ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ #1 改革のはじまり

ニュー・アムステルダム
ニュー・アムステルダム

 

「ニュー・アムステルダム」は今秋、WOWOWで始まった医療系ドラマです。
アメリカ最古の公立病院の改革に挑んだ医師の実話がベースだそうで、医療群像劇になってます。
アメリカでは、既にシーズン2が放送されてるようです。

 

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ざっとあらすじ

ニューヨークにある米国初の公立病院、ニュー・アムステルダム病院。そこに雇われた新任の医療ディレクター:マックスは、昔ながらの官僚気質でサービスの質が低下していた病院で大胆な改革を起こしていく。

1736年、ニューヨークのアメリカ初の公立病院:ベルビューで、病院改革をしたエリック・マンハイマーの回顧録が原作。
ドラマでは、エリックの名前は、マックスに変わっています。

 

キャラクター

役名
マックス・グッドウィン新任医療ディレクター
ジョージア・グッドウィンマックスの妻
現在妊娠中だが、マックスとは別居中
ローレン・ブルーム救急科責任者
フロイド・レイノルズ心臓外科医
ヘレン・シャープ腫瘍科医
TV出演や学会など院外活動が多忙
イギー・フロム精神科部長
ヴィジェイ・カプール脳神経内科医部長
ドラ病院職員
スケジュール管理などマックスをサポート

 

#1   Pilot あらすじ

米国初の公立病院、ニュー・アムステルダムにやってきた新任の医療ディレクターマックス・グッドウィンは、就任早々医師たちを集める。
医師やスタッフたちが、1年持たないだろうとウワサする中、マックスは大胆な改革を始める

 

まとめ & 感想

新任のあいさつ

ロッカールームで看護師たちが、新しく就任する医療ディレクターは1年持たないだろうとウワサする中、マックスは就任1日目を迎える。

医師たちを集めて新任のあいさつをするマックスは冒頭、姉ルナとボクはここで生まれたが、ルナは8年後にココで院内感染で亡くなった。だからこの病院で働き、誰かを助けることはボクの夢だったと言う。

マックスは心臓外科医を挙手させ、ケアに対して診療費が不当に高い科は取り潰すと心臓外科医全員に解雇を言い渡した。
次に、50名のアテンディングを雇うが、力量のないレジデントは解雇を宣言。

マックスのやり方に納得できない医師たちが次々退出する中、マックスは改めて医師たちに「何をして欲しい?」と問う。
救急科のブルームは、待合室は不要だ。患者を直接ベッドへと提案、マックスは許可する。
精神科のフロムは、身体に良い食事の検討を!とオーダーすると、マックスは対処すると言う。

「組織が変わらないと諦めるな。組織を構成する私たちが、変わりさえすればいい。医者と患者が求めるものを言ってくれ。波風を立てようじゃないか!ボクたちは再び医者になるんだ」と締めくくった。

ヘレン・シャープ(腫瘍科師)とマックス

マックスは、TV出演や学会でアメリカ全土を飛び回っているヘレンに、「あなたには病院で診療をして欲しい。それがあなたの仕事だ」と言うが、「笑えるわ。私はあなたにできない広報活動をしてる」と言われてしまう。

ヘレンのクルマは空港に向かうはずが、病院に着く。
フライト時間があると急ぐヘレンにマックスは、「キミは良い医者だ。ナゼ患者を診察しない?2日で病院に戻らないならクビだ」と宣言した。

 

フロイド・レイノルズ 心臓外科医

マックスは解雇を言い渡した心臓外科医レイノルズの部屋へ行き、「キミは科内で最低の請求率だった。手術はキライか?ナゼ件数は少ない?」と聞く。
「手術は好きだ。だが、身体を切らなくても治療できたから件数が少ないんだ」と答えたレイノルズに、「クビは取り消す。心臓外科医の責任者になってくれ」とマックスは依頼した。

 

アラン少年と救急科責任者、ローレン・ブルーム

黒人の少年が待合室で倒れ、意識を失う。
ERに搬送中、少年がリベリアから入国したと知ったブルームは、エボラ出血熱の疑いがあるとマックスに連絡。
マックスは少年を隔離し、検査結果が分かるまでスタッフは、治療、看護の際、 ”何があっても” 防護服を着用するよう指示する。

しかしNY市警とFBIが病院にやって来て、少年はテロリストの可能性があると言う。
アランは、村にやって来た「アヤン」と名乗る男からニューヨークで稼がないか?と誘われ、商品と航空券を渡され、予防接種を打たれた。しかし、ニューヨークに着いたアランは、体調が悪かったため、唯一知っていた ”ニュー・アムステルダム病院” を受診したのだと言う。
その話しから、マックスはアランはテロリストではないと断言する。

