フィアー・ザ・ウォーキング・デッド6 #9 やるべきこと（相関図付）

前半の大きな山場です。
バージニアとの決着が思わぬ形でつきます

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#9 やるべきこと Things Left to Do 　あらすじ

ボートハウス近くに流れ着いたジョンだったが、既に亡くなり、ウォーカーとなっていた。バージニアは必死にモーガンに連絡を取るが、応答がなくなったため、最終手段に出る。

相関図

まとめ

バージニア　

ジョンの死

ジョンを埋葬するジューンの傍らでは、バージニアは必死にモーガンと連絡を取るが、応答がない。

「どうしてダゴタは夫を殺したの？私はあなたの妹を思う気持ちに免じてあなたを助けたのに」と聞くジューンに、バージニアは、「私にはわからない」と答えるが、「わかってるでしょ」とジューン。

ロートンで

バージニアの命令で、ダニエル、サラ、ルシアナ、グレースを牢から出したストランドは、ロートンに戻って来たバージニアの前にひざまずかせる。
そこへジョンのハットを手に連行されてきたジューン。
ジョンの死を悟り、「何人殺せば気が済むの？」と非難の声をあげるルシアナに制裁を加えようとするレンジャーをダニエルが止めるが、ダニエルが制裁を加えられてしまう。

バージニアは、「モーガンがどこにいる？」と迫り、銃を向けるが、「私たちは何も知らない」とダニエル。
誰も口を開かない状況に、無線を取り出したバージニアは、「モーガン、聞こえてるんでしょ？今すぐダコタを連れてきて！さもないとマズイことになる」と呼びかけるが、応答はない。
するとバージニアは、「グレースを殺すわ」と指示を出した。
レンジャーがグレースに銃を向ける、あとはバージニアが指示を出すだけだ・・・

モーガンとの戦い

その時、「オレはここだ」とやって来たのはモーガンだった。
「オレを撃てば妹には会えない。仲間を殺して同じだ」と言うモーガンに、「仲間をひとりずつ殺すわよ！」と怯まないバージニア。

真実

すると、モーガンはレンジャーたちに向かい、「ほんとうのバージニアの姿をあかす！」と話し始めるー。

キャメロンを殺害したのはバージニアの妹ダコタであり、それを知ったバージニアが、ジャニスに罪をきせて処刑したこと。そして真実を知ったジョンもまた、ダコタにより殺害されたと告発した。

「すべての責任はバージニアにある。彼女は未来を約束したが、ここに未来などない」と言うモーガンの言葉に、多くのレンジャーが銃を下ろし始める・・・。
バージニアは、「全部デタラメよ！」と叫びながら、ダニエルを撃つようストランドに指示し、他のレンジャーたちには、「恩があるでしょ！寝床を与え、子どもたちを守ってあげた」と訴えかけるがストランドが銃口を向けたのはバージニアだった。
同時にストランドの先鋭部隊兵士もバージニアとヒルの銃口を向けた。
「オレを甘くみたな」とストランド。

ストランドはバージニアを倒すために、自分の部隊を教育、その時に備えて準備していたのだ

銃撃戦

この状況にまだバージニアはモーガンに交渉しようとするが、「応じない」とモーガン。
ストランドは、「ダコタには会わせない。牢に入れろ！楽に終わらせるかこじらせるかはあんた次第だ」と観念するよう求めるが、絶体絶命の状況に銃を抜いたバージニア。
ストランドはバージニアを撃ち抜くが、バージニアはグレースを人質にして、「ダコタを連れて来て！」と迫り、ヒルもダニエルを人質に取ったため、銃撃戦が始まってしまう。

グレースとダニエルを楯に移動し、ふたりをクルマに乗せると、バージニアはヒルに、「人質さえいれば優位に立てる。サウスポーへ行って！」と指示を出す。

モーガンはクルマで逃げようとするバージニアを見つけ、首に斧を当て、「ふたりを返せ！連れ戻せ！」と迫るが、「私を殺せばグレースとダニエルは死ぬわ。お腹の子もね」と言われてしまう。

モーガンは、バージニアを引き渡すよう言うストランドを振り切り、クルマにバージニアを押し込むと、クルマを発進させた。

バージニアの真実

ストランドに右胸を撃たれ意識を失っていたバージニアは、痛みで目が覚めた。
モーガンが応急処置をし、彼女を生かしたのだ。
グレースもダニエルも無事が分かった。

「私を殺したいのね？」と聞くバージニアに、「あぁ、だがふたりを人質に取られてるから殺せない。だが、その銃創は弾が残ってる。早く処置しないとマズイそ」とモーガン。
「でも撃たれたあなたも復活した」とバージニアは言うが、モーガンはガルチで、バージニアに撃たれた自分を助けたのはダコタだと告白する。
「そんなウソ信じない」と言うバージニアにモーガンはダコタの手紙を見せ、「ダコタはキミを殺して欲しいと頼んできた。あの子に何をしたんだ？」と聞く。
するとバージニアは泣き出し、「すぐあの子に会わせて。話さなきゃ」と言い出す。
そしてバージニアは、ダコタが自分の娘だと告白する。

