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ドラマの概要
2018年度、エミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞を受賞。
センセーショナルな話題を呼んだ全5話のミニドラマシリーズです。
これは架空の話じゃありません。
34年前に現実に起こったことなんです。
関東東北地震により、福島原発も最大級の危険にされされました。
関西に住んでいる私にとっては、どこか他人事のように思うところもありましたが、このドラマを見ることで、リアル感が増します。
原子炉がどれだけ恐ろしいものであるか、そしてそれを作っておいて、それを管理してるものの危機管理のなさが恐ろしいです。
福島原発はまさか、チェルノブイリを経験し、25年超えだったワケですから、もう少し危機管理はできてたと思いたい!
ドラマに戻って・・・
内容は、1986年4月26日の事故発生時~、翌年法廷で事故の原因とその後の対応の一部始終が明かされるまでを5話で描いてるそうです。
事故当時の緊迫感や、いかにして発電所幹部やソ連当局が事態を隠そうとしたかがわかるようです。
主なキャスト
キャスト名 | 説明 |
---|---|
ヴァレリー・レガソフ | 核物理学者 ソ連が独自開発したRBMK炉専門家 |
ボリス・シチェルビナ | ソ連閣僚会議副議長。 エネルギー部門責任者 |
ウラナ・ホミュック | 核物理学者 原発事故の原因究明に奔走 |
アナトリー・デイアトロフ | チェルノブイリ原発の副技師長 事故当日、原子炉の運転実験を指揮 |
ヴィクター・ブリュハーノフ | チェルノブイリ原子力発電所 所長 |
ニコライ・フォーミン | チェルノブイリ原発の技師長 |
ミハイル・ゴルバチョフ | ソビエト連邦共産党書記長 (政府最高権力者) |
ワシリー・イグナテンコ | プリピャチの消防士 原発事故発生直後の現場で消火活動に当たる |
リュドミラ・イグナテンコ | ワシリーの妻 |
#1 1時23分45秒 1:23:45 あらすじ
1986年4月26日。
ソビエト連邦のチェルノブイリ(現ウクライナ)でチェルノブイリ原子力発電所で爆発が起こる。
現場監督の副技師長ディアトロフは、部下に原子炉の炉心へ行き確認するよう指示する。
一方、原子炉建屋の出火を鎮火させるため、消防出動要請があり、消防士のワシリー・イグナテンコも原子力発電所へと出動する。
大爆発し、珍しい色に光りながら火事になっているチェルノブイリを近隣住民は、遠巻きに見物する。
そんな彼の町にも、死の灰は降り注ぐ。
発電所幹部らは核シェルターに集められたが、事故は適切に対応され、甚大な被害はないという見解で一致しする。
まとめ & 感想
1988年4月26日モスクワ、告白と自らの死をもって
核物理学者ヴァレリー・レガソフは、テープ6本に、チェルノブイリ原発事故についての自らの告白を録音する。
彼は最後、「・・・これが私の知ってることすべてだ。彼らは否定するだろう。あとはキミに任せる」と締めくくった。
その後、ゴミを捨てるフリをして、テープ6本を廃墟ビルに入れたヴァレリー。
彼の行動は見張られているのだった。
自宅へ戻ったヴァレリーは、事故が起こった同じ日、同じ時刻に自ら首を吊った。
1886年、チェルノブイリ原子力発電所爆発
プリピチャの町に住むイグナテンコ夫妻はアパートの窓から爆発を見る。
程なくして、消防士の夫ワシリーに出動命令の電話がかかる。
発電所制御室
爆発音と揺れで驚いたスタッフ。
「何が起こった?」とディアトロフ副技術長は言うが、タービンホールが火事との報告で非常用タンクが爆発したと思い込む。
彼らはソ連独自の技術で建てた「RBMK炉」が爆発するなど、想像だにしていなかったのだ。
