思ってた以上に難解~
#3 箴言(しんげん) Proverbs あらすじ
ジョーが誤射した弾丸に撃たれたリーザは、下半身不随となり車椅子生活を余儀なくされた人生だったが、奇跡が起き、歩けるようになった。その奇跡を目の当たりにした島民たちは、
相関図
まとめ
ポールの告解
クロケット島の聖パトリック教会にやって来たポールは告解室に入ると、「これから罪を犯します。司祭について真実を隠してウソをつきます。カレはエルサレムに巡礼したが、認知症がかなり進行していた。だから、島民には、本土で病気治療中だとウソをつきます。然るべき時に備えて準備が整うまで。この先の奇跡のために」と懺悔する・・・・。
教会で起きた奇跡
リーザの奇跡
車椅子だったリーザが突然立ち上がり、歩いてポール司祭の聖体拝領を受ける姿を見た島民は言葉を失い、その奇跡に驚く。
リーザが両親と抱き合う中、様子がおかしくなったポール司祭は自宅へ駆け込むと血を吐いた。
スカボロー家の事情
リーザの診察をしたサラは、「脊髄損傷が治るなんて聴いたことがない。本土で検査する方が良い」と勧めるが、ウェイドは、「これ以上の出費はできない。神からの奇跡の贈り物を批判したくない。娘が立っただけで感謝してる」と検査を受ける気はないと言う。
断酒会①
断酒会の席でライリーは、「町に起きた奇跡で大騒ぎだ。だがオレは現実的だ。リーザは誤診だったのかも知れない。ただ疑問なのは、なぜ、あなたはリーザが歩けると知っていたかってことだ。彼女が歩けるからこそあなたはそれをリーザに求めたんだろ?」と悶々と思っていたことをストレートにぶつける。
しかしポールは、「キミを満足させる答えは持っていない」と言う。
島民に起こった奇跡
奇跡を期待する島民
リーザの奇跡が起きて以降、教会には連日、夫、妻、親の病気を治して欲しいと島民が集まっていた。
キーンは島民たちに、「大げさに騒がないで。神にただ祈りましょう」と言い聞かせる。
その様子を窓から見ているポール司祭。
島民に起こった奇跡
ライリーの父エドは腰痛から突然解放され、母アニーは目が良く見えるようになった。
リーザも杖が必要なくなるまで回復、ウォーレンとリーザは付き合うことに。
そしてサラの母ミルドレッドの認知症も改善、娘のことが分かるようになった。
ポール司祭の異変
リーザの奇跡以降、ミサに集まる島民で教会はいっぱいだった。
ミサの準備をする従者ウォーレンは、ポール司祭が葡萄酒をスキットルから注いでいるのを見て不思議に思う。
その後の説法中、ポール司祭は真っ青になり、島民の前で倒れてしまう。
ポールはサラの診察を受け、ウィルス感染だろうと言う診断を受けた。
リーザとジョー
赦し
ある日、ジョーのトレーラーハウスのドアが叩かれた。
やってきたのはリーザ。
驚き言葉を失うジョーに、部屋を見渡しながらリーザが言ったのは、「想像どおりね」と。
リーザは、「ただ父親と道を歩いていただけだったのに、あなたの誤射で人生が一転した。あなたが憎い、何年も憎み続けた。あなたが傷つけばいい、苦しめばいい、惨めに生きればいいって思ってた。想像どおりと言ったのは、そう言う意味よ。あなたは私の未来を時間も奪った。でもここに来たのは別の理由よ。ジョー、あなたを許すわ。だからあなたも変わって欲しい。こんな惨めな暮らしから抜け出して欲しい」と訴えた。
断酒会で
ジョーが断酒会にやって来た。
「リーザに起きた奇跡を聞いた。リーザはオレを許すと言ったが、オレは簡単に許されるワケがない」とジョー。するとポール司祭は、「ライリー、キミにしか言えないことがあるはずだ。それをジョーに伝えて」と言い出す。
ライリーは、「ここへ来たこと、まずはそれがすべてだ」と言う。
断酒会が終わったあとライリーとジョーが帰ったあと、ポールはまた嘔吐する。
ジョーの変化
