新ビジネスがいよいよ始動。しかし不協和音が響く船出に。
#3 新しいチーム Hazard Pay あらすじ
ウォルター、ジェシーはマイク、ソウルは、新ビジネスをラボ探しからスタートする。
スカイラーはますます追い込まれていく。
相関図
まとめ
マイクの仕事
クリーニング工場主任デニス
マイクは弁護士ダンのアシスタントを装い、留置場にいるデニスと面会する。
「フリングとの契約はまだ生きてる。約束を忘れるな」と確認するマイクにデニスは、「8年の実刑に危険手当も没収された。話しが違う。オレは話さないが、危険手当がなければ誰かが口を割る」と言い出す。
マイクは、「ビジネスを再開させ全員の危険手当を払う。家族の心配はいらない」とデニスに約束する。
このあとマイクは口封じのために、マルティネス、マッギャン、ホルト、ペレス全員と面会する。
新しいビジネス
初顔合わせ
ソウルはマイクが加わることに反対するが、「マイクはこのビジネスに詳しい、売人も知ってる」と説得し、ソウルの事務所で初顔合わせする。
マイクは、「ビジネスはオレが仕切る。ウォルターとジェシーはブツを作る。互いの領域には口出しはしない、それがルールだ」とマイク。そんなマイクの様子を見てソウルは、「大丈夫なのか?」と言うが、ウォルターは、「私がカレを仕切る」と言う。
ラボ
ソウルが探したいくつかの工場を視察するが、どこも一長一短で決定打にかける中、ウォルターは、害虫駆除業者”Vamosos Pest(ヴァモス・ペレス)”に注目する。
害虫駆除をする時、家をテントで覆って殺虫剤を撒く。数日間はこの状態で、誰も家の中には入らないし異臭があっても問題ない。つまり、”移動式調理場”でブルーメスを作ると言うのだ。
ヴァモス・ペレスは社長のアイラ、サンドール、フェルナンド、トッドの4人で仕事をしており、実は裏稼業は窃盗団(駆除業務を利用した)だった。
ジェシーはスキニー・ピートとバッジャーの協力で、音楽機材を入れる大型ケースを4つ購入すると、それに調理機材を入れ、メチルアミンのボンベには、殺虫剤のラベルを貼り直すなど、入念に細工。
マイクはヴァモス・ペレスの社員に細かいルールを説明した。
再始動
害虫駆除契約をした家をヴァモス・ペレスが準備し、その後、ウォルターとジェシーが家の中へ。
家の中には、ビニールハウスが組み立てられており、その中には機材が組み立てられていた。
ウォルターたちは、このビニールハウスでブルーメスを作るのだ。
早速ブルーメス生成に入るふたり。
ブルーメスの最後の行程を待つ間が、休憩時間だ。
TVを見てビールを飲み、くつろいでいたジェシーに、「お前とアンドレアはお似合いだ。彼女はお前に惚れている。これからどうするつもりだ?」と言い出すウォルター。
「時期が来たら家族になるつもりだ」と言うジェシーは、幸せそうだ。
しかしウォルターは、「彼女とどうやって向き合うか考えたことがあるか?」と言い出す。
「まともな仕事じゃないことは気づいてる。だが話すつもりはない」と言うジェシーに、「不安がないと言えばウソになるが、お前を信用してる。秘密を持つと壁ができる。経験したから分かる。どこまで彼女と共有するかを考えないと。正しい判断をすると信じてるからお前の判断に任せる。お前を愛してるなら彼女も分かってくれる」と言うが、ジェシーは考え込んでしまう。
結局、ブルーメスは49,27ポンド作れた。
ウォルターとジェシーは駆除薬散布をスタートすると、その家を去る。
スカイラー
ウォルターはスカイラーに相談することなく、アパートを引き払い自宅へと戻ってきた。
限界
洗車場で仕事をするスカイラーを訪ねてきたマリーは、ハンクが仕事復帰したとよろこび、「杖なしで歩けるようになったのはスカイラーたちのお金のおかげだ」と感謝すると、ウォルターの誕生日会を盛大に祝おうと提案する。
「去年は、肺ガンが発覚しての誕生会だったから、今年は盛大にしましょう」と言うマリーに、「今年は誕生会をしない」と言い出すスカイラー。
「どうしたの?何かあったの?スカイラー?」と矢継ぎ早に質問され、スカイラーは、「うるさい黙れ!黙れ!黙れ!黙れ!」とパニックを起こしてしまう。
秘密をバラす
ひと仕事を終えたウォルターが帰宅すると、そこにはマリーが。
マリーは、何度電話をしても出なかったウォルターを責め、スカイラーがパニックを起こした理由がわかるまで帰らないと言う。
「もしかしたらまたギャンブル?それともガンが再発したの?真実を話して」と言うマリーにウォルターは、「テッドが2週間前に転倒して脊椎を損傷し、二度と歩けなくなってしまった。スカイラーはそのことで苦しんでる」と話してしまう。
