やっぱり内容が重い・・・・
#12 出産後 Postpartum あらすじ
ジューンは「ラケルとレアセンター」で監視付で産後の療養をし、ホリーはウォーターフォード夫妻の元へ渡された。
ホリーと分離され、母乳量が減ってきたジューンをリディアおばは、何とかしようとする。
一方、エミリーは新しい家に配属され、イーデンは大胆な行動に出てしまう。
相関図
まとめ
出産後

【ニコール】と名付けた娘の育児に幸せを感じるセリーナ。
一方「ラケルとレアセンター」の一室で監視付き療養中のジューンは、当然、ホリー(ニコール)を抱くことも直接母乳を与えることも許されず、セリーナの要望で搾乳を命じられるが、赤ん坊と引き離され、日に日に母乳量が減っていた。この状況にジューンは、「子どもを守ると約束してくれたはず」とリディアに要求するが、「前を向いて生きるしかない」と言われてしまう。

セリーナの意地
お乳の時間、「母乳が減っている。母親と赤ん坊を引き離すと・・」と意見しようとするリタを制止し、「よくわかってる。こうするしかない」とセリーナ。
リディアの提案
リディアに呼ばれ、ある部屋へとやって来たジューン。そこ居たのはニコールを抱いたフレッドとニックだった。リディアは母乳量が落ちているジューンを刺激する目的でホリーと会わせようと考えたのだ。
ジューンは、「ダメ、会えない」とニコールと会うことを拒否するが、赤ん坊の泣き声に自然と身体が反応、母乳がにじむ。ジューンは母乳を与えたいと言うがそれを拒否するフレッド。そこでリディアは、「オブフレッドを赤ちゃんから引き離せばまた母乳量が落ちる。ウォーターフォード家に連れて帰り、自宅で搾乳させてはどうか」と提案、ジューンも、「お役に立ちたい」と低姿勢で頼む。

ウォーターフォード家に戻ったジューン
セリーナの怒り
再びウォーターフォード家に戻ったジューン。
だがセリーナはジューンが戻ったことに納得できず、声を荒げてフレッドに怒ると、「オブフレッドにニコールは会わせない。搾乳は自室でしてもらう」と言い切る。

自室で搾乳しながら階下で聞こえるホリーの泣き声に涙を流し、愛おしそうに床をなでるジューン。

ニック
ふたりきりになったのを見計らい、「オレたちの子どもは可愛い。抱っこしたいよ。どこかへ逃げないか?家族としてやり直そう」と言い出すニック。だがギレアドから逃げられるわけもなく、ハワイへ渡った想像を語りあうふたり。ジューンは、「母に因んでホリーとつけた」とニックに告げる。

ウォーターフォード家の問題
イーデン
産んだ子どもを手放さなければならないジューンを気遣うイーデンに、「私のことは心配しなくていい。すぐに出ていく。あなたがここで愛を見つけたなら決して手放さないで」とアドバイスするジューン。

だが翌朝、イーデンがアイザックと一緒にいなくなったことが発覚する。
フレッドはイーデンとアイザックの失踪に激しく怒り、「大恥だ!必ず探し出す!」と言うが、セリーナはニコールの育児に必死で、「勝手に探して。私を巻き込まないで」と突き放す。

哀しい母親
中々泣き止まないニコールにセリーナは自分の乳をふくませるが、母乳が出るわけもなく、再び泣き出すニコール。セリーナはニコールを抱きしめ、「ごめんね、ごめんね」と泣くしかない。

一方、我が子を抱くことも乳をあげることさえも許されないジューンは、キッチンに置かれたニコールの産着を見つけ、抱きしめて匂いを嗅ぐ。

フレッド
イーデンがアイザックと逃げたことが許せず、「必ず見つけて連れ戻す。ナゼ女は危険を冒してでも逃げる?お前はあの屋敷の何処に隠れていた?」と問いただすフレッド。ジューンは屋根裏だと答えるが、「私と一緒に帰るのがイヤで隠れていたんだな」と言われ、「娘と別れたばかりだったし生まれて来る赤ちゃんとふたりで過ごしたかったから」と説明するが、フレッドは、「ハンナと会ってどうだった?お前が望んだから手配した。キミのためにだ」と言い出す。ジューンは改めて礼を言うが、「それだけか?」と言われ、「またスクラブルをしましょう。きっと楽しい」とジューン。フレッドは、「どうかな」と言うと去ってしまう。