帰り道、キーンの悪口を言いながらも、「オレの人生も価値があるのかも知れないって思えるようになった。まさかオレが教会に行くなんてな。オレを心配してくれたのは姉だけだった。その姉も島を出たがオレは残った。出ることは簡単だったがそれじゃダメだと思ったんだ。自分に罰を与えたかった。その姉も数週間前に亡くなった。元気な時に会いに行くべきだった。努力すべきだったのにできなかった。でも今ならできる気がする。そうやって努力することで、周囲の反応は変わるのか?」とジョー。ライリーは、「周りは何も変わらない。だけど、一生懸命努力すれば違う人間にはなれる。きっと」とライリー。
するとジョーは、「違う人間になろう」と握手を求めたー。
宗教と教育の問題
ある朝、息子アリのカバンの中に聖書を見つけた父ハッサンは保護者会で、「公立校で聖書を配るべきではない」と問題提起する。
教師のエリンはハッサンの意見に賛同するが、キーンは、「聖書を教室に置くことは、小説をおいているのと同じこと。それに皆は奇跡を体験した。今こそ宗教回帰時を迎えてる」と自分の意見を曲げようとせず、島民の何人かから拍手を受ける。
エリンはライリーに、「盲信してるキーンが不愉快」と不満を漏らす。
息子アリと父ハッサン
イスラム礼拝を終えたあとアリは、「日曜ミサに行って見たい。どんな感じが見たいんだ」と言い出す。
「あまり良いことと思えない。私たちはイスラム教徒だ」とハッサン。
するとアリは、「オレが決めた宗教じゃない。島に引っ越したこともすべて父さんが決めてきた。あんなこと(リーザの奇跡)が起きんだ、興味がある」と言う。
ハッサンは、「あれは誤診だったんだ」と言うが、「奇跡だよ」とアリ。
ハッサンは妻の写真を手に、「母さんは膵臓がんで苦しんだ。だが最後まで信仰を貫いた。神は人を選んで癒やしたり救ったりするのか?神の力はそんなものじゃない。魔法なんかないんだ」と言うのだった。
そしてテーブルライトを消そうとしたハッサンは、窓の外に人がいるのが見えた
突然の出来事
ポール司祭が留守中、スカボロー夫妻を教会に呼んだキーンは、「司祭のために公民館で夕食会を開きたい。その時、スピーチをお願いしたい」と提案する。
その時突然ドアが開き、戻って来たポールが倒れた。
血を吐いて痙攣するポールをただ呆然で見ているだけのキーンとスカボロー夫妻。
ウェイドは動かなくなったポールの脈を確認すると首を振る。
ポール司祭は亡くなってしまった。
【過去】ポールの告解
ポールの懺悔を続ける・・・。
エルサレムで巡礼の一行とはぐれてしまったプルーイット司祭は、動揺し砂漠を彷徨い、砂嵐に襲われた。
プルーイット司祭は嵐を凌ぐために、洞窟に入った。
真っ暗な洞窟の中でプルーイットは持っていたマッチで灯りを照らすと、光る目がふたつ。それはだんだん近づいて来て、最後は目の前に現れた。
大きな翼を持つその生きものはプルーイット司祭の首に噛みついたが、プルーイットはそれが”天使”だと気づく。その後天使は自らの血をプルーイットに飲ませた。
翌朝、プルーイット司祭が目覚めると、若返っていた(ポールそっくりに)
ポールは、「天使を必要とするこの島にカレを連れて行かねばならなかった。誰かに見られないよう天使を木箱に隠して運んだ。私はやり遂げた。そしてウソをついた。私が救うべき人々のために。神の恵みと奇跡がこの島に届くように。だからミサでついたウソを許し給え」と懺悔した。
生き返ったポール
突然ポールが行き返った。
再びスカボロー夫妻とキーンは、その奇跡を見たのだった
感想
イヤ~、理解しきれてないんですケド・・・
分かったことは、ポール・ヒル司祭は、若き日のプルーイット大司祭と言うことですよね?
なんかね、島民が皆、若返りそうな予感がするんですよね~、私。
だって、皆老けメイクしてません?(笑)わからんけど。
とにかく、全く理解しきれないまま、残り3話を見ることになりそうです
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