マリーはスカイラーがテッドと関係を持っていたことを知らなかったのに、ウォルターはそれ利用したのだ。
そして動揺するマリーに、「ハンクには黙ってて欲しい」と口止めするのだった。
ビジネスの亀裂
「3人で山分けし各自36万7000ドルずつだ」と言うマイクにウォルターは、「売人の手数料を引いても、137万9560ドルのハズだろ?30万ドル近く足りない」と言い出す。
「その30万ドルは、ラバ(運び屋)への支払いだ」と言う説明に、納得できないウォルターは、「ガスの時はどうだった?」と言うが、「ガスは20年をかけて販売網を構築し、16台の冷凍トラックで運んでた。その運送担当は今は拘置所にいるぞ。ガスを殺さなきゃ、ラバは雇わずに済んだがな」とマイク。
加えてマイクは、「今回はメチルアミンはタダで手に入れたが、次回からは原料費もかかる」と言う。
そしてマイクは3等分した取り分から、ヴァモス・ペレスへの支払い分(11万、1回に付き25000ドル)、ソウル(1万8000ドルずつ)を引いたあと、「”レガシーコスト(負の遺産)”はひとり11万7000ドル負担する」と言い出す。
「”レガシーコスト(負の遺産)”?何のことだ?」とウォルター。
マイクは、「9人いる。過去の関係者で色々知ってる。彼らが捕まるのも時間の問題だ。危険手当を没収されたから、オレたちが払ってやるんだ」と説明するが、「そんな義理はない。ガスが雇ったんだ、無関係だ」とウォルター。しかしマイクは、「雇ったのはガスでもオレの仲間だ。警察が彼らをマークしてるが、カネを払えばカレらの口を封じられる。ビジネスのために支払う」と言う。
だがウォルターは、「”レガシーコスト”を払うべきはあんた自身だ。自分の取り分から払え」と言い出す。
見かねたジェシーが、自分の取り分を使ってくれと言ったことから、「分かった、払おう」とウォルターは言うが、マイクは、「レガシー・コストは今後ずっと払うことになる。必要経費だ」と言う。
結局、今回の取り分は、13万7000ドルだった。
想像よりはるかに少ない取り分に、呆れたように、「前より取り分が少ない」と文句を言うウォルターにマイクは、「お前はガスにはなれん」と言いきるのだった。
不満
結局、1回の調理で手に入れたのは13万7000ドルだった。
その金額に不満気なウォルターにジェシーは、「ガスの下では200ポンド/1week作ってた。今は1回で50ポンドだ。仕方がない。今はオレたちは事業主だ。雇われじゃない」と納得させようとするが、ウォルターは、「ヴィクターを覚えてるか?ガスがカレを殺したのは、私への警告だと思っていたが、それだけじゃなかったらしい。ヴィクターはブツを作ろうとした。ヤツは領域を越えたから殺されたんだ」と言うのだった。
ウォルターはこの時点で既に、マイクを鬱陶しい存在だと認識した様子
感想
シーズン1のホワイト先生だったころのウォルターはもういません。
よく考えると、この話は、たった1年余りのことのようです。(マリーが発言している)
ステージ4の肺ガンを宣告され、死を覚悟した化学の高校教師が、残される家族が苦労しないお金を残したいと始めた裏稼業ブルーメス生成。それがたった1年余りでこの状況ですもんね。
そりゃスカイラーの人生は、夫ウォルターに翻弄されまくっている状況ですから、精神も病むと思います。
最近のウォルターは、”金の亡者”です。
スカイラーが勝手にテッドの税金分(約1億弱)を使ったことも要因だろうけれど、とにかく、カネ、カネ、カネです。
マイクが、「お前はガスにはなれない」と言ったとおり、絶対にウォルターはガスのような麻薬流通を作ることはできません。仮にできたとして、それはその道に詳しい者の手を借りた結果でしかないのに、ウォルターはそれを自分たち4人(自分、ジェシー、ソウル、そしてマイク)でやろうとしているところが大きな問題です。
麻薬カルテルの怖さを知ったハズなのに・・ね?
逆にジェシーは、ウォルターを信頼してしまい・・。とうとう良い関係になってたアンドレア母子とも別れてしまったって・・・。
ほんとうにステキなカップルだったのに。
確かに、ウォルターのアドバイスは的を得てるけど、可哀想なジェシー。
カレこそ、未来ある青年(たぶん、25,6才)なんだから、人生をやり直して欲しかったな。
ジェシーをこの世界に巻き込んだウォルターは、ジェシーへの責任もあると思う。
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