トマス・ウェイドは三体と戦うための準備に入る。
#6 星群計画 The Stars Our Destination あらすじ
地球外生物(三体)が地球に襲来する報道は全世界を大混乱に陥れた。ウェイドはロンドン郊外に地球防衛の拠点を作り、各国から有識者を集め、ジンにも協力を求める。
一方、ウェイドのパナマ計画に協力した結果、多くの人を殺害してしまったことに苦しむオギー。
相関図
まとめ
混乱する世界
天の巨眼が出現、地球外生物(三体)が襲来するとの報道で全世界は大混乱、各国が軍を配置する事態に。
アメリカでは外出禁止令が出され、ロンドンでも暴動が起き、自殺カルトが出現する一方で、三体を崇める宗教団体まで現れたため、保険当局は緊急事態を宣言。
一方で、地球防衛の資金調達のため星群計画が始まるー。
ウェンジェ
ジンとの面会
ウェンジェとの面会を許可されたジンは黙ったままのウェンジェに、「世界中の人々が不安に怯え、自殺者まで出てる。あなたが皆を地獄に送った。なぜヴェラ教授は死んだの?ジャックの死もあなたが関与したの?」と迫るが、「救われるためだった。危険は承知だった。私には人類の進む道が見え・・・」と自分の行動を正当化しはじめるウェンジェ。ジンはその言葉を遮ると、「人類の未来を決める権利はあなたにはない。進化した種を地球に招けば人類は破滅する。立派な物理学者でもあなたは歴史に汚名を残しただけ。でも私は、反撃者として歴史に残る」と言い切る。
娘ヴェラの自殺の理由
ダー・シーから娘ヴェラの自殺理由を問われたウェンジェは、「マイクとのやり取りをヴェラが全部知ったのだと思う。でもヴェラは何も言わず、手紙も残さず亡くなったから真相はわからない」と言うと、「私は逮捕されたわけじゃない。今後一切話さない」と黙秘を宣言する。
釈放されて
ウェンジェは釈放された。(監視は続く)
自宅に戻ったウェンジェはひざまずき、主に向けて、「全責任は最初に接触した私にある。古い信条がこの事態を引き起こした。でもまだアイディアが残っている。数世紀後に大規模な戦争が起こるかも、あるいは何も起きないかも」と伝えるー。
地球防衛の星群計画 ①
指揮を執るトマス・ウェイド
トマス・ウェイドは本部を”ウイッチウッド・マナー屋敷”に設置。世界各国の有識者を集め、”探査機”を敵艦隊に送る方法を考えるよう求めるが、「いますぐ探査機を送っても敵艦隊に出会うのは398年後になる」と有識者。しかしウェイドは、「彼らに出来て我々に出来ない理由はない」と諦めない姿勢を見せる。
トマス・ウェイドとジン
ウェイドから三体の”ソフォン”に負荷をかける方法を問われ、月に粒子加速器を設置する案を出したジン。
ウェイドはジンのその斬新なアイディアに、「既存技術で光速1%以上を出す案を考え、有識者の前でプレゼンして欲しい」と頼む。
ジンのプレゼン
ジンは有識者らに”核兵器をエネルギーとして使う方法”を提案、核爆発千回で光速1.12%に到達できると言う階梯(かいてい)計画をプレゼンするが、有識者たちは、「斬新だが未検証」「ミスは許されない」「核条約に違反している」「費用は数兆ポンドで済まない」などと批判が噴出する。しかしジンは、条約の修正や費用は科学者の仕事ではないと言い、「ミスの余地はないけど不可能でもない」と言う。じっとプレゼンを聞いていたウェイドは、「やる価値はある」と採用する。
ラジ
ラジはウェンジェの部下として”宇宙艦隊”で働きたいと志願。
ウェイドはラジを月に建設予定の造船基地に配属することを決める。
オックスフォードの仲間
海辺のコテージ
ウィルが静養する海辺のコテージにいるソールとオギー。
そこへ遅れてやって来たジンはウィルに”金魚”をプレゼントする。ウィルはその金魚に”プーシキン”と名前をつける。
オギーの苛立ち
ウェイドに協力し、パナマ作戦で自身が開発したナノ繊維で大きな被害と多くの人を殺害したことに苦しむオギーは、ジンがウェイドの下で働くと知り、「カレはファシスト(独裁的、暴力的なリーダー)」と批判、怒りを顕にし、パナマ作戦について何も知らないジンに、「ラジからパナマのことを聞けばいい」と突き放すが、「5平方キロ、重量50キロ以下の帆がいる。ナノ繊維で創ったセイルはオギーにしか作れない」とジン。
しかしオギーは、「断る」と取り付く島もない。
未知の生物”三体”と連絡を取り、400年後の日本襲来を助けている組織が乗るタンカー”審判の日”。そこにあるとされる三体との交信記録を手に入れるためにトマス・ウェイドは、海軍将校ラジを司令官に、オギーが開発した”ナノ繊維”を使いタンカーを破壊、千人もの乗船客を殺害、重要データを手に入れた。
ウィルの気持ち
翌朝ウィルは、滞在を伸ばすと言うジンの背中を、「世界を救って」と押す。
ジンは2隻の紙船を折ると、「ウィルと私」と言って海に浮かべ、ロンドンへと戻って行った。
ウィルのジンへの気持ちを知っているソールは、「ジンに気持ちを伝えるべきだ」と言うが、「ジンにその気がない。カレシもいる。告白すれば友情を壊すだけ」とウィル。
しかしオギーからも、「伝えるべき」と言われ、ロンドンに向かうー。
ジンとラジ
任務について多くを語らないラジにジンは、「オギーは自分の開発したナノ繊維が殺人に使われたことを苦しんでいる。1000人も亡くなってなんとも思わないの?」と問うが、「三体は科学者を殺し科学の発展の邪魔をし、ジャックも殺したんだ。ウェイドの仕事は戦争の準備だ。それがイヤならどうして探査機を主導してる?」とラジ。
だがジンを愛しているラジは、「キミに話すべきだった」と謝り、「私は仕事を辞めるべきなのかも」と迷うジンを、「キミの仕事だ。諦めきれないだろ。心配ない」とハグする。
そんなふたりを影から見ていたウィルは、ジンに気持ちを伝えず、静養地へと戻る。
地球防衛の星群計画 ②
ジンはウェイドに、「核爆発を使う方法では探査機の速度が減速できない。それに探査機が敵戦艦とすれ違うのは数ナノ秒。それでは情報が取れない。敵は探査機が来ることに気づき破壊する」と報告するが、ウェイドは、「問題ない、壊さんよ、カメラでなく人間を送る」と言い出す。
ウィル
結局、ジンに思いを伝えずに帰ってきたウィルは、「ジンが必要としてるのはオギーだ。キミの協力が欲しくてジンはここに来たんだ」と言い出す。ウェイドを冷酷だと思っているオギーは、「モンスターに協力はできない」と言うが、「ジンは道を誤らない。キミの才能が力になる」と背中を押す。
そしてウィルは海辺でジンが浮かべた2隻の紙船と同じボートを見る。(幻想だったのかも)
ウィルはジャックからの遺産を”星群計画”に投資する決断をする。
感想
相変わらず難解ではあるのだけど、少しこれからどうなるのか・・が気になるドラマにはなって来ました。
全8話なので、あと2話でどこまで話しが進むのか見当もつきませんが。
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