アランが喀血した。
今にも窒息しそうになるアランの処置のために、ブルームは完全防護しないまま入室し、アランを助ける。
アランは一命を取り留めたが、ブルームの手袋は破れていた。

アランが注射されたのは、ラッサウィルスと判明(治療可能)
アランとブルームの隔離は解除された。

 

関係

ブルームとレイノルズはカジュアルな関係を続けていたが、レイノルズは、関係を終わりにしたいと言い出す。
理解できないブルームが理由を聞くと、「キミは黒人じゃない」と答えるのだった。

しかしレイノルズは、隔離室から解放されたブルームをお酒に誘う。

 

カプール 脳神経内科

脈が触れない状態で救急搬送されて来たマーティン夫人。
担当のカプール医師は、夫人にいくつかの検査をし、夫妻に生活について詳しく尋ねるが、「苦しんでいる妻に検査ばかりだ。すぐに治療してくれ!薬を処方してくれ!」と苛立つ夫。
しかしカプールは、「診断を下す前にもっと情報が必要です」と言うのだった。

カプールの部下から「カプールが診断をつけず、治療をしない」と報告を受けたマックスは、カプールに担当から外れるよう言うが、カプールは、マーティン夫人の病名は見逃されていた胸腺ガンが原因であることを突き止めていた。
「ボクに何かできることは?」とマックスが言うと、「彼女に余命を告げます。手伝って」とカプールは言うのだった。

マーティン夫妻に告知するカプールとマックス。
夫人は治療せず自宅に帰ることを選択するが、メキシコから不法に越境した夫妻は逮捕覚悟でメキシコに帰るしかなかった。

マックスは、患者だった大使に、マーティン夫妻がメキシコへ帰国できるよう協力して欲しいと頼む。
マーティン夫妻は無事メキシコへ帰国した。

 

イギー・フロム 精神科医

「あれがまた起きた」と興奮状態のジェマの話しを聞く精神科医フロム。
16才のジェマは、里親に3度も性的虐待をされ、不安定な状態だったが、病院はフロムに退院させるよう求める。
しかしフロムはジェマを次の里親に送ることなど出来ない、18才まで退院させないと言い出す。

またジェマが病棟の規則を破り、注意されたことで騒動を起こしてしまう。

「キミが望む形はなんだ?」とフロムが尋ねると、ジェマは「そんなこと、今まで誰も聞いてくれなかった」と言うが、里親の話が出た瞬間、突然立ち上がり、「どうせ勝手に決めるんでしょ?」と部屋を出て行ってしまう。
マックスは、「医者として助けられないなら人として助けろ。ボクが許す」とフロムに言うのだった。

フロムはジェマの里親だったカミーラの娘ブランカを公園に呼び出し、ジェマにとってカミーラは素晴らしい里親だった。ジェマは日記の中にカミーラのことをたくさん書いていると言う。
しかしブランカは、母とはそりが合わず、16才で家を出て疎遠に。そして死別してしまった。私は里親はできないと言われてしまう。
フロムは、日記を預かって欲しいと言い、「カミーラはあなたを愛するようにジェマも愛した」と言うのだった。

フロムの元にブランカが日記を持ってやってきた。
ふたりはカミーラの思い出をベンチで話すー。

 

救急搬送

マックスが医療ディレクターの仕事を受けたことに納得できない妻ジョージアは、妊娠中にも関わらずマックスと別居することを選んだ。

しかしマックスは、出血したと取り乱すジョージアの電話を受ける。
救急搬送されてきたジョージアは、前置胎盤であることがわかるが、無事出血は止まり、胎児の心音も確認できた。
ジョージアが赤ちゃんに「ルナ」と名づけるつもりだと言う

突きつけられた真実

最近、喉に違和感のあるマックスは、生検をブルームに頼んでいた。

病院に戻ってきたヘレンは「戻って来た理由はあなたよ」と言う。
マックスが新任の挨拶で話した「もう一度医者になるんだ」と言う言葉は、多くの医者に影響を与えていると言う。

そしてヘレンは、マックスに扁平上皮ガンであることを告知する。
マックスは、胎児のエコーを見ながら、静かにそれを受け入れるのだったー。

 

 

私にとって興奮の1話でした。
マックスはとても魅力的なキャラクターですね。
そしてこのエピソード1は、とても上手く描けていると思いました。

残念なのは、1話でマックスがガンであることがわかったこと。
カレは自分の余命を知っているのか・・・
命をかけて仕事をするって設定が、美談のようになるの、私は好きじゃないので、そこが何だかな~ではありますが、テンポの良い、なんでもありの公立病院感はいいですね。
他の医師のキャラも立っているし、楽しみな医療系ドラマです

 

 

 

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