シーズン6は政治(ファシズム・IRA)、アメリカマフィア(ジャック・ネルソン)、シェルビー家の血族ま(ジプシーの呪い)が複雑に絡み合ってて難解過ぎる。
と言うことで今回も時系列を無視し、それぞれの項目でまとめました。
#2 黒シャツ Black Shirt あらすじ
娘ルビーが病気だと知り、急遽帰宅したトミー。トミーはジャック・ネルソンとの取引を有利に運ぶため、意外な人物と手を組む。
相関図
まとめ
ジプシーの血と呪い
恐れ
ルビーが体調を崩したと聞き、急遽帰宅したトミーを出迎えたのは、すっかり回復したルビーだった。
トミーは安堵するが、大事を取ってルビーを医師に診せるが、「心配ない」との診断が。

リジーは顔色が優れないトミーを心配し、「仕事を休んで休暇を取るべきだ」と言うが、「ロンドンで重大な取引がある。厄介な相手だが、これが本当に最後の仕事だ」と言い、突き進もうとする。生き急ぐかのように自ら危険な闇へと足を踏み入れ続けるトミーに言い知れぬ不安を募らせるリジー。
奇しくもその懸念は的中してしまう。その夜、トミーは突如として激しい痙攣を起こしたのだ。

帰国の船内でも痙攣発作があったと知り、リジーは受診して欲しいと言うが、「仕事がある。最後に酒を断ってから4年と1カ月と6日だ。頭は冴えわたり、完璧に自分をコントロールできている。この仕事さえ終われば休みを取る。……ピーキー・ブラインダーズも休む」とトミー。
ロマ(ジプシー)の血を引くシェルビー一族にとって、呪いや予言、霊的な伝承は単なる迷信ではなく「現実の脅威」だった。これまでは未来を予見する能力があるポリーが一族を霊的な災いから守っていたが、ポリーを失った今、トミーは降りかかる「呪い」への対処法を見失い、恐れている。
トミーが呪いを恐れるのは、ロシア貴族ペトロヴナ大公から手に入れた「呪われた青いサファイア」のネックレスを愛妻グレースに贈った直後、彼女はトミーの目の前で銃殺されたことにある。「自分の選択と呪いのせいで愛する者を死なせた」という絶望的な罪悪感が、現在の彼の精神を内側から蝕み続けている。
【表の顔】労働党議員トミーの活動
・立場: バーミンガム・サウス選出の下院議員(労働党)
・スタンス: 低賃金や失業、貧困に苦しむ労働者階級(民衆)の代表として熱弁を振るい、「恵まれた者(特権階級)だけが発言権を持つ社会を変える」と訴えて絶大な支持を得ている。
・表向き:民衆を煽動・利用する共産主義や、人種差別的なファシズムの双方を批判する「健全な労働者の代弁者」として振る舞っている。

【裏の顔①】チャーチル(政府)への情報提供者
・立場: 英国政府(チャーチル大臣)のスパイ
・スタンス: 労働者の味方を装って共産主義運動やストライキの指導者たち(ジェシー・イーデンなど)に接近、内部情報や暴動の計画を政府へ密告している。
・表向き:労働者の味方や左派思想の理解者を装いながら、内部の動向や情報を政府(チャーチル大臣)へ密告する情報提供者
【裏の顔②】ファシズムの嫌悪
・立場: 英国ファシスト連合(BUF)の熱烈な協力者・資金提供者
・スタンス: モーズリー率いるファシスト党内部に深く潜入し、彼らの危険な野望や資金源を暴き、ファシスト連合を内側から潰そうと画策中
トミーの企て
トミーはモーズリー暗殺を企てたがIRAによって阻止され失敗した。
「英国ファシスト連合(BUF)」党首となったモーズリーは、勢力拡大のため演説会を開催。
トミーは労働党議員でありながらファシストの演説会に出席。当然、新聞記者からは批判の声があがるが、「我々は支持層が似てるし、カレは元社会主義者だ。イデオロギーの架け橋になることが今日の私の目的だ」と説明するが、本当の目的は、モーズリーを安心させて懐に入り、その動向をチャーチルに売り渡し、同時にジャック・ネルソンを取引に引きずり出すためだった。
トミーはロンドンにジャック・ネルソンが来ている。会いたいならそのように段取りするとモーズリーに伝える。


シェルビー家の崩壊
エイダの決断
一族の要であったポリーを亡くし結束が崩壊しはじめているシェルビー家。
アーサーは酒とドラッグに溺れ、立ち直るどころか増々ひどい状態に。そしてトミーは忠告など聞かず危険な道(ファシストやIRA、ボストンマフィアとのアヘンビジネス)へと突き進み続けていた。そんなトミーにエイダは、「殺されたくてトラブルを起こしてるようにしか見えない」と心配、警告するが、「協力しなくてもいい。責めはしない。でもオレの務めだ。オレには限界はない」とトミー。その言葉にエイダは、「私には子ども(カール、エリザベス)がいる。ひとりでやって」と離れる決断をする。

ヘロイン中毒のアーサー
アーサーは重度のアヘン依存により正気を失っていた。トミーは、 「兄貴はアヘン取引に反対したのに、俺がそれを押し切ったせいでこんな状態にしてしまった。俺の責任だ。だが今、俺たちは『中立』を保ち、どの勢力からも信頼を失うわけにはいかないんだ。リンダに手紙を書いた。2日前に彼女から返事が来た。だから頼む、まずは正気に戻ってくれ。俺には兄貴が必要なんだ。やるべきことが山ほどある。俺を助けてくれ」と自らの過ちを認め、別れた妻リンダの存在をチラつかせ、アーサーを立ち直らせようとするが・・・。