「炉心が爆発した」とスタッフが伝えても、ディアトロフは信じず、アキーモも「物理的にあり得ない。爆発はタンクだ」と言う。
ディアトロフは炉心に水を送れと指示し、火事には消防を呼ぶよう言う。
(しかしディアトロフは見る、黒い鉛の壁が粉砕されて飛び散ってる様を)
1:25 AM
線量計で測定すると3.6レントゲン。
しかしその線量計はそこまでしか計れない計器だった。
「皆を助け出せ!」、互いを救助しようとするスタッフ。
しかし既に嘔吐したり、顔面を放射線焼けし、倒れる者がスタッフが続出しはじめるー。
しかしディアトロフは、「放射能漏れは3.6レントゲン」と聞き、「微量だな」と言う。
それ以上計れない計器だとまで話を聞かないのだ。
死んだ仲間を担いだユフチェンコ。
「制御棒を下ろしたいんだが、ドアが開かずホールに入れない」と言う仲間に「もう制御棒も炉心もない」とユフチェンコ。
「まさか、そんなハズは」とスタッフ。
3人はホールへ向かう
ユフチェンコが扉を力で開け、ふたりをホールへ入れる。
ふたりは見たのは燃えさかる炉だった。
ユフチェンコは、放射線焼けを起こし、身体から出血しはじめ、歩けなくなる。
管理室まで戻ったスタッフはひとり。
ディアトロフ、アキーモ、レオニードに「炉心がなかった。見てきたんです」と報告した後、吐き気をもよおす。
ディアトロフはそれでもまだ、現実を受け入れようとせず、炉心に給水し続けることが1番大切なことと疑わない。
アキーモフに脅し同然で、スタッフ全員を呼ぶよう言い、自分はブリューハーノフ発電所所長とフォーミン技術長に状況報告した。
消防活動 ⑴
原子力発電所に入った彼らが目にしたのは、出動要請内容(第3,4ブロックの建屋の屋根が燃えている)とまったく違う状況だった。
消防士の仲間のひとりが、鉛の壁らしき厚いブロックを瓦礫の中から見つけ、グローブをはめた手で「コレ、なんだ?」と持つ。
その直後、呻き声をあげた同僚がグローブをはずすと、手が焼けたように皮膚がただれ落ちていた・・・
2:30 AM
ディアトロフからの連絡で、本部の核シェルターに集まったブリューハーノフ所長とフォーミン技術長にディアトロフは、「技術的問題が発生し、非常用タンクに水素が蓄積し、爆発が起き、建屋に屋根が燃えた。全力で炉心へ給水を続けています。建屋の中の放射線量は毎3.6レントゲンです」と報告する。
所長も技術長もその値を聞き、「思ったほど悪くはない」と判断。
作業時間を6時間以内にするよう指示を出した。
住民たち
鉄橋から火事を見物する町民たち。
彼らは燃える発電所の色が不思議なことに気づくが、危機感はなかった。
そこへ、灰が降り落ち始める。
消防活動 ⑵
ワシリーは、指示で建物の内部に近づき消火活動をする。
3:30 AM
現場を見たスタッフから、「炉心はない。水を送っても意味がない。いい加減、現実を見ろ」と言われても、アキーモフは、「メルトダウンを防ぐために水を送らないと。手動でポンプを開く」と言って、レオニードを共に部屋を出る。
ふたりは手動ですべてのバルブを回し始めるが、すべてを開ける前に、放射線宿酔によって、意識が朦朧とする。
5:20 AM
呼び出された職員が、原発に出勤してきた。
核シェルターに、プリピャチ市執行委員が集められ、ブリューハーノフ所長から、「巨大タンクの誤作動で、4号炉建屋が壊れ、火災が発生した」と報告される。
事態は収束しつつあること、ソ連の原子力開発に関係することは重要な国家機密であることを踏まえ、プリピャチ市に警官隊を2~4千人派遣すると言う。
しかし議員のひとりから、「ほんとうのところの危険度はどうなのか?」と質問があがる。
フォーミン技術長は、建屋の周りにだけ放射能が少し検出されている程度と答えるが、その議員は、「ちがうだろ。来る途中、吐いてる人たちを見た。ヤケドを負った人も。放射線量はもっと高いハズだ。今すぐにでも、皆を非難させるべきだ。空気が光っている」と指摘しする。
