やっとヒューズ神父の狙いがわかる
#4 あらすじ
ポリーの告解がトミーを危険に陥れる。
相関図
まとめ
三兄弟
父
「親父が死んだと手紙が来た。ボストンの路地で銃殺された。死の間際、親父が俺たちの許しを請うたらしい。親父が唯一教えてくれたのは鹿の殺し方だけだ。弔いに鹿を食い、忘れよう」とトミー。

最後の裏仕事

トミーは信頼できる身内だけを集めると、「ランチェスター工場を襲撃して装甲車を強奪する。それをペトロヴナ大公に引き渡し、その報酬として15万ポンド相当の現金と宝石を受け取る。このヤマが成功すれば、俺たちは裏社会から足を洗える。グレースとの約束だ」と云うトミーに、「俺もリンダと(まっとうな生き方をすると)約束した」アーサー。トミーは一世一代の賭けに出る。
ポリーの告解
トミーからヒューズ神父殺害を聞かされ、聖職者殺害の暴挙に恐れ、深酒し、眠れない日々を過ごすポリーは、「人を殺したけれど悔やんでない。男は警官で私を深く傷つけた。でももうひとり殺さなけばならない。命を奪う相手は聖職者・・」と告解。

女性たちのストライキ

アーサーの妻リンダは、「女性労働者の劣悪な労働環境、休日不足、不潔なトイレ、低賃金に抗議するストライキが始まってる」とポリーたちを刺激。男社会にウンザリしているポリーたちはデモに参加する。

タチアナとトミー

トミーの邸宅に突然やって来て、「神父が裏切り者である証拠が欲しい」と言い出すタチアナに、トミーは、「ウソじゃない。ヤツがいるなら降りる。始末しろ」と云うが、「私たちはこの計画に命を賭けてる。仕切ってるのは叔母。彼女は色仕掛けを使ってでも成功させろって」と云う。
革命によって祖国も財産も奪われ、いつ殺されるか分からない亡命生活を送るタチアナは、最愛の妻を失い壊れかけているトミーに共感と興味を持って近づくと、挑発。トミーは、「ここはロシアじゃない」と声を荒げるが、「私ならあなたを理解できる」とタチアナ。
強奪計画
「ヤツらは誰も信じてない。おそらくハンプトンコートの邸宅の貯蔵庫に隠している」と推測するトミーは、モス警部補が推薦するシュテファン・ラジーシチェフスキーを雇い、ペトロヴェナ大公の屋敷の使用人にし、情報を得るよう指示する。
ジョンの妻エスメ
だがアーサーの妻リンダから強盗について聞いたエスメは、「私たちオンナに秘密にしてる強盗について教えて。全員始末する気なんでしょ?だけど仕返しに来たらどうするつもり?お腹の中に赤ん坊がいるのよ」と怒りを向ける。

トミーは、「エスメは信用できない。ロシア人も軍もカネを払うかわからない。その上兄弟が口が軽いなんて」と苛立つが、ポリーは、「あのオンナには気をつけな」と忠告する。
アーサーの妻リンダ
妻リンダを訪ね、「アーサーから強奪計画を聞いたんだろ。工場の強盗を命じたのは酷いヤツらでカネも払わないだろう。だから連中の財宝から取り分をもらう。アーサーを止める気なのか」とトミー。するとリンダは、「それはカレが決めること。だけど取り分が3万ポンドなのはおかしい。ひとり4万1000ポンドのはず。アーサーは減額には応じない。この仕事は終えたら私たちはカリフォルニアへ行き、雑貨店を開いて子どもを育て布教する」とリンダ。

ヒューズ神父殺害計画の結果
反共主義のチャーチル(イギリス政府の裏の意向)の命令で、亡命ロシア貴族(ペトロヴナ大公ら)に兵器調達を命じられたトミーは装甲車27台を準備。そこへ英国国家と王室を守るための極秘反共産主義工作(白軍支援)に加担する経済連盟(エコノミック・リーグ)のヒューズ神父とジャービス下院議員が接触して来る。トミーは主導権を握ろうとするが、労働者階級出身の成り上がりギャングのトミーが鼻につくヒューズ神父は、自らの権力を知らしめるためにロンドン警視庁にトミーを逮捕させると、「余計な真似をすれば息子やエイダの命はない」と脅し、主導権を奪う。
トミーは装甲車列車極秘輸送を計画するが、なぜかその情報が外部(ソ連側)に漏れてしまう。トミーは、内部に情報を流している裏切り者がいるのではと疑い、エイダのコネで調査、結果、ヒューズ神父が裏でソ連側とも繋がり、情報を流している「二重スパイ(黒幕)」と突き止める。トミーはヒューズ神父を始末するべきだとペトロヴェナ大公に伝えるが・・・
【二重スパイとは】反共(経済同盟)とソ連(赤軍)の両方に情報を流して双方を衝突させ、英国とソ連の国交を完全に断絶させることがヒューズ神父の目的
トミーはヒューズ神父殺害を企てるが、逆に男2人から襲撃を受ける。
アシュワース神父からポリーの告解を聞いたヒューズ神父は刺客を雇っていたのだ。
ヒューズ神父は意識朦朧状態のトミーに、「私はセクションDの指示でソビエト領事館に情報を流してる。もっと大きな狙いがある。明日の夜、ロシア人どもの前で私に謝罪しろ。従わなければ息子を殺す。あらゆる手配をしてある」と脅す。

家族を守るために
這うように邸宅へと戻ったトミーは元兵士の警備員を全員解雇すると部下に邸宅を警備させるよう女中メアリーに命じると、「絶対にチャーリー(息子)をひとりにするな」と言い聞かせ、アーサーに電話。「連中は強盗を妨害する気だ。神父にハメられ利用されている。巻き込まれたんだ」と伝えると。エイダにも電話し、「ソビエト領事館の人間と会いたい。22時にお前の家へ行く」と伝える。

ペトロヴェナ大公との食事会
トミーは悶えるほどの痛みをコカインでごまかすと、ヒューズ神父の指示どおりペトロヴェナ大公、妻イザベラ、タチアナ公女に対し、「謝りに来た。密告者に騙されヒューズ神父をスパイだと思い込んでしまった」と謝罪。

真実
その後トミーはエイダの家でソ連領事館の顧問と面会。頭部に激しい暴行を受け、顔を血で染めながらも、トミーは、「イギリスの支配階級と亡命した白軍のロシア人がバーミンガムから装甲車を盗もうとしてる。わざと情報を漏らしているのは、ソ連に列車を爆破させることでイギリスとソビエトの国交を断絶させようとしてる。もし列車が爆破されれば、私の家族が危険に晒される」と必死に訴える。その姿にエイダは、「彼を信じて」と後押しする。

真実を伝えたトミーは、「病院へ連れて行ってくれ。頭蓋骨骨折に脳震盪、重度の内出血を起こしている。医者にはそう説明しろ……」と言い残すと、意識を失う。

感想
かなりの重傷を負わされたトミー。
ここでようやくヒューズ神父が”二重のスパイ”だとわかりました。



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