ハウス・オブ・ザ・ドラゴン 3 #3 レイニラ即位 ( 相関図付)

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#3 レイニラ即位 Rhaenyra Triumphant あらすじ

王都を掌握したレイニラは、ついに鉄の玉座に座り統治を開始。しかし国庫はほぼ空となっており、食糧不足も深刻化。民衆、貴族、信仰勢力それぞれの思惑が交錯する中、女王として早くも難しい決断を迫られる。

相関図

まとめ

降伏したオルマンド・ハイタワー

河間平野(リーチ)

王都へ向け進軍中だったハイタワー家の軍勢の前に、カラクセス、ヴァーミサー、シルバーウィング3頭のドラゴンを率いたデイモンは、「甥たちは王都を退き、女王が父親の王座を継いだ。忠誠を誓い跪けば恩赦を与える」と宣告。ドラゴン3頭を相手に勝てるはずもないオルマンド公は降伏、女王レイニラに忠誠を誓う。

だがデイモンはそれだけで許すはずがなかった。王位を揺るがす存在、ヴィセーリス王とアリセントの3人目の息子デイロンを人質に取る。

デイロンはドラゴン(テッサリオン)の騎竜者。テッサリオンはオルマンド軍に同行

 

赤の王城(レッドキープ)

デイロンの処遇

レイニラは捕虜デイロンに翠装派の情報を話せと問いただすが、デイロンは目を合わせようとせず、無言を貫き通すだけ。その様子にレイニラは、「幼すぎる」と言うが、「王位継承のひとりだ。いずれ殺さねば」とデイモン。

空の国庫

父王の遺志を継ぎ宿願の鉄の玉座に就いたレイニラは、早急に戴冠式をすると言うが、すべての財貨が持ち去られており国庫が空だと判明する。詳細を知るタイランド公、ジャスパー公は死亡、財貨の在処がわからないだけでなく、レイニラが王都への交易路を遮断し、兵糧攻めした結果、民衆は飢え、苦しい生活を強いられており、「この状況下での大掛かりな戴冠式は反感を買う」とミサリア。コアリーズも、三頭市(トライアーキー)の残党が村を略奪し女性をさらい身代金を要求していると言う。
レイニラは、「タイランドがカネを隠したらならレディ・ジョハナが答える。キャスタリー盤城(ロック)に使い鴉を送って。そしてすべての名家に、支配者である女王が貢物を要求する」と命じると、ハレンの巨城をヴァーガで襲撃、守備隊を焼き払い、ストロング公とその息子を殺害したまま行方不明になっているエイモンドとシープスティラー(ドラゴン)の捜索をベイラに指示。「エイモンドを討ち取ったものにはハレンの巨城を与える」と言う。

小評議会メンバーは、傍観し、女王を裏切ったドラゴンストーンの大臣たちではないメンバーにすると決断。女王の楯はまだ決まっていない
アリセントとの対峙

レイニラはアリセントに財貨の在処を聞くが、「管理してたのは大蔵大臣。太后だったけど私はのけ者。父上にさえ陰謀を隠されてた。父上なら知っていたかも知れないが、あなたが無慈悲にも殺した」と父オットーの処刑への恨みを口にする。その態度にレイニラは、「エイゴンが逃げたせいでこうなった。最初からの計画だったのでは?」と苛立ちをぶつけるが、「ラリスの企みまでわかる訳がない。約束どおりエイモンドが王都を出たあと、衛兵を下げた。できる限りのことはした。私たちは逃げて良い約束だった。顔が焼けただれたエイゴンを誰も知らない。ドラゴンと死んだことにすればいい。ラリスがエイゴンを駆り出してもニセモノだと退けられる」と言い出すアリセント。その提案にレイニラは、まだ息子を庇っている言うが、アリセントは、「父を処刑した」と主張。だがレイニラは、アリセントとヘレイナ、その娘の解放は、エイモンドが見つかり、処刑後だと冷たく言い放つ。

レイニラの決断

レイニラはアリセントの提案を受け入れ、「エイゴンの死体があった」と布告、谷間(ヴェイル)に預けている三男ジョフリーを赤の王城へ呼び戻し、世継ぎとして教育すると言う。

三男:ジョフリーもジェイス、ルークと同様ハーウィン・ストロングとの子どもだが表向きはレイニラの最初の夫、コアリーズの息子レーナー・ヴェラリオンの嫡出子とされている

