主な登場人物
キャスト名 | 説明 |
---|---|
セレステ・ライト | 元弁護士 双子のマックスとジョシュの母親 ■夫ペリーは事故で死亡 (シーズン1で) |
マデリン・マーサ・マッケンジー | 元夫はネイサン 彼との間に娘アビゲイル(高3)がいる 現夫はエド、娘クロエの母 不動産の仕事を始めた |
ジェーン・チャップマン | シングルマザー 息子ジギー 水族館で仕事を始めた ある男に誘われデートを楽しむが、レイプされる。 その後妊娠が発覚。 その男がセレステの夫ペリーだった |
レナータ・クライン | 仕事で成功しているワーキングママ。 夫ゴードン 娘アマベラ 小1の時、同級生からイジメを受けていた セレステの息子マックスだった |
ボニー・カールソン | 夫ネイサンは、マデリンの元夫 娘スカイ ペリーの事故に絡んでしまった |
メアリー・ルイーズ・ライト | セレステの義母 ペリーの母親 息子を亡くし、真相を知ろうと動く |
ネイサン・カールソン | ボニーの夫 マデリンの元夫 |
エド・マッケンジー | マデリンの夫 |
ゴードン・クライン | レナータの夫 |
コーリー・ブロックフィールド | 水族館スタッフ ジェーンの同僚 |
アイラ・ファーバー | メアリー・ルイーズの弁護士 |
ケイト・リッチモンド | セレステの弁護士 |
ジョセフ・バッチマン トリー・バッチマン | 演出家 マデリンの浮気相手 ジョセフの妻 |
#2 言わずにいられない Tell-tale Hearts あらすじ
セレステはペリーを失った悲しみ、虐待された時の痛み、そして殺してしまった罪悪感に苦しむ日々が続いていた。
ボニーもまた、夫にも話せない ”隠し通さなければならないウソ”に飲み込まさそうになっていた。
一方、ママの話を立ち聞きしたクロエが発信源となり、マックスとジョシュ、そしてジギーの関係が明らかになる。
まとめ
苦しみの中のセレステ
事故を起こしたセレステ
早朝セレステは、ペリーとの濃厚なセックスを思い出しながら運転していた時・・事故を起こしてしまう。
駆けつけたマデリンはセレステから、「眠れなくて午前2時に睡眠薬を飲んだの、気がついたらクルマを運転してた」と聞き、驚き、心配する。
セレステを自宅へ送る途中、早朝にも関わらず、ひとりハイウェイを歩くボニーを見つけたふたり。
「ここはハイウェイよ何してるの
」と声をかけるがボニーは、「歩いてる。ハイキングよ」と言うだけ。
マデリンは、「最近、ボニーがおかしい。アビーを連れ戻す」と言うのだった。
そりの合わないふたり
自宅へ戻ってきたセレステを出迎えたメアリー・ルイーズは、「死ぬほど心配したのよどこへ行ってたの?クルマは?」と聞く。
マデリンはセレステのために、「私に緊急事態が起きて、セレステが来てくれたんです」と助け船を出すが、マデリンを信用していないメアリー・ルイーズは、「どんな緊急事態なの?」と問い詰める。
「小柄な女に特有の」と言い返すマデリンにメアリー・ルイーズは、「私が嫌いなのね?幼い頃、父に言われた。イジメっ子を見極めろって。あなたは機嫌が良い時はいい人だろうけど、悪い時は明らかにいい人じゃない」とまたしてもマデリンに一発を浴びせた。
セラピーで
「今も彼が恋しい。この先もずっと。彼しか欲しくない」
そう言うセレステにセラピストは、「1つ試して欲しい。彼に虐待された時を思い出して」と提案する。
嫌がるセレステに、「大事なことだから」とセラピスト。
セレステは、激しく虐待を受けた時のことを思い出し苦しくなる。
セラピストは、「親友のマデリンをあなたの立場に置き換えてみて」と言う。
ペリーに半殺しにされるマデリンを想像し、セレステは大声で、「NO!NO!やめて!」と叫んだ。
セラピストは言う
「やられて当然?その関係を続けるべき?」と
子どもたちにとってのパパの死
担任から呼び出されたセレステは、「何か心に苦しいことがあれば、何でも話してと言った時、ジョシュが、”死んだパパの話をしてもいいの?”と言った。傷ついた様子でもなく、普通に切り出してきました」と報告をうける。
