バーナード・コーンウェル氏の小説「サクソン・シリーズ」原作の、デーン人(ヴァイキング)の支配下となる9~10世紀のイングランドを舞台にした史実ドラマです。
# 3 あらすじ
ウートレッドの作戦を取り入れアシュスの丘でグスルム率いるデーン軍を待ち受けたエセルレッド王率いるウェセックス軍。勝利を手にしたもののエセルレッド王は瀕死の重傷を負ってしまう。
相関図
まとめ
ウェセックス王国:ウィンタンセスター(現ウィンチェスター)その1
ウートレッドはレディンガムに集結するグスリム率いるデーン軍を視察し、「数日以内に襲撃してくる。アシェスの丘で迎え撃つべき」と進言。
それを受けエセルレッド王はアシェスの丘でデーン人を迎え撃った。
デーン軍に勝利したが・・・
デーン軍に勝利したものの、エゼルレッド王は瀕死の重傷を負って帰還。
一方、王の息子エゼルウォルドは、デーン軍との戦いに参戦するどころか修道士と身を隠していた。
それでも父王の死を前に、「次の王はオレだ」と継承権を主張する。
そんなエゼルウォルドにヤング・オダは、「父王にその気持を話し、世継ぎ指名を受けるべき」と進言。
世継ぎを主張するエゼルウォルド
だがエゼルウォルドはその夜、娼館で呑み遊び、朝を迎えてしまう。
翌朝、父王逝去を知ったエゼルウォルドは参議らを前に、「父は私に王位を譲ると言った。最後の王命だ」と主張するが、オダから、「ここにいるものたちは皆、王がアルフレッド様を指名するのを聞いた」と言われてしまう。
アルフレッドはオダとレオフリックに、エゼルウォルドに現実をわからせるよう指示。
ふたりはエゼルウォルドの喉元に剣を突きつけると、「王の息子だろうと愚かなヤツを野放しにはしない」と言い、ハンプトン修道院へと送り込む。
アルフレッドとウートレッド
王位を固めるアルフレッドは、投獄していたウートレッドとブリーダを釈放すると、「キミの発言は真実だったようだ。この借りは返す」と言うが、「それなら私を領主として認め領地が欲しい」と要求するウートレッド。
ベオッカ司祭とウートレッド
アルフレッドを敬うどころか、べバンバーグ太守復帰に固執するウートレッドにベオッカ司祭は、「領主になりたいならアルフレッドを主君として敬うべきだ。陛下はお前を認め、使いたいとおっしゃってるが、ブリーダを良く思っていない」と進言。だがウートレッドは、「オレがここにいるのは、アルフレッドに仕えるためじゃない。冨と領土と称号を取り戻すためだ」と聞く耳を持たない。
そんなウートレッドにベオッカ司祭は、「お前は勇敢だが考えが浅い。思慮が足らない。父上にはあった」と言い聞かせる。
鎖帷子(くさりかたびら)
アルフレッドはウェセックス軍に勝利をもたらした褒美としてウートレッドにサクソン戦士の戦闘服(鎖帷子)を贈ると、「領主になりたいなら結婚しろ。キミに領土と称号をもたらす相手を紹介する。結婚すればウェセックスに忠誠を示せる」と言うが、「妻は不要、私はあなたに剣で仕える。その褒美が称号と領地であるべきだ」とウートレッド。
するとアルフレッドは、「領主になるには土地が必要だ。だが今度のデーン人との和平交渉で相手の真意を見抜いたら、その後に褒美の話しをする」と言い、ウートレッドをデーン人との交渉の場に引きずり込む。
ブリーダ
ブリーダはウートレッドに、「ここを出よう。ここ以外のどこかへ逃げよう」と言うが、「アルフレッドに仕えると約束した。ここ(ウェセックス)に留まる」と決断するウートレッド。
ブリーダは、「あんたはアルフレッドに裏切られる」と言う。
アルフレッド王の即位
アルフレッドは王の即位する。
デーン軍
グスルムの野営地にアバ首領がやって来た。
アバから兵の半数を失う敗北を喫した責任を問われたグスルムは、「敵の動きが早かった。だが王を殺した。だから負けではない」と主張する。
ウェセックスの使者ヤング・オダ
