と1日を過ごしたメージャーは、「首相が直面する問題は議員の厳しい質問、経済の悪化、戦争。でもこれは想定外だった。ウィンザー家は国をまとめる存在、理想的な家族の手本であるべきなのに道に迷ってる。皇太子は大役を得ようと必死でカレの一番の強みが妻だと気づいていない。この状況は必ずや国の安定に影響する。近い将来噴火が起きる」と憂う。
感想
キャストが総入れ替わりしました。
このキャストでシーズン5,6を演じてファイナルになるんですね~。
しばらくは違和感ですが耐えるしか(笑)
驚くことにシーズン4の10話(最終話)はサッチャー首相退陣の1990年、そして今回が1991年なんですよ!
え たった1年でこの老い方ですか・・・・・(笑)耐えよう。
1年前はカミラと他人の嫁に恋い焦がれ、ダブル離婚で再婚まで狙ってたチャールズが、ダイアナと形上協力して国民向けには仲の良いロイヤルカップルを演じられるようになっている事実!
その上世論を利用してオカンを君主から引きずり下ろし、国王を狙うほどの策士に変化!
この1年に何があった(笑)
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