セレステは子どもたちに、「思ってることを話しても良いの。でも学校じゃなく、ママに話して」と言うが、「ママは話したくないんでしょ?だっていつも大丈夫なフリをしてる」とジョシュ。
セレステは、「家族なんだから、何でも正直に話してくれていいの」と言うが、マックスからは「ウチはそんな家族じゃないよ」と言われてしまう。
母の気持ち、妻の気持ち
自宅に戻って来たセレステに、何があったのか?と聞くメアリー・ルイーズ。
「お義母さまがの言うとおり、ふたりはまだ悲しんでる」とため息をつくセレステにメアリー・ルイーズは、「わかるわ。レイモンドを事故で亡くした時、生きていく自信がなかった。こうして生きて来れたのはペリーのおかげよ。あなたにも子どもたちがいるわ」と励ます。
が、次の瞬間、「朝、何があったの?」と切り込むメアリー・ルイーズ。
「わからないんです。昨夜、睡眠薬を飲んで・・気づいたらクルマを運転していた。こんなことは初めてで」と言う。
メアリー・ルイーズは、「この近くにアパートを借りたわ。あなたを手伝いたいけど、適度な距離が良いと思ったの」と言う。
セレステはその行為をありがたいと感謝する。
ほころび
「マデリンと口論したんですか?彼女はすごくいい人で、私はいつも助けられてます」とセレステは言うが、「キライ、いけ好かない女だわ」とメアリー・ルイーズ。
マックスが溺れた時も、助けてくれたとセレステが言うと、「ほぉ・・・」と言ったあと、「その時、あなたは?」とメアリー・ルイーズは聞き返す。
セレステはその言葉に、棘を感じ、「いつも疑惑の目で見られてる気がする」と抗議する。
「そんなつもりはないけど謎めいた存在だとは思ってる。ペリーも最初、あなたをそう表現していた」とメアリー・ルイーズ。
その時、ベランダでマックスとジョジュが取っ組み合いの喧嘩をはじめた。
セレステは止めに入るが、興奮しているふたりは喧嘩を止めず、セレステに引き離されたマックスは、「放せよ!」と言い、セレステを殴った。
その瞬間、「NO!」
大声で叫んだセレステはマックスを押し倒し、「あの人みたいにならないで!」と叫んでしまう。
すぐに我に返ったセレステはマックスを抱きしめ、ジョシュも抱きしめた。
メアリー・ルイーズは、その様子を見ていた。
真実を突かれる
双子を寝かしつけたメアリー・ルイーズは、突然セレステに言う
「私には孫がもうひとりいるみたいね。同じクラスに。別の女が生んだ子よ。話す気はないの?」と。
マデリン ⑴
ジギーの父親について話したのは誰?
”なぜウチの子がジギーのことを知ってるの?”
セレステから電話を受けたマデリンは、「警察に話したけど、私ではないと」と否定する。
しかし、「マックスとジョシュの兄弟が同じ学年にいると言うのは言った。誰だかは言ってないけど」とクロエ。
マデリンの電話を立ち聞きしたクロエが発信源だったのだ。
その話を聞いたエドもまた、驚く。
マデリンはジェーンとペリーの関係について話していなかったからだ。
夫の怒り
「レイプされた話を、そんなにペラペラ話せない。女性のプライバシーの問題だから」
マデリンは怒るエドに説明するが、「夫婦じゃないか。夫としてキミを助ける義務もある。だいたい電話で話せばクロエに聞かれる。そんなこともわからなかったのか!とんでもないことになったぞ」とエドは怒りをぶちまける。
ジェーン
同僚のコーリーから、お試しデートをしないか?と誘われたジェーンは、「あなたはいい人だけど、すごく変わってるから・・」とソフトに断るが、コーリーは意に介さず、「キミは寛容で友好的で美人で長靴が似合う」と言うのだった。
マデリンからの電話
マデリンからクロエが事実を知り、話しているようだと聞いたジェーンは悩み、迷うが、ジギーと話をする決意をする。
ジギーはクロエから聞いて知っていた。
「どうしてママに言わなかったの?」とジェーンが聞くと、「ママはウソをつくだろうと思ったから」とジギー。
ジェーンはジギーの言葉で心を決め、「パパは誰なのと何度か聞かれたけど誰だか分からなかったの。トリビア・ナイトの日に知った。あなたがもう少し大きくなったら、話すつもりでいた。クロエからは他に何を言ってた?」とジェーン。