エミリー
新しい赴任先
エミリーの新しい赴任先はローレンス司令官夫妻宅だった。
司令官のジョセフ・ローレンスはエミリーを見つめると、「素晴らしい」と呟き、「お引き取りを」とリディアを即刻追い返してしまう。

ローレンス家の女中(マルタ)は片目が潰れていて屋敷の中は雑然としておりテーブルには開かれたままの本が。思わずそれを覗き込んだエミリーに、「文字を読んだ女への罰はなんだ?」とローレンス。エミリーは謝罪し、「初犯は指を1本」と答えるが、「フェアだと思うか?」と言うとそのまま去ってしまう。
妻エレノア
夜、自室で寝る支度をしていたエミリーの元に司令官の妻エレノアがやって来た。
エレノアはエミリーに本名を尋ねると、「話すことを禁じられてるからジョセフには言わないで。夫は酷い人よ、あの人がコロニーを考えたの。私は生身の人間に汚染物質を掃除させるべきじゃないと反対した」と興奮気味に言うが・・・

それに気づいたジョセフはエレノアをエミリーの部屋から連れ出すと、「大嫌いよ、なんてことをしたの!あなたのせいよ」と泣き叫ぶエレノアを部屋に閉じ込め、驚き立ち尽くすエミリーを呼ぶ。エミリーは儀式を覚悟するが、ローレンスはエミリーを書斎に導くとお酒を提供する。

「奥様は・・」と尋ねるエミリーに、「生きづらいだろうな。美術の教授だった。キミは何を教えていた?」とジョセフ。実はジョセフはエミリーの過去の経歴、ギレアドでの行いのすべてを把握しており、「子どもを失うのは手足を失うのと同じだ。キミはその痛みも知っている。その痛みは癒えたか」と尋ねる・・・
元大学講師、出身地、女中と関係し守護者をひき殺したこと、妻子がいること、そして手術されたことも
罪
アイザックとイーデンが見つかった。
ニックはイーデンを助けるために、「妊娠していると言え。アイザックは脱走の罪で捕まった。カレに連れ去られたと言うんだ。罪を認めて謝罪するんだ」と説得するが、「カレを愛してる」とイーデン。イーデンは、「キミを愛せず悪かった。許してくれ」と謝るニックにキスする。ニックはもう一度、「キミは若い。未来がある」と説得するが、イーデンは処刑を受け入れると言う。

関係者が見守る中、姦淫の罪で裁かれるふたり。裁判司令官から、「罪を告白すれば神は我々を許しあらゆる不義を清めてくださる。神の慈悲を請いなさい」と言うが、ふたりはそれをすることなく処刑された。

変化
ニックはイーデンの処刑で心を閉ざし、セリーナも憔悴しきる。
ジューンはお腹を空かし泣き出したニコールにミルクを持って来ると言うが、セリーナはそれを止め、授乳椅子にジューンを座らせるとニコールを抱かせてやる。
ジューンはやっと抱けた我が子を抱きしめ、キスをし、おっぱいを与えた

感想
母親が赤ちゃんに授乳するシーンって、ほんとうに神々しいなと思います。
そして次のエピソードが、いよいよシーズン2のラストエピソード。
この作品は素晴らしいドラマですね。描き方が上手いんでしょうね。
イーデンにさえ私は感情移入してしまいましたもん
若い彼らをこんなことで処刑するなんて・・・
そりゃギレアドの人口が増えるワケありません
ジューンは、イーデンに正しいアドバイスをしたけれど、その結果、ふたりが処刑されることになったこと、どう思ってるのかな?
モチロン、ジューンの力でどうすることもできないのだけれど、あのアドバイスがなかったら・・・?
と考えてしまいました。



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