#11 苦い現実 A Hard Pill To Swallow あらすじ
虫垂炎のオペ後3日経っても、状態が良くならない患者スザンヌの治療法で悩むアンドリュー。
リチャードは病院を辞職し、引きこもっているマギーを心配し、様子を見に行くが・・・。
アメリアはリンクに妊娠にまつわる事実を告げる。リンクはその事実に・・・。
まとめ
メレディス
with アンドリュー
アンドリューから、”ふたりの関係について考えて”と言われたメレディスは、「付き合ってるなら一緒に考えるべき。私はあなたが恋しい」と伝える。
with コーマック・ヘイズ
出会いが良くなかった2人だったが、日々一緒に仕事をする中で、コーマックの人となりが見えてきたメレディスは、好感を持ち始める。
17才のカイ
息切れと吐血でERに来た17才のカイは、水泳部のエースだが、電子タバコで肺はボロボロに変化していた。
コーマックが仲間に確認すると、「確かに吸ってるけど、タバコと違って害はない」と主張する。
コーマックは、健康な肺と蝕まれたカイの肺のレントゲンを見せ、「このまま続けたら肺がぶっ壊れるぞ。電子タバコの怖さを友だちにも知らせろ!」とカイの友人にも厳しく注意する。
それには理由が。
コーマックはティーンエイジャーの息子ふたりを育てているからだった。
「この間は悪かった。この時期は落ち込むんだ。2年前の今頃、妻がガンで亡くなった」そういうコーマックにメレディスは、「平気になることはないけど、少しずつ楽にはなる」と言葉をかけた。
治療法の相違
コーマックは開胸オペで肺の一部を切除し、食道を修復すると説明するが、メレディスは動脈を塞栓することで出血は防げると言う。
カイの父親はコイル塞栓を選択した。
オペ中コーマックは、「こういう症例は初めてじゃないんだ。コイル塞栓すると再出血する可能性は高い」そう言った途端に、カイは出血、ふたりは急遽開胸オペに変更する。
「白状すると以前に、これと同じ症例でヤンとやりあったことがある。彼女はオペをするべきだと言ったが、ボクはコイル塞栓を選んだ。結果、出血した」とコーマック。
オペ後コーマックはカイの父親にオペ中の状況を説明し、「回復は楽じゃないがいずれ元気になる。だけど競技選手としては厳しいでしょう」告げる。
「吸っていたことに気づかなかった。息子を救ってくれてありがとう」とカイの父親は言う。
スザンヌ・ブリットランド
虫垂炎のオペ後3日経っても発熱、白血球が増加傾向に悩むアンドリューはベイリーのコンサルを受ける。
スザンヌの現在の症状は、喉の痛みだと言う。
昨年、夫が急逝したことでスザンヌと娘たちは、母親の入院が長引いてることにかなり不安を見せる。
しかしCT撮影中スザンヌは血圧が下がり意識喪失する。
原因は心タンポナーデだった。
スザンヌの妹と子どもたちに説明するベイリー。
それでも心配する子どもたちにスザンヌは、「ママは絶対に死なない。名医が治してくれる」と安心させる。
ベイリーは、「任せて。必ず原因を突き止める」と言う。
原因も治療法もなく途方に暮れるアンドリューはメレディスにメールをする。
「子どもがふたりもいる母親を死なせるワケにいかないんだ!」と追い詰められてるアンドリューを見てメレディスは一緒に症例研究をする。
ベイリーとトム
3日仕事を休んだベイリーにトムは、「研修医が少ないこの状況下に休みを取ったな。仮に取るにしても上司の私に言うべきだ」とイヤミをかます。
その後も何かとイヤミを言うトムにガマンならなくなったベイリーは、流産し、3日間家で泣いていたと言う。
するとトムは、「”キャンドルを灯して”」と。
トムの妻も流産を2回したのだと言う。
「人は”ただ乗り越えるしかない。前に進もう”と思うけれど、そう簡単なことじゃない。ボクたちはその時キャンドルを灯し、その子を想った。そうすると少しは穏やかになる」とアドバイスする。
マギー
引きこもり状態のマギーを心配し、リチャードは自宅へ様子を見に行く。
朝食を作ってやろうと言うリチャードにマギーは、「作ってもらう資格なんかない。従姉妹を殺して訴えられた外科医よ。それにあなたは私の顔を見ようともしなかった」とかなり病んでいる様子。
「私がキミの顔を見れなかったのは、自責の念からだ。リスクが高いと分かっていながらオペをさせた」と言うリチャードの言葉にマギーは、「ACTチェックを怠った。パック・ノースでのプロコトルを確認せずにオペをした私の責任。傲慢で感情に流されたそのせいでセイビーは死んだの。それが事実。もうオペはできない。お願いだから帰って!」と。
仕方なくリチャードはマギーの言葉に従う。
しかしリチャードは食材を買い込んで戻って来た。
そんなリチャードにマギーは、「お願い。思いっきり怒鳴って。私があなたの姪を死なせ、家族を壊したのよ!」と言うが、「母からの教訓だ。”何か食べて、それから話しをしよう”」とリチャードは食事を作り出す。
リチャードは、「頭の中で何度もあの時、他に方法がなかったかと考えているが、家族にオペをさせたことが間違いだった。マギー、和解しろ。外科医なら経験することだ。でも医者を辞めるな。辞めれば救える命も救えない。セイビーもキミが医者を辞めることは望んでない」と説得する。
アメリアとリンク
告白
アメリアは赤ん坊の父親がリンクではない可能性があることを打ち明ける。
「実父確定検査をする気はない。私はあなたと居たい。愛している」
アメリアは気持ちを伝え、考えてみて欲しいと言う。
アメリアはオーウェンとテディに、事実を伝えようとするが、幸せそうなふたりを前に言えなくなる。
リンク
ジョーは様子のおかしいリンクから事情を聞き驚くが、それを受け入れようとしているリンクを見て、
「愛してたって相手に怒ることがあっていい。だってどっちも本当だから」と言う。
アメリアを呼び出したリンクは、「ボクたちは医師だ。検査法もある。父親がハッキリしなかったのなら最初に言って欲しかった」と言う。
「軽率だった。思慮が足りなかった。自分のカンに従って暴走し、あなたを傷つけた」とアメリア。
リンクは、「この件に関わる人は知る権利がある。俺も含めて」と、父親判別は必要だと言うリンクに、「でももし、あなたの子じゃないと分かったらどうなる?」とアメリア。
「”そんなの気にしない”と言える男でいたいけど正直わからない。だからその都度、ゆっくり考えていきたい。情報を元に」と伝えた。
感想
ほんとうに優しくて相手を想うリンクをこんな哀しい気持ちにさせるアメリアに(怒)です。
傷ついてるリンクを見たくない。いつも笑顔でいてほしい。
父親判定をしたいとリンクが言った以上、判定するんだろうけど、科学はウソをつかない。
間違いなくオーウェンの子だよね・・・。
26週目だもん
マギーは復活するかな。
かなり厳しいだろうけれど、彼女が天才なのは事実だし、復帰して欲しいなと思う。
メレディスとアンドリューとコーマックの三角関係は避けて欲しいなー。
アンドリューが傷つくのを見たくないし、ふたりは惹かれあってる。
しかしスザンヌの原因は何なんだろ?気になります。
次回持ち越しかな?
コメント
[…] この話の続き 状態が悪化し、CCUへ運ばれたスザンヌ。 […]