レイニラは城の使用人の誰も信用できないと言い、ミサリアのやり方で調べて欲しいと言う。

 

亀裂

ハイセプトンとの亀裂

財貨が底を突き、早急な戴冠式を執り行うことができないレイニラは、自身の正当性を示すべく、ハイセプトン(大聖堂導師)へ民衆の前での聖油の儀式を要求するが、ハイセプトンは「数ヶ月前に神々の前でエイゴン2世の即位を宣言したばかりだ」とこれを拒絶。「エイゴンは死んだ」と言い放つレイニラに対し、亡骸も確認されず沈黙の修道女(サイレント・シスターズ)も呼ばれていない以上、重ねての儀式は行えないと突っぱねる。
レイニラは、父王ヴィセーリスの正統な後継者は自分であり、簒奪者(さんだつしゃ)を破滅に追い込んだことこそが神々の御心だと主張するが、「ドラゴンは欲望から生まれた魔物、破壊のみをもたらし、善きものを生み出さない。信仰を敵に回すな、その力を侮るな」と、痛烈な警告を突きつける。

【ハイセプトン(総司祭)とは】ウェスタロスの国教:七神正教の最高指導者
貴族との亀裂

女王となり初めての”民の請願”を受けるレイニラ。多くが王室からの援助金を求めるものだが、ミサリアに協力しているシルヴィは、「私たちが飢えた原因は海上封鎖だけではない。富裕層、貴族が買い占め、無用な蓄えをしたから困窮した。民の擁護者として王座に就いた女王に正義を求める」と言う。

アリセントからオットーの亡骸をオールドタウンへ送って欲しいと請願さえたレイニラは、それを約束すると、「父が病に伏した時、あなたが王土を治めてた。私は今日、民の請願を聞いた。この四面楚歌の状況をどう耐えたの」と思わず問う。「ホンネを言えば今のあなたとは変わることになる。様々な決断を迫られ、苦しむ民に目をつむり扉を閉ざすことになる。あなたが嫌悪することをやることになる」と言うが、レイニラは、「樂じゃないないのはわかる。でも変わる必要などない。父は変わらなかった」と反論、だがアリセントは、「いずれわかる。カレはあなたが踏み入ったことのない世界にいた」と言う。

レイニラは各々の諸侯を宴に招待、忠誠を誓う諸侯たちに感謝した上で、焼きネズミを振る舞う。諸侯たちはざわめくが、「これは平民の食事。あなた方が食糧を買い占めたせいで、皆はこのような食事をしている。富めるものには節度がある。羊を守り、貧しい者を守りなさい。今、金マントがあなた方の屋敷へ向かい、溜め込んだ物資を没収してる。それを必要とする者たちに分配する。私が何を重んじるか、今後のために肝に銘じておきなさい」とレイニラ。

そんなレイニラに、「庶民が喝采するだろう見事な一手だ。だが食糧難は陛下の海上封鎖が原因だ」とはっきり意見するトーレン・マンダリー。

レイニラはデイモンに谷間(ヴェイル)に飛び、派兵しなかった借りをカネで返すよう話をつけて欲しいと言うが、「お前には征服王の倍のドラゴンがいる。凄まじい力だ。カネをかき集めなくてもドーン、エッソス、自由都市まで支配できる。無敵の帝国を手にできる。そしてオレたちの子が永遠に治める。我々は神だ。そうなる運命だ。予言が求めるようにこれがドラゴンの約束、古代ヴァリリアの夢だ。兄(ヴィセーリス王)は善人だったが、ドラゴンを捨て偉大さを求めなかった」とデイモン。だがレイニラは、「その力が災いになると父は知ってた。古代ヴァリリアの夢は破滅で終わった。まず王都を掌握し、そのあとに外に目を向ける」と言う。デイモンは、わかったと言うが、「それでもデイロンは殺さねば」と言う。

戴冠式

ハイセプトンに聖油の儀式を拒まれたレイニラは、次なる一手として、諸侯から没収した食糧を手にベイラー大聖堂の前へと赴くと、集まった民衆を前に、「王位簒奪者を討ち倒し、ついに王座を取り戻した。私は揺るぎない強さと慈悲の心を持ってこの王国を導く」と宣言。慈悲の証として食糧を飢えた民へ配給した。

