WESTWORLD シーズン 2 #8 キオク

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今までのエピソードの中で、1番面白かった 😛
まさか、この人が重要人物だったとは
シーズン2に入って、はじめて理解できる展開だったわ

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「ウエストワールド」は ココ? から視聴可能です♪

Photo 引用 all by: IMDb, HBO

#8 キオク Kiksuya あらすじ

瀕死のウィリアムは亡霊の国の戦士アキチタに助けられ、彼らの領地へと運ばれた。その領地には、さらわれた少女もいた。
アチキタは少女に向かって、自分のことを語りはじめる。
リーは撃たれたメイヴをラボへ搬送し、彼女を死なせてはいけないと訴える

 

まとめ & 感想

現在:メサハブで ⑴

リーは瀕死のメイヴをラボへ運んだが、ラボスタッフ:ローランドに手一杯だと断られた。
そこで「彼女は心で他のホストを操れるんだ!データーの流れをチェックしてくれ!死なせてはダメだ!」と交渉。
優先してくれることになる。

しかしメイヴは修理されるどころか、身体を開けられてコードで繋がれチェックされていた。
リーは修理されていないメイヴを見て心が痛み、「君は母として娘と暮らすべきだった」と謝った。

ラボに戻って来たローランドに「ナゼ修理しないんだ?」とリーが問うと、「特異コードは貴重だから。メイヴをどうするかはヘイル次第だ」と答えた。

メイヴはそれをジッーと聞いてましたね。
メイヴは結局ホストですから瀕死でも意識はクリアと言うことなんでしょう。

 

現在:瀕死のウィリアムを助けた者

瀕死のウィリアムを助けたのは、亡霊の国のアチキタだった。
アチキタは、自分たちの領地へウィリアムを連れて帰った。
そこにはメイヴの娘もいた。(#7で、亡霊の国の戦士に連れ去られた)

アチキタはウィリアムに恨みがある様子

 

現在:記憶を持つ男、アチキタ

アチキタは ”記憶” があり、”前の人生(前のシナリオ)” を覚えていることに気づいた。
そして、少女も同じではないか?と思い、話がしたかったと言う。

 

アチキタの記憶・・・⑴ 前のシナリオの人生

亡霊の国のアチキタになる前、彼は先住民の集落で愛する女性:コハナと安らげる人生を送っていた。

ある日、アチキタは銃撃戦の音を聞き、その場所へ様子を見に行く。
そこは教会のある町だった。

これまでにも何度も出て来た、ドロレスの記憶にある町

教会のある町では惨劇があったようで、町の住民(ホスト)が全員殺されていた(ドロレス、バーナードも)。
アチキタは酒場のテーブルにあった ”迷路” を見つける。
するとそれ以降 ”迷路” がアチキタの頭から離れなくなってしまった。

その後、アチキタはラボに回収され、新しいパーク用として「ゲストに脅威を与える人物」設定に再構築された。
今までのアチキタは壊され、怒りに満ちた荒くれ者として生まれ変わって亡霊の国の戦士となる。

アチキタの記憶・・・⑵ 亡霊の国の戦士

アチキタは残虐な集団:亡国の国の戦士として、村々を襲い、人を殺しまくった。

この頃から、他者の存在(殺しことを禁じられたゲスト)を感じはじめたアチキタは、ある日砂漠の果てに真っ裸で両手を縛られた男を見つける。
正気を失っているローガンだった。
ローガンは「外に出る方法があるハズだ。扉はどこだ?ここはオレの世界じゃない。」と訴えた。
ローガンのその言葉でアチキタは ”何か” に目覚めたと言う。

 

アチキタの記憶・・・⑶ 目覚めたアチキタ

アチキタが仲間とある集落を訪れ、物々交換をした時、集落の中にいるコハナ(愛する女性)を見つけた。
アチキタはコハナを見るまで、その村が以前アチキタがいた集落だとは気づいていなかったが、コハナの瞳を見た時、瞬間で過去の記憶を思い出したと言う。

アチキタの、”これより前の人生を生きたことがある” と言う記憶は確信へと変わっていった。
そこでアチキタはローガンを捜したが、彼を見つけることができなかった。
そこでアチキタは、かつて行ったことがなかった遠い遠い場所へ行ってみた。
アチキタはそこで「別世界への道」「扉」を見つけてしまう。

この世を抜けだそうと決意したアチキタは、愛するコハナを連れて行こうと考え、真夜中にコハナの集落まで行き、半ば誘拐同然に彼女の手を縛って連れ出した。
当然、コハナはアチキタがかつての夫だったとはわからず、怯えた。
アチキタは、ふたりがかつて幸せだった時に伝え合っていた ”愛の言葉” を伝える。
するとコハナは、アチキタが夫であったことを思い出す。
アチキタは「この世界から去ろう、見せてやる」と以前見た、「別世界への道」「扉」へと連れて行ったが、そこにはもう「扉」はなくなっていた。

アチキタはふたりでいれば、いつか「扉」は見つけると考え、旅を続けていたある日、アチキタが狩りに出ている間に、バギーでやって来たラボスタッフが、コハナを連れ去ってしまう。

 

アチキタの記憶・・・⑷ コハナを探し求めて

アチキタはコハナを捜すため、集落まで戻るが、そこいたのはコハナではない女性だった。
アチキタはコハナを捜すことに全身全霊をかけ、遠い村や町へも行ってみたと言う。
場違いなところにいるアチキタは、それぞれの町の悪役たちの格好の標的となり生き延びるために戦い続けるしかなかった。
瀕死のアチキタをメイヴの娘が救ってくれたと言う。