バージニアに恨みを持つものたち

驚くべき真実を聞いたその直後、SWAT車がやって来て、機関銃を撃ち込んできた。
シェリーがいるバージニアのコミュニティで酷い目に遭った者たちの集団だ。
またモーガンは仕方なくバージニアを庇い逃げることに。
「ヤツらは誰なの？」と聞くバージニアに、「キミに恨みを持っている人たちだ」とモーガン。

しかしバージニアはシェリーに追い詰められてしまった。

バージニアに銃口を向けるシェリーをモーガンは、「殺すな！彼女が死ねば仲間が殺されてしまう」と止めるが、「もうたくさんよ！」とシェリー。
シェリーを止められないと思ったモーガンは、実力行使（シェリーの足を払って倒した）に出るが、「あなたはバージニアとソックリよ！人を助けるフリをして皆を傷つけてる！」とシェリー。
モーガンは、「その時が来たらバージニアは報いを受ける。だが、それは今じゃない」と言うと、バージニアを連れて逃げる。

モーガンとバージニア

自分を恨む者たちがたくさん存在すると知ったバージニアは、「私たちを見逃して。遠くへ行って2度と姿を見せない」と交渉するが、モーガンは、「ダコタがキミと行くと思うのか？キミは私の仲間を奪い、オレを撃ってガルチに置き去りにした。殺し屋を雇って追わせ、そしてキミの娘がジョンを殺した。できることなら殺したい。ダコタが望むとおりにな。だが、それがオレが生き延びた理由と思うのもイヤだ。ナゼ、オレをガルチで生かした？」と疑問を投げかける。
バージニアは、「あなたは私と同類だからよ、似てると思ったから」と言うが、「オレはキミとは違う」とモーガン。

ダム湖

モーガンがバージニアを連れてダム湖に戻ってきた。
バージニアを連れてきたことに真っ向から反対、批判する仲間にモーガンは、「ダニエルとグレースを人質に取られた。ダコタと交換する条件を飲んだ。ふたりを救うためだ」と言う。

ダム湖に入ったバージニアは皆で生きる場所を作ろうとしている住民の姿を見て心打たれる。

バージニアに制裁を加えたい者たち

アルから、「ダム湖前にストランドが10人ほどの部隊を連れて来た」と無線が入った。
「バージニアがいるんだろ？オレたちだけじゃないぞ。彼女に恨みを持つものも連れて来た！」とストランド。
続いてSWAT車でシェリーたちグループもやって来て、「バージニアを早く出せ！」と迫り、「真の裁きを下す。バージニアとが別の方法で裁きを受けさせる。拒否するなら奪うまでだ」とストランド。

しかしダニエルとグレースが人質に取られているため、すんなりとバージニアを渡すことはできない。

バージニアの決断

この状況に、「私が外に出る。その代わりダコタをここに置いてやって。ジョンにしたことは私のせいなの。ダコタと会わずに終わらせる。グレースとダニエルも解放する。だからあなたが私を殺して。傷めつけられて殺されるのはイヤなの。あなたが生き延びた理由は戦いを終わらせるためよ、ここの未来を守ることができる」と自分への制裁をモーガンに懇願する。
モーガンは、その条件を飲んだ。

ダム湖前に出て来たバージニアは、「私が死ぬ前に言わせて。私がしたことは皆を守るためだった。今だってそうよ、私は罰を受け入れる。でもモーガンに制裁を下して貰う」と言うが、「勘違いしてる。オレたちが望んでるのはあんたの引き渡しだ」とストランド。しかしモーガンは、「グレースとダニエルの解放には、オレが殺すのが条件だ、やらせてくれ」と斬首処刑の姿勢を取る。

が・・・どうしてもできないモーガン。
「早く！早く終わらせて！」と叫ぶバージニア。
しかしモーガンは、「これが何になる？こんな形から未来を始めたくない。これじゃキミと同じだ。皆もバージニアと同じだ。間違ってる。こんなんじゃダメだ」と言うとバージニアを立たせダム湖の中へと戻ってしまう・・・。

真実を知るダコタ

モーガンから真実を話せと言われ、ダコタと再会するバージニア。
ジョンを殺害し片脚に足カセを付けられているダコタは、「なんで連れて来たの？姉を殺して！」と言うが「話しを聞いて・・・」とバージニアは真実を打ち明ける。
姉だと思っていたバージニアが母親だと知らされ動揺するダコタに、「私が作り上げてきたのはすべてあなたのためだった。醜い世界から守りたかった。あなたを愛してる。まだ人生をやり直すチャンスがあるわ。そのためにはあなたも努力して欲しい」と言うバージニアにダコタは、「私は人を殺した。生まれてこなきゃ良かった。どうして私を産んだの！」と気持ちをぶつけ、バージニアを拒否する。

新しいスタートのために

再びバージニアを渡せと要求するストランドとシェリーにモーガンは、「今まで多くの人が犠牲になった。ジョンは殺しを終わらせようとした。オレも終わらせたい。彼女を生かしながら罪を償わせるんだ」と言うと武器を地面に突き刺した。
しかし、「勝手に決めないで！彼女のせいで皆苦しんだのよ！今すぐ彼女を連れて来て！」と要求するシェリー。
そんなシェリーをドワイトは落ち着けと諫め、ストランドも、「これ以上の争いは止めよう」と言う。
しかしストランドは、「後悔することになる」と言い捨てた。
モーガンは頷くと、「ルールと理念に賛同するなら我々は受け入れる。今日、この場所でスタートしよう！」と言う。