アウトランダー シーズン4 #12 神の意思

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シーズン4の中でも、心に残るエピソードでした。
人間の感情とか、信念とか、愛することとか、深く考えさせられました(涙)

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#12 神の意思 Providence あらすじ

ボネットが捕まったことをジョンから聞かされたブリアナは、ボネットに会いたいと言い出す。
一方、モホーク族の村で捕虜として働くロジャーは、監禁された小屋の中で、ある男と出会う。

 

まとめ & 感想

ブリアナの行動

ジョンからボネットが捕まり、来週絞首刑になると聞かされたブリアナは、ボネットに会いたいと言い出す。
ジョンは、身重でウィルミントンまで出向くことは無謀だし、ボネットに会うのは危険だと反対するが、ブリアナはジェイミーからの手紙を見せ、過去は変わらないけれど未来は変えられる。ボネットに言いたいことを言ったら、カレから解放されるかも知れない。子どものためにやってみたいと言う。
ジョンは、ブリーの思いを受け入れ、手を貸すことに。

 

ウィルミントンで

ジョンはブリアナを連れて牢屋へとやってきた。
ブリアナは、ボネットが拘束されていると聞き、ひとりで会うと言う。
ジョンは牢屋の外で待機することに。

その頃、マータフを牢屋から助け出そうと仲間と計画していたファーガスは、マーサリの協力を得て、銃を持って牢屋へ現れ、看守を気絶させ侵入する。

ブリアナはボネットに「ここに来たのは許しを与えるため」と言い、妊娠したお腹を見せた。
そして、「心の傷は消えないけどあんたは忘れる。赤ちゃんにはあなたが存在したこをも教えない。私の子は善人に育つの。立派な人間に」と言い放った。
ボネットは、歯の中に隠していた宝石を出し、「養育費だ」と渡そうとした。
「もらう気はない」と言うブリーに、「最期の望みだ」と言って渡し、「大事に育てろ」と言うのだった。

牢屋に侵入したファーガスたちは、ブリアナを待っていたジョンと鉢合わせになる。
ジョンはマータフが投獄されていると知り、ファーガスたちの仕業を見て見ぬふりをした。

ファーガスから「牢屋を爆破する準備をしている、ここから急いで出て!」と言われ、ジョン、ブリー、ファーガスたちは牢屋から脱出。
ボネットは牢屋にいたが、落ちている鍵束を見つけ、足でそれを引き寄せた・・・・
その時、爆破が起こった。
マータフはマーサリの馬車で逃げた。

 

モホーク族の村、シャドウ・レイクで

モホーク族から暴行を受けたロジャーは、「エハオコンサ」と名前を付けられ捕虜としてこき使われる。
彼らの中にはフランス語を話せる女性ジョイエオンがいて、痛み止めの薬草を渡してくれるなど優しくしてくれるものもいた。
しかしモホーク族の習慣や作法がわからないロジャーは、度々彼らの怒りを買うことに。
とうとう族長テワセクェから「何ひとつ学んでいない」と言われ、小屋に入れられてしまう。

その小屋にはフェリゴールと言う神父が監禁されていた。
ロジャーは、神父からこの場所がニューヨーク州であることを聞かされる。

神父は数年前に伝道のためにアメリカへ来た。
族長テワセクェが神父の説法に感動し、村へ受け入れられることに。
しかし、熱病にかかった神父は死の淵を彷徨う。その時、献身的に看病してくれた女性と恋に落ちたと言う。
赤ちゃんも授かり、モホーク族たちも3人を受け入れてくれたが、神父は神に背いてしまったことに苦しんでいた。
ある日、赤ちゃんの洗礼をしろと言われた神父は、神に背いた自分は洗礼を行う資格がないと拒否したところ、彼らの怒りを買い、小屋で監禁されることになったと言う。
神父の妻はジョイエオンだった。

小屋にやってきたモホーク族は「おまえは名誉を失った。裸にして神の前へ連れて行く」と神父を連れ出した。
戻って来た神父は、再び洗礼を行えと言われたが拒否したため、片耳を斬り落とされていた。
そして明日の朝までに考え直せと言われた。断ったら足を縛って燃やし続けられると言う。
それを聞いたロジャーは、モホーク族は本当の洗礼儀式を知らないのだから、形だけの儀式をすればいいじゃないかと提案するが、神父は神に背いた私へのこれが罰なのだと言うのだった。
たまらなくなったロジャーは、自分のこれまでの身の上を話し、この状況になったボクが言えるのは、「愛に背を向けて自由を掴む。自分で自分を救わないと。助けは来ない。一緒にここから逃げよう。司祭を捜して罪を告白すれば神に許され聖職を続けられる。妻子を連れて逃げることもできる。どちらを選んでもここで死ぬよりマシだ」と神父を説得。
ふたりは穴を掘り始める。

 

ロジャーの運命

一晩中穴を掘り続けたふたりだったが、逃げ出せるほど掘ることができず、朝になってしまう。
神父は「掘り続けて逃げろ。神のご加護を」とロジャーに言い残し、罰を受ける道を選んだ。

ロジャーは必死で穴を掘り進め、小屋から脱出し、逃げ出した。
しかし逃げるロジャーの耳には、絶叫し苦しむ神父の声が聞こえ続けた。
とうとうロジャーは神父を置いて行けなくなってしまう。

集落まで引き返したロジャーが見たのは、火あぶりの刑に処され、苦しみに絶叫する神父と、それを見守る赤ちゃんを抱いた妻ジョイエオンだった。
そのあまりにも惨い状況にロジャーは火を消そうと樽を投げた。それを阻止しようとするカヘロトン(モホーク族)。
しかし、火は逆に炎上してしまう。
それを見たジョイエオンは赤ちゃんを置き、自ら烈火の中に飛び込み、愛する神父フェリゴールと共に死を選んだのだった。

そしてロジャーは再び捕らわれた

 

火あぶりにされる神父。
そして烈火の中に飛び込んだジョイエオン。
バックに流れる「弦楽のためのアダージョ」。
この曲は、このようなどうしようもない、この感情をどこへ持っていけば良いのかと思うような、人間の生と死を感じる場面に良く使われますが、まさしく神父が神に召される惨いシーンに重厚感を与える効果を与えていましたね。
なんだか、このエピソードは見ている私が苦しくなりました。

ところで、牢獄は爆破されましたが、ボネット、どうなったのかな。悪運が強うそうだから、生きていそうですね。

ジョンとブリアナって、ロジャーとブリアナよりお似合いな気がします

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