しかしディアトロフは、「チェンコフ効果です。微弱な放射能でも起きます」と説明する。
そこへジャルコフが割って入る。
「政府がこの状況を危険はない、パニックを防げと言ってる。それを信じよう。この町を封鎖しよう。移動は禁止、通信も遮断する。誤った情報を広げるな。今夜のこの決断は後々報われるだろう」と言い、委員会の拍手をもらう。
その拍手をドアの外で聞いていたシトニコフ副技術長。
彼は委員会員が去った部屋へ入り、「原子炉建屋内の線量を測定したが、線量計が壊れた。消防隊のものでも再度測定したが、針が振り切れました」と報告するが、ブリューハーノフ所長もフォーミン技術長もディアトロフも誰1人それを信じない。
シトニコフは、「4号建屋の周りを歩いたところ、瓦礫の中に黒鉛のカケラがありました」と告げるが、「見間違いだ!黒鉛であるワケがない!」とディアトロフは怒号をあげる。
「まさかキミは炉心が爆発したとでも言うのか?」と聞くフォーミンに、そうですと答えるシトニコフ。
すると立ち上がったフォーミンは、「キミも私も原子力技術者だ。RBMK炉がどうやったら爆発するのか、教えてくれ!ありえんだろ!」と言う。
怒りを抑えずディアトロフが、排気筒の上から4号炉を見下ろし、確認してくる・・・と言った途端、嘔吐して倒れた。
フォーミンは、嫌がるシトニコフに、排気筒の屋根から中を確認してこいと命令する。
排気筒の上からシトニコフが見たのは、炉が吹っ飛び、何もない4号炉だった。
シトニコフの顔は、あっと言う間に放射線焼けを起こした。
そして、フォーミンとブリューハーノフ所長に報告する。
その頃、原子力職員、消防隊員たちが次々放射線宿酔で病院に搬送されはじめる
ヴァレリー・レガソフにかかった電話
ソ連閣僚会議副議長で、エネルギー部門責任者であるボリス・シチェルビナは、ヴァレリー・レガソフに電話をし、原子力発電所で事故が起きたと報告するが、
”非常用タンクが爆発し、火災が起きたが鎮圧した。炉心に給水を続けている。放射線量は、3.6/時レントゲン” と報告された。
それでもヴァレリーは、「すぐに避難するべきです」と言うが、シチェルビナは、「キミはRBMK炉の専門家として、そのことだけに話してくれれば良い。午後2時に集まってくれ」と一方的に言うだけで、見識者の意見など聞く耳を持っていないのだった。
感想
事故があった直後から、現場を見に行くこともせず、「炉心に給水を続けろ!」と職員に指示する副技師長のディアトロフ。
核分裂しないように核燃料の温度を下げる目的でしょうけど(私はそう理解している)
福島原発事故の時も、何度も「炉心に給水を続ける」って聞きまくりましたよね
その前に、見に行ってくれ!現場!(マジ)
「炉心はありません」と言う部下を、「錯乱してる」と言い放つディアトロフこそ、錯乱してたんでしょうね。
あんな風になったら、何が正しいのか、誰が残って何をするべきなのか、全くわかりませんけど、町民は絶対に避難させるべきですよね。
消防士が黒鉛の壁の破片を、あんな厚手のグローブで持っただけで、手を溶かしてしまうなんて、どれだけのものか・・・言葉がでないです。
発電所近くの病院に、ジンチェンコ医師の話~、ヨード剤がないこともわかりました。
もしもの備えが病院にもなかったと言うことですよね。(ヨード剤は、簡単に説明すると被爆を抑える薬です)
1話を見ただけでも、原子炉は絶対に壊れないものと信じて疑ってなかったことがわかります。
もしもの時の対処方法は、ほぼ考えてなかったんでしょうね、恐ろしい話ですが。
自殺したヴァレリーも、放射能汚染による症状が出てたようですね。
白いハンカチに血がついていましたから。
コメント
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