●過去(1986年)にワープしたミッケルは、両親を捜すため、彼らの勤務先へと行く。
●1986年は、ミッケルたちの両親は高校生です。
エピソード:3 登場人物まとめ ※ ■=死亡
エピソードごとに加筆、修正しています
なお、加筆、修正した箇所は、黄色アンダーラインを引いてます。
今回からは時間軸のズレも考慮して1986年、2019年の両方表記します
#3 過去と現在 Past and Present あらすじ
1986年。ウルリッヒの弟マッソが突然、姿を消して1ヶ月が経とうとしていた。
そこへワープしてしまったミッケルは、両親を捜そうとするが・・・。
3話まとめ
1986年11月5日のウィンデル
ウィンデル警察署長エゴン・ティーデマン
羊の大量死
朝から奇妙なことが起こる。
家畜の羊33頭が全頭死んでしまったのだ。
牧場主は、「昨晩までは何も問題なかったのに、今朝来てみたら死んでいた」と言う。
エゴンは羊の検死を頼む。
獣医師は、「死因は心停止。パニックが起きたのだろう。しかし奇妙なことに両耳とも鼓膜が破れている」と言う。
1986年11月5日にワープしたミッケル
家に居たのは
ウルリッヒに追い返されたミッケルだったが、母親を捜すために勇気を出して家に入り、「ママ」と声をかけるが、それに反応したのは、(33年前の)ヤーラ。
「マッソ?」と言うとミッケルに近寄り、腕を掴んで、「あなたは誰?マッソの居場所を知ってるの?何しに来たの?」と問い詰める。
その剣幕と、掴まれた腕の痛みでミッケルは逃げ出す。
ウルリッヒの弟マッソが行方不明になり約4週間経っていた。
ウィンデン高校
次にミッケルはウィンデル高校へ。(母カタリーナの勤務先)
「ウルリッヒの家に居た子だわ」とミッケルに気づいたカタリーナ。
しかしミッケルが、「ママを捜してる、校長なんだ」と言うと、「ここは幼稚園じゃないよ」とからかいながら行ってしまう。
ウィンデン警察
ミッケルは警察署(父ウルリッヒの勤務先)へ行き、警官の父、ウルリッヒ・ニールセンを捜していると言うが、対応したエゴンは、ミッケルの発言を誤解し、険しい表情で、「あのウルリッヒか?イタズラか?ウルリッヒの差し金か?」と様子が変わる。
しかしエゴンはミッケルがケガをしていることに気づく。
看護師を電話で呼ぶと、「キミが手当を受けている間にウルリッヒを懲らしめてくる。もうキミに手出しをさせない」と言って部屋を出て行く。
ひとりになったミッケルはエゴン署長のデスクに座り、ライターをポケットに入れ、自宅に電話をかけるが、「この電話は使われておりません」とアナウンス。
デスクの上の新聞記事は、「マッソ・ニールセン失踪」の見出しが。
ミッケルは、父ウルリッヒと叔父マッソの写真を見つけ、自分が過去に来てしまったことに気づく。
看護師イネスとの出会い
ミッケルを手当するためにやってきた看護師のイネスは、「手当してから家まで送る」と病院に連れて行き医師の診察を受けさせるが、過去から来たことに気づいてしまったミッケルは、頑なに口を閉ざして名前さえも言わなくなっていた。
入院することになったミッケルにイネスは、「泣かないで。きっと大丈夫。話したくなったら話してね」と声をかける。
ミッケルは、「ボクは未来から来た」とー。
ウルリッヒをよく思っていないエゴン署長
エゴンはニールセン宅へ向かう。
ウルリッヒは2Fで爆音でメタルロックを鳴らしながらパソコンゲームをしていた。
エゴンは、「あの少年のことは冗談が過ぎるぞ」と一言めからウルリッヒを疑い、部屋にあった置物を見つけて、「これは蹄か?牧場で何をした?」と犯人扱いをはじめる。
当然、少年も牧場のことも知らないウルリッヒは、「また飲んでるのか?あんたがシラフだったら弟は見つかってるさ」と楯突く。
ウィンデル原子力発電所
新所長就任
新所長に就任したのはクラウディア・ティーデマン(レジーナの母)。
就任初日、意気揚々と発電所にやってきたクラウディアに、職員のヘルゲは、「初日だね。就任おめでとう。満場一致でキミになったと聞いた。プレゼントがある」と1冊の本を渡し、「ボクたちは味方だよ」と言う。