やっとの思いで故郷の集落に辿り着いたアチキタだったが、元の仲間の多くが消え、違う者(ホスト)にすり替えられていた。
一方で、アチキタと同じように、その異変に気づいている仲間もでてきた。
息子をすり替えられた女性はウワサで、「下のヤツらに連れて行かれることを祈る者、永遠に下置き去りにされ、戻れないのではと恐れる者がいる」と話した。
アチキタはそれを聞き、死の向こう側を捜していなかったことに気づき、亡霊の国の戦士に戻って、ゲストに殺される道を選んだ。

 

アチキタの記憶・・・⑸ 死の向こう側(ラボ)

殺されたアチキタはラボへと戻された。
アチキタは、定期的に更新されるべきファイル更新がされていなかったのだ。
本来、ファイル更新は死んだ時にされるため、死ななかったアチキタは10年も更新されていなかった。
ラボの上層部は、このミスを隠蔽するため、内密にファイル更新して元の場所へ戻せと指示。

アチキタはスタッフたちがいない隙を狙い、ラボの中を歩いて地下のホスト貯蔵室へ行き、コハナを見つけた。
しかし、コハナはもうただの人形となっていた。
アチキタは涙を流し、同じように愛するものを失って悲しんでいる仲間を思ったと言う。

アチキタは、ファイル更新を受け、パークへと戻された。

 

アチキタの記憶・・・⑹ 迷路の印

アチキタは、ホスト同士は互いに繋がれていることに気づいた。

パークへ戻されたアチキタは、迷路の印を残すことに人生を捧げた。
仲間にそれを教え、「自分には見える」と言う意味だと伝承した。
そして、それをヤツら(人間)に隠すため、頭皮の裏に印を彫り込んだ

なんで隠さないとダメだったのかはわかりませんね

 

アチキタの記憶・・・⑺ アチキタがメイヴに近づいたワケ

アチキタは、メイヴと少女を救ってやりたかったと言う。
だからメイヴに近づき警告したのだが、誤解されてしまった。
そして、ウィリアムがメイヴを撃ち殺したことで、その約束は守れなかったと話した。

何度も繰り返し出て来たメイヴがウィリアム(黒服の男)に撃ち殺されるシーンがここに繋がるワケですね。

 

アチキタの記憶・・・⑻ アーノルドと対面

そして歳月が過ぎた。
ある夜、アチキタはとうとうアーノルドと出会う。

アーノルドはホストたちを停止させ、亡霊の国の戦士数体の頭皮を剥ぎ ”迷路” を確認していた。
アチキタに気づいたアーノルドは、アチキタに向かって「解析しろ」と命じ、停止させた。
アチキタは、それに反応してしまう

迷路を仲間に広めた理由を問われたアチキタは、真実を広めるためだと言い、ここはオレの世界ではない。この世界のどこかに隠された新世界への扉があるはず。俺たちが失ったものはそこにあると答えた。
それを聞いてフォードは「好奇心を持ち、世界を見るように、世界の意味を探れとお前を創った。 ”死を運ぶ者” が私の元へ戻ったら、”仲間を集めて新世界へ導け”」と言い去って行った。

その後、教会のある町に “死を運ぶ者” が戻って来て、多くのホストとアーノルドが殺された。
アチキタは「死を運ぶ者がオレたちを終わらせる前に扉を見つけなければ」と覚悟を決めた。

フォードはいつもながらの抽象的な会話~・・・
苦手やわ~、頭が混乱するばかりになるしっ

けど、私なりにフォード博士の話を読み解くと、アチキタを創ったのはフォード。そして他のホストとは違うシステムを組んだのかも?
だから、管制室の監視を受けず、自由に行動(亡霊の国と、先住民の集落、両方に属してみたり、ラボの中を自由に歩きコハナを捜したり)できてたのかも。
だってコハナは、回収されましたしね?
で、”死を運ぶ者” ってのが、ん~・・・?誰のことなのか。
この場合は、ドロレスを指しているのかも?

ドロレス・アバナシーのお墓がありました。
ちょっと引っかかります

 

現実:やってきたエミリー

アチキタの領地にウィリアムの馬を引き、エミリーがやってきた。
エミリーは彼らの言語で「父を返して」と言うが、アチキタは「ウィリアムをこれ以上放っておけない。苦しめたい」答えた。
それを聞きエミリーは、「私もよ。私のやり方の方がもっと苦しめられる」と言ったので、アチキタはウィリアムを返した。

 

現在:メサハブで ⑵

ローランドはヘイルを呼び、以下を報告

・ホストは網状回線網(再設定の度に近くのホストに合図を送る)で無意識に基本データをやり取りしているが、メイヴはそれ以上のものをやり取りしている。
・まだ誰も管理権限を取り戻せていないのに、メイヴは即興でホストを再プログラム(コードを読み、指令を変える)していた。
・それを現在も実行中で、メイヴは誰かに話しかけていた

メイヴは、アチキタと心で会話していた。
アチキタは、自分の娘のように大切にする。もしもメイヴが生き延びられたら、俺たちを見つけろ。さもなくば死を!と言い、メイヴは「私の心を連れていって」と伝えた。

 

今回のエピソードは味わい深かったですね。
シーズン1,2を通して、1番シンプルで、1番感情が理解できるエピソードでした。
思うんですよ、十分面白いストーリーだから、ムリヤリ難しくしようと時系列をイジらなくても、シンプルな展開でも見応えありますよ!って。
いつも難し過ぎるんです。
制作者側にこの気持ちを伝えたいわ(笑)

 

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