「ライトさんがママを交換したって。交換したからこうなったって聞いた」と。
ジェーンは、「ちがうわ。クロエが聞いた言葉はね、”強姦”だわ」そう言って真実を少し話したのだった。
義母に事実を伝える
ペリーの強姦、DVを知った義母の反応
9年前、ペリーとセレステは妊活に頑張っている時、ペリーはジェーンと関係を持った。
「浮気のことはいつ知ったの?」と聞かれ、「浮気じゃなく、レイプです。知ったのは彼が死んだ夜です」とセレステはハッキリと言う。
しかし息子を愛するメアリー・ルイーズは、その事実を受け入れられるワケもなく、「その女性は何人とも寝てたんだわ。誤解かも知れない。間違いだと信じたくないの?息子がそんなことを?私は信じないわ」と言う。
セレステは、「彼は私にも手をあげました。何度も何度も」と言うが、「なら、ナゼ通報しなかったの」とメアリー・ルイーズ。
セレステは、するべきだったが、複雑だったと言うことしかできない。
それでも尚、「なんでペリーだけを悪者にするの?ナゼ、その女を信じるの?理解出来ない。あの子の思い出を汚すなんて酷いわ」とメアリー・ルイーズ。
セレステは、「真実を言ってるだけです。私にも非はあったと思います。お互い暴力を振るいました。そしてその後・・・セックスすることも。私たちは愛し合ってました。私たちはふたりとも病気だったんです。」と本当のことを話すが、「でも、あなたは通報しなかった」とメアリー・ルイーズ。
メアリー・ルイーズは、このことを警察に話すと言い出す。
「私は真実が知りたいの。あなたは他に子どもがいたことを警察に話してない。家を出る予定だったことも言わなかった。それに息子が階段から落ちる直前に知ったのに、言わなかった」そう言ってセレステを見つめた。
セレステとジェーンの決断
ジェーンはジギーに一部の事実を話したと言う。それは、”強姦”のことも含めだった。
それを聞きセレステは、「約束したじゃない。伝えるのはまだ早いって」と言うが、ジェーンは、「ジギーにウソや隠し事ばかり続けることはできない。あなたと同じように私も息子を守らなきゃ」と言う。
セレステはマックスとジョジュにまだ、この事実を話せないでいた。
子どもたちに伝える
セレステはマックスとジョシュに、ジギーのパパはペリーだと話し、今度ジギーと兄弟として一緒に会って、食事をしようと言う。
「ジギーとはもう友だちだよ。何が変わるの?」と子どもたちから聞かれ、セレステは、「ジギーは家族の一員なの」と言う。
「パパは悪い人なの?」と子どもたちに聞かれ、「パパは素晴らしい人だった。確かに弱さもあったし、いくつか間違いも犯したけれど」と言う。
家族として
セレステ、マックス、ジョシュ、そしてジェーンとジギーは家族として集まった。
レナータ
逮捕された夫
レナータの仕事は順調だったが、突然夫ゴードンが公衆の面前でFBIに証券詐欺容疑で逮捕されてしまう。
寝耳に水のレナータは拘置所へ会いに行くが、ゴードンから聞かされたのは、”自宅を賭けてしまったから民事裁判にもなる。年末には破産する”と言う事実だった。レナータは拘置所で大声を張り上げ、「私は絶対に貧乏人にはならないわっ!」と吐き捨てた。
クィンラン刑事の陰
夫の逮捕をマデリンに打ち明け、「夫婦の財産を失った。アイツのせいで貧乏だった子ども時代に逆戻りよ。必死で抜け出したのに!」と怒りが収まらないレナータ。
「夫が逮捕される時、クィンラン刑事がいたの。私たちの情報を流したのよ」と言うレナータにマデリンは、「逮捕したのはFBIでしょ?」と言うが、冷静さを失っているレナータは、FBIがレナータのパソコンもiPadも持ち去ったと言う
(マデリンは、あの夜のことを、ふと不安に思う)
夫婦とは
レナータは夫の保釈金を支払い、迎えに行ったが、ゴードンから「ひと山当てたかったんだ。キミも同じ欲しがりだろ」と言われブチ切れたレナータ。
ハイウェイにも関わらず、「私のクルマから降りて!!!」と叫んでゴードンを放置したが、結局、引き返し、クルマに乗せるのだった。
