ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ #19 幸せになれる場所

ニュー・アムステルダム
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#19 幸せになれる場所 Happy Place あらすじ

勤務中、クルマに跳ねられた警官のマリーがERに搬送されて来た。マリーの相棒アンジェロは、飲酒運転のクルマだったと怒りが収まらない。そこへ搬送されてきた男・・・「こいつが犯人だ!」と気色ばむ。
カプールは、人工内耳埋め込み術を受けたマーゴを担当する。頭痛とめまいに苦しむマーゴは、大きな決断をする。

 

まとめ

 

警察官マリーを轢いたレオン68才

ERに搬送されたケガ人

警官のマリーがERに運び込まれる。
「飲酒運転のクルマに跳ねられた!」
マリーの相棒のアンジェロは怒りのあまり興奮状態だった。

その時、男がERに搬送されてきた。
「クルマで蛇行運転し事故を起こした。エアバッグが作動しヤケドを負っている」と救急隊員。
それを聞いたアンジェロは、「そいつがマリーを跳ねた犯人だ!一生ムショにぶち込んでやる!」と怒鳴りながら男に詰め寄る。それを止める同僚警察官でERは大混乱になる。

マックスはアンジェロとその患者を接触させないように男をICUへ移動させる。
同僚警官らはマリーのために義援金をはじめ、マックスもそれに協力する。

 

マリーの容態

突然マリーが急変する。
食道に穴が空いたことによる縦隔気腫だった。

レイノルズの執刀で緊急手術を受けるマリー。

 

レオン・ハーグロウ、68才

薬物とアルコールを疑ったシャープだったが結果は陰性、運転中に脳卒中を起こしたことが原因だった。

アンジェロはレオンを探し出し、ICUにいるレオンのベッドサイドに立っていた。
「誰かが罰を受けねば」とアンジェロ。
シャープは、「運転中、脳卒中を起こしたの。退役軍人なのよ、思いやって」と言う。

シャープは、「脳卒中の原因は、膀胱の悪性腫瘍。治療が必要だ」と説明するが、「治療は望まない。それよりも今すぐマリーに謝罪したい」と言う。

 

治療を受けられない

退役軍人病院からの情報を見てシャープは驚く。
2年前にレオンは膀胱ガンの治療をしようとしていたのだ。
しかし、退役軍人病院に泌尿器科がなかったため、レオンに渡されたのは ”医療券”。
「医療券では医療費の全てを免除(75%)できん。自己負担(25%)して治療するもは無理だ」
それがレオンが治療を諦めた理由だったのだ。

「レオンは4度も陸軍レンジャー部隊として戦場へ行き、国のために戦ったのにこんな扱いは不当」
シャープがマックスに訴えると、マックスはこの病院で治療を受けてもらおうと言う。
しかし医療弁護士のイーヴィーから、「”医療券”を使った治療は、ニュー・アムステルダム病院ではできない。25%分の負担を病院がする前例を作ることも、レオンだけを特例にすることもムリだ」と言われてしまう。
「退役軍人の医療制度を守ろうとしたらレオンは死んでしまう」とマックスは言う。

 

マリーの死

レイノルズ

マリーは右心房に穴が空き出血していた。
レイノルズは必死に対処するが、マリーは亡くなってしまう。

マリーを助けられなかったことを悔やむレイノルズ。
そこへイーヴィーがやって来て、何も言わないでレイノルズを抱きしめた。
レイノルズは涙を流す

 

アンジェロの決断

仲間の警官らがマリーの死を悼む中、「納得できない」とアンジェロは悲しむと怒りを持て余す。
「彼女は俺の身代わりだ。俺がその場所にいたら、轢かれていたのは俺だった。マリーにとって俺が家族で、彼女の生きがいは仕事だったのに。マリーはヒーローになりたがっていた。なのにクルマの事故で死ぬなんて・・・」
そう言うアンジェロにマックスは、「警官バッジをつけた時から彼女はヒーローです」と言う。

マックスはレオンの病室にアンジェロを連れてきた。
アンジェロは、「仲間と話し合った。マリーには家族はいない。彼女ならこの義援金をキミに渡すだろう。手術代に充てて欲しい」そう言って義援金を手渡した。

 

人工内耳に苦しむマーゴ

頭痛とめまいに苦しむマーゴ

人工内耳埋め込み術を受けたマーゴは9ヶ月経っても頭痛とめまいに苦しめられていた。
カプールは人工内耳の性能をテストするが、それ自体に問題がなかった。
マーゴのパートナーのトリは、手術を受けて以降、マーゴとの喧嘩が絶えず、互いにイライラしていると言うので、カプールはフロムにカウンセリングを依頼する。

 

フロムのカウンセリング

トリとマーゴはフロムの前でも手話で言い合いをはじめてしまう。

マーゴは、手術費用や術後のケアなどトリの助けに感謝しているが、彼女は私を重荷に思っている。人工内耳のせいでトリを失いそうだと言う。
そう言われたトリは、重荷と思うワケがないと言う。

「ナゼ人工内耳埋め込み術を受けようとしたのですか?」
そうフロムに聞かれ、マーゴは「トリの望みだったから」と本心を言う。

 

マーゴの決断

「マーゴは人工内耳を取り外すことを望んでる」
フロムから報告を受け、驚くカプール。

カプールは、「人工内耳除去は非常に危険な手術になる」と説明するが、「苦痛を止めたい。頭痛やめまいは覚悟していた。同じ手術を受けた友だちはそれでも満足しているが、私は違う。音のない世界に戻りたい。以前の方がトリの声が聞こえた」と言う。

マーゴは除去術を受けた。
彼女は音のない世界へと戻って行ったが、マーゴは幸せを感じるのだった。

 

フロムとジェマ

フロムは久しぶりにジェマの様子を見るため、彼女の好物を手土産に里親ブランカ宅を訪ねるが、ジェマの態度は素っ気なく、フロムらと話をしようともせず部屋に籠もってしまう。
それに反して里親のブランカからの情報は、「最近は勉強にもついていけてるし、友だちとも上手くやってる」と良い情報だけだった。

ジェマの様子が気になったフロムは後日ひとりでブランカ宅を訪ね、「何でも話して欲しい」とジェマに言うが、ジェマは、「それが問題なの。先生にはすべてを話してきたから、これまですべてを知ってる。たくさんの酷いことも。先生を見ると私は今も、あの頃と変わっていない気がする。壊れてるって。それがイヤなの」と打ち明けられる。
フロムはジェマの本心を知り、「キミは驚くほど成長した。誇りに思うよ。私はもう必要ない。それはとても良いことだ。その時が来たんだ。私は去るよ」と言ってジェマを抱きしめた。
去り際にフロムは、「覚えておいて欲しい。キミは壊れてなどなかったよ」と伝えた。

フロムはまた、ジェマと同じような苦しみを打ち明ける少女を診察するのだったー。

 

マックスに課せられた決断

化学療法(ケモ)と放射線治療で食欲がなくなり、1週間で2キロも体重が落ちてしまったマックスに、スタウトン医師は、”栄養チューブ(胃ろう)”をつけることを勧めるが、それだけは避けたいマックスは、シャープに泣きつくが、スタウトン医師の治療方針に従うべきだと言われてしまう。
スタウトン医師は、「前向きに考えて。栄養失調は治療にも悪影響を及ぼす」と言われ、マックスは胃ろう術を受ける決心をする。

処置を待つマックスの元へやってきたシャープに、「もうボクの主