アルフレッドの王命でデーン人野営へとやって来たヤング・オダが、「アルフレッド王が、和平交渉の席に招待する」と伝えると、グスルムは、「話し合いに応じる」と返事するが、ヤング・オダの馬を奪う。
ウィルトゥン(現:ウィルトン)ウェセックス王国
交渉
アルフレッド王はデーン軍のアバ首領、グスルムと交渉の場につく。
アルフレッドは、イーストアングリア、マーシア、ノーサンブリアへの侵入は許すがウェセックス王国には立ち入らないこと、軍をロンドンまで引くことを条件に、家畜、穀物、銀を渡すと言うが、「ウェセックスを出る気はない」とグスルム。
しかし怯むことなく、「飢えることになるぞ。食糧を欠き、住まいはなく、兵力は弱っている。降伏はしない」とアルフレッド。
すると、「裏切り者の首と交換に和平に応じてやろう」とウートレッドを指差すアバ。
加えてアバは、「サクソン人の砦をすべてもらう」と宣戦布告するが、「はっきり言っておく。戦う用意はある。我が軍は数で勝り強い。それでも私は和平を結ぼうとしているのだ。ウートレッドの首は渡さないが、ウェセックスを離れるに足りる物資と銀を十分に与える。そこまでしても私はこの戦いを終わらせたいのだ」と言いきる。
契約
結局アバとグスルムは軍を連れ、船でロンドンへと引き返した。
アルフレッドはウートレッドに、「キミをアバに返す気はまったくなかった。キミには神の誓いを立ててもらいたい。私と主従関係を結び、1年間仕えるのだ。その代わり時が来ればキミにべバンバーグの領土を与える」と提案、ウートレッドは受け入れる。
ウートレッドとの関係を確固たるものにしたいアルフレッド王は、ウートレッドに改宗させ、縁談を進める計画を立てる。オダはそれに賛同、ウェセックスのためだと言い、ウートレッドと名付け娘ミルドリスとの婚姻を進めることに同意する。
流産
体調が優れないブリーダは妊娠していたが、流産してしまった。
ウートレッドは赤ん坊を埋葬する。
ハムトゥン(現在のサウサンプトン)
アルフレッドの臣下となったウートレッドは、「敵の援軍が来るまでには1年かかる。それまでに決着をつけるべき」と進言。デーン軍の戦い方、攻め方をレオフリックと共にウェセックス兵士にレクチャーし、鍛えることに。
その様子を丘から見つめる男が・・・
小ラグナルとの再会
ウートレッドが任務から戻ると、ブリーダが隠していた財宝を掘り出し、「小ラグナルがここに来てる。夜明けに会って財宝を渡す。真実を話すときよ、彼らと合流する」と言い出す。
夜明け、約束の場所に姿を現した小ラグナルは、ウートレッドを見るなり、「親父を殺したのか?」と問うが、「オレが殺したと思うなら敵をとれ」と覚悟を見せたウートレッドに、「信じていた、うわさは信じてなかった」とハグする。
「共にキャルタンに制裁を加えようと」と言う小ラグナルに、ブリーダは、「私も行く」と言うが、「アルフレッド王に誓った約束を果たさなければならない」とウートレッド。
ウートレッドは、自分の置かれた立場に理解を示し、「約束を守れ」と言う小ラグナルに、「時が来ればかならずあなたの元へ行きリベンジする」と約束、ラグナルは頷く。
そしてウートレッドはブリーダと別の道を行く決断をする。
別れ
レオフリックは、”自分をアルフレッドに売った”と言うウートレッドに、「みんな同じだ。お前は1年だと思っているが、アルフレッドは頭がキレる。1年で終わらん。イングランド全土を取り返すためにはお前がいる」と言う。
感想
サクサクとストーリーが進みます。
ファンの方には申し訳ないけど、ウートレッド役の俳優にハマれず・・・
ブリーダ役の女優さんもあまり好きではなく・・・
別の道を進むことになったので、4話からはちがう感じになるのかなと思っていますが。
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