コアリーズ公との亀裂

コアリーズは食事の席でレイニラに、アリンとアダムが落し子だと告白。アリンを後継者に指名したい。ついてはふたりを嫡出子と認めていただき貴族にしたいと要求。

コアリーズの息子レーナーと結婚したものの夫婦関係は上手くいかず、レイニラは王女の楯ハーウィン・ストロングと関係。ジェイス、ルーク、ジョフリーを生んだ。髪の色などから落し子とのウワサが立ったが、レイニラはレーナーの嫡出子と押し通した。窮地に立った時もコアリーズはレイニラの味方だった。

レイニラは騎竜者3人を騎士に叙任、サー・アリフ・ホワイト、サー・ヒュー・ハマーに。そしてアダムを、サー・アダム・ヴァラリオンではなく、サー・アダム・ハルとした。

その事実に、「嫡出子として認めてくださるはずだ。話しが違う。私は持てるものすべてあなたに捧げてきた。城が灰になっても見返りなど求めなかった」と詰め寄るコアリーズ。レイニラは、「今はあなたの望みを叶えられないが、いずれ認める。即位したばかりで貴族の婚外子ばかり贔屓にしていると憶測を呼びたくない」と説明するが、「わが一族を侮辱してまで自分の潔白を装うのか。あなたが不義を疑われた時、私は擁護した。お前の息子ジョフリーは落し子だ。私が後継者にしたルークも落し子で、ジェイスは落し子として生きて死んだ。なぜお前の子どもたちだけ許され、私の子どもは許されないんだ」と関係に亀裂が入ってしまう。

 

オルマンド・ハイタワー公の企み

デイロン

迷った末レイニラは、デイロンを壁送りにすることに。
「従兄オルマンド・ハイタワーが降伏し、デイロンを引き渡した。処刑するべきだが壁送りにする。二度と戻らないけど命は助かる」と言うレイニラに、「慈悲なのはわかる。でも赤子の頃に預けたまま。会わせて」とアリセント。
だがアリセントはその少年を見て目を見張る・・・その少年はデイロンではなくニセモノだったのだ。

少年は商人の息子で、髪の色を抜かれ、「王子役を演じろ。一言でも話せばお前の母親を縛り首にする」と脅し、ニセモノを演じさせた。
タンブルトン制圧

「ハイタワー軍がタンブルトンを制圧し、住民たちを人質にしてる。若いドラゴンは門内に連れ込まれた」と竜守士(ドラゴンキーパー)。町ごと焼き払えば民衆を殺すことになる・・・
判断を求められるレイニラ。

【タンブルトンとは】ハイタワーの領地オールドタウンと王都(キングスランディング)の間、リーチ(河間平野)の東にある商業町

感想

面白いなぁ
毎回、ほほぉ~って唸るシーンがある。まさかオルマンド公が引き渡した少年デイロンがニセモノだとは思いもしなかった。てっきり母親と長年離れて住んでいたせいで、精神的に・・・なのかと思ってしまった。まぁオルマンド・ハイタワーも一筋縄ではいかない男ってことですね、当然、あれだけの軍隊を率いているのだから納得できます。

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コメント

  1. ゆうすけ より:

    第3話のOP後トップシーンでもつくづく感じましたが、レイニラ役の女優は表情で語る人ですよね。

    アリセントもオットーを殺されて、かなり開き直りつつある感じでした。

    なんだか、息子二人を失ったレイニラ、未だに息子たちが生きているアリセント、対照的になっていますね。
    それでありながら、かつてのアリセントのように、城内ではレイニラも疎外感を感じ、心情は孤独になりつつある。

    そんな演出ですね

    • nagi nagi より:

      ゆうすけさん
      「父王ヴィセーリスの後継者、正統な後継者は私」と言う1点でここまで来て、それを果たしたは良いけれど、
      実際、統治することの難しさに直面しているレイニラ。
      生活苦の王都の人々もしかり、忠誠を誓ってはいるけれど、形だけの諸侯・・・
      王座に座って達成ではなく、あくまでもマイナススタートだってエピソードに思いました。
      ある意味、民の事など関係なく、世界征服だけを目標にしているデイモンの方が生きやすいのかな・・と。
      色々考えて見ていますが、まさかハイタワーから引き渡されたアリセントの息子がニセモノとは、
      オルマンド公もやるなーと思いました。

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