ローラ・マッキーに接触した目的
【IRA(アイルランド共和軍)とは】アイルランド全土の完全独立とイギリスに統治されている北アイルランドを分離させ、一つのアイルランドとして統一することを目指したカトリック系の武装ゲリラ組織。彼らは目的達成のためなら、爆破・暗殺・密輸・強奪などあらゆる武力行使を辞さない過激な独立運動組織。
ポリーを殺害した憎むべき宿敵、IRAのローラ・マッキーに対し、トミーは、 「シェルビー家は報復よりもビジネスを優先する。アイルランド系マフィアのジャック・ネルソンは、アイルランド独立運動(IRA)へ強いシンパシーを抱き、資金援助を望んでいる。お前たちには武器と資金が必要だろう? 俺と協力すれば彼を引き合わせてやる」と持ちかける。あまりに上手すぎる話にマッキーは訝しむものの、喉から手が出るほど資金を欲している彼女はその提案を呑む。

こうしてトミーはマッキーとの協力関係を構築した上で、ネルソンに対しても「俺と取引すれば、500万ドルのアヘンだけでなく、お前が切望しているIRAとの太いパイプも同時に手に入る」と揺さぶりをかけるつもりなのだ。
トミーの狙い
つまりトミーは本来なら相容れない、危険すぎるこの3者を「アヘン利権」と「政治的な野望(ファシズムやアイルランド独立)」という共通の利害で一つに結びつけ、彼らの謀略や違法取引の証拠をすべて抑え、政府(チャーチル)にまるごと売り渡すことで、国家権力を使って排除しようと企んでいる。
アルフィー・ソロモンズとの取引
トミーはロンドン、カムデン・タウンへと戻ってきたアルフィー・ソロモンズに会いに行く。
地下に潜伏、かつての威勢を失い弱腰のアルフィーにトミーは、「ボストンを牛耳るジャック・ネルソンにあんたの叔父チャールズ・ソロモンズが殺害された。犯人がわかってるのにあんたは報復もせず、こんな暗闇にいる」とソロモンズの復讐心とプライドに火をつけると、「500万ドル相当のアヘンをユダヤ系組織(ソロモンズ家)に独占提供する。これを使って叔父の復讐を果たせ」と持ちかけるトミー。

ボストンで、「ソロモンズ(ユダヤ系)」と「ジャック・ネルソン(ボストン・マフィア)」という2つの巨大組織を激突させ、互いを潰し合わせようと考えているのだ。
そしてアヘンを渡す見返りにトミーは、カムデン・タウンのアルフィー所有の広大な倉庫群を要求。トミーはその倉庫を、ボストンから到着する大量のアヘンを保管・管理するための新たな一大拠点にしようと考えているのだ。
マイケルとジーナ
明日ロンドンへ発つことになったジーナは、刑務所に収監されている夫マイケルのもとを訪れるが、マイケルは、「ロンドンへ行ってもトミーには絶対に近づくな」と警戒する。しかしジーナは、「叔父(ジャック・ネルソン)がトミーを消すと言ってる」と言う。マイケルは、「トミーを殺すのは俺だ」と言うが、ジーナは、「叔父はわかってる。だからあなたにやらせるって。トミーを殺し、トミーが稼ぐはずだった500万ドルは叔父のものになる。つまりトミーが死ねば未来は私たちのもの。だからお互いを信じなきゃ」とマイケルへの愛を伝えると、ロンドンへと向かう。

トミーとジャック・ネルソン
【ジャック・ネルソンとは】
サウスボストンを牛耳るアイリッシュ・マフィアの最高幹部。マイケルの妻ジーナの叔父。
そして次期大統領フランクリン・ルーズベルトの裏のフィクサー。アイルランド系としての強い誇りからイギリス政府を敵視しており、IRAへの資金援助を画策している
セント・ジューズ教会でジャック・ネルソンと直接顔を合わせるトミー。
トミーはネルソンに、禁酒法廃止(1933年)を見越した莫大なアヘン利権(ミクロン島ルート)と、スコッチ・ウイスキーの正規輸入における協力を求めると、ネルソンが切望するファシスト最高指導者オズワルド・モーズリーとを繋げると言うが、「いい取引だ。考えおく」と即答しないネルソン。

ジプシーの助け
ロンドン、ウェストミンスターで議会に出席中のトミーにリジーから、「ルビーの容態が悪い。すぐに帰ってきて」と電話が。一瞬にして恐怖を纏ったトミーは、次の瞬間、痙攣発作で倒れてしまう。
またも戦中の恐怖と何者かに襲われる幻覚を見たトミー。

邸宅に帰ったトミーは、エスメ・シェルビー・リーに電話する。
ルビーは、「灰色の男の人が私とパパのところへ来る」と言ってる
感想
シーズン6は政治(ファシズム・IRA)、マフィア(ジャック・ネルソン)、シェルビー家の血族(ジプシーの呪い)が複雑に絡み合ってて難解過ぎる・・・
何とかまとめてみて、トミーのフクザツすぎる策略を理解はできたつもりだけど、なんせ、これ少しのほころびから全部がダメになるギリギリの作戦だよね。



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