クラウディアは、所長を就任するにあたり、気になるデータがあったため、部下に資料を頼んでいた。それは、”1985年、1986年の何かの数字”。
資料を見たクラウディアの顔色が変わる。
その頃、「クラウディアを取材したい」と発電所にやってきたトロンテ・ニールセン。
しかしカレのほんとうの目的はクラウディア。ふたりは不倫関係だった。
「会いたかった」というトロンテにクラウディアは、「話し合ったはずよ」と突き放すが、「キミが必要なんだ。ヤーラが感情的になるからウチにいると疲れる」とトロンテ。
「もう帰って」と言うクラウディアにトロンテは、「今夜待っている」と言う。
隠された真実
クラウディアは前所長ベルント・ドップラーの部屋に行くと、「隠し事があるなら知らせてと言ったハズ。これはなに?」と取り寄せたデータ資料を叩きつけるが、「この世は知らない方がいいこともある。どうせ何もできないんだから」とベルント。
クラウディアは、報告済みの数字と事実が違うところが何カ所もあると追求するが、「チェルノブイリ以降原子力への人々の信頼は消えた。だが恐怖は進歩にとって最大の敵だ。この発電所は町全体の生活を支えている。町に対しても責任がある」とベルント。
「それらな尚更意味を知りたい」とクラウディアは言う。
洞窟の奥の秘密
フェンスで仕切られた場所までやってきたベルントとクラウディア。
ベルントは、「我々が知ってることは大海の一滴に過ぎない」と前置きし、カギとライトを渡す。
クラウディアはカギを開け、洞窟の中へと進むと・・・そこにあったのは大量の放射能ハザードマークのついたドラム缶だった。
夜)過去と現在
●1986年の異変
夜、羊が大量死した牧場に様子を見に行ったエゴンは、森の方から”ズドーン”と大きな音を聞く。その瞬間、空から何かが降ってきた、そして持っていたライトが点滅を始める。
空から降ってきたものは無数の鳥だった。
●1986年
・ミッケル
電気が点滅を繰り返しだした。
ミッケルは元の世界へ戻るため、病院を抜け出し洞窟へ行き、ライターの明かりを頼りに奥へと進むが、脚を踏み外して転がり落ちてしまう。
足をケガしたミッケルは、大きな声で、「誰か!助けて!」と声をあげる。
●2019年
・ウルリッヒ
ウルリッヒはいても断っても居られず、クルマで洞窟へ行くと、バールを持って洞窟の奥の扉(原発へと続く扉)を開けようとするが、ドアはびくともしない。
しかしウルリッヒは、微かに聞こえた「助けて」を聞き逃さなかった。
「ミッケルか?」と言うと、声のする方へ進むが、ミッケルは見つけられない。
同じ場所にいるのに違う時間軸にいる父と息子は会えないのだった。
●1986年の異変
夜、羊が大量死した牧場に出向いたエゴンは、森の方から”バーン”と大きな音が聞こえ、それと同時にエゴンの持っていたライトが点滅を始める。
するとまもなく空から何かが降ってきた。
エゴンはそれを除けながらクルマに乗り込む。
空から降ってきたのは、死んだ鳥だった。
H.G.タンハウス
このマシンを製作したのは、H.G.タンハウス。
タンハウスは、「時間の旅」という本も執筆しており、ヘルゲがクラウディアにプレゼントしたのはこの本。
この本は、2話に登場した謎の男も持っていた。
感想
なるほどね~。
2019年と1986年、同じ洞窟にいるのに、時間軸が違うために出会えない父ウルリッヒと息子ミッケル。
11才のミッケルにとっては、過去へワープしたことは過酷過ぎるよね
何度も出てくる「時間の旅」の本、執筆したのはH.G.タンハウス。そしてタンハウスが謎の男が持っていたマシンを製作したらしいです。
あのマシンが、「時を旅させている」と考えて良いんじゃないかな。
だけど謎は
・マッソがいなくなった理由
・なぜミハエルが、”11月4日午後10時13分まで開けるな”と但し書きした遺書を残して自殺したのか
・ミッケルがワープした理由
・原発の大きな秘密
ここらへんが明らかにならないと、全くもって謎のドラマですよね。
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