追い詰められて行くボニー
クィンラン刑事の陰
娘スカイを学校へ送るボニーに、「パパと離婚するの?最近ママはパパの言葉で笑わないし、ずっと怒ってるみたい。誰に怒ってるの?」と娘スカイ。
ボニーは、離婚はしないし、誰にも怒っていないと言う。
しかし彼女のクルマを尾行するように、後ろを走っていたのはクィンラン刑事のクルマだった。
心を閉ざしたボニー
突然やって来た母エリザベスに驚くボニー。
実は、心を閉ざすボニーが心配でネイサンが呼んだのだった。
「どうして呼んだの?」と責めるボニーにネイサンは、「キミを失いそうで怖いんだ。離婚したトラウマがある。永遠だと思っていたものが簡単に壊れる。キミの心はどこへ行った?ずっと上の空だ」と言うが、ボニーの態度は変わらない。
母親はボニーを誘って森を歩き、「何があったの?」と訊くが、ボニーは話さない。
(ボニーとエリザベスの間には確執がある様子)
ディナーの席でエリザベスは、「あなたは自分のことばかりで娘のことを分かっていない」とネイサンを責め出す。
「そんなことはない。彼女が心配だからあなたを呼んだんだ」と言うネイサンに、「いつから様子がおかしいのか、何がキッカケなのかあなたは言えないでしょう?あの夜の事故からよ。ボニーは現場にいて、事故を目撃してる。そのトラウマで苦しんでいるの。ボニーは大丈夫じゃないわ。このままじゃ子どもためにならない」と言って、何があったか打ち明けるように言うが、「ママ、来てくれてありがとう」ボニーはそう言って席を立ってしまう。
エリザベスは、真夜中、ネイサンとボニーの寝室に入り、3つのまじないの品を置いた。
ボニーの決断
「来てくれて感謝してる。だけど、私の家族にはコレはいらない。もうあの話しはしない」
そう言ってボニーはまじないの品を母に返す。
エリザベスは、「私は最近ビジョンを見るの。あなたも見たでしょ?誰かが溺れているわ。話して。あんた何をしたの、今度は?」と言うエリザベスに、「悪霊からもビジョンからも守ってくれなくていい。もう帰って!」とボニー。
ボニーはネイサンに母を帰らせて欲しいと頼む。
「いったい何があったんだ?」とネイサンは聞くが、口をけして割らないボニーだった。
マデリン ⑵
娘アビーとの関係
娘アビゲイルにどうしても大学に行って欲しいマデリンは、元夫ネイサンと、最近様子のおかしいボニーに娘を預けておけないと考え、引き取ることに。
「戻るのがイヤなワケじゃない。だけど、大学へ行けと言われるのだけは勘弁して」と言うアビーにマデリンは、「安定した環境に移って、正しい判断をして欲しいだけ」と言い、人生の中で”教育”は大切だと言う。
それを聞いたアビーは、「ママは人生で大切なものは、”家庭”って言ってた。それを壊したのはママよ。去年、演出家と浮気してたじゃない」と言い返す。
それを夫エドが聞いてしまう。
エドの決断
マデリンは、エドに非はなく悪いのは自分であること。それは随分の前のことで、エドを愛していると言う。
「ジギーのことも、俺を裏切ったことも、秘密にし続けるつもりだったのか?アビーはいつから知ってたんだ?」とエドに聞かれ、「1年前、苦しかった時に話した。これは私の問題なの。夫婦の問題」とマデリン。
エドは、「ボクらの間には誠実さも真実も信頼もない。ボクらは何なんだ?ボクの考えは、もう終わりだと思う」と言い切った。
感想
息子を愛するメアリー・ルイーズは、ペリーの死の真相を突く止めようと必死です。
それが怖さを感じさせますね
セレステがペリーを愛していたことも事実で、ペリーから半殺しのDVを受けていたことも事実。
これをどれだけ説明しても、セレステ自身もそこに混乱してるんですから、母親のメアリー・ルイーズに伝わるワケもない。
マデリンは今更に、浮気がエドにバレました。
マデリンのことを好きじゃないけど、可哀想に思います。
妻の浮気を知り、夫は許せるものなのか、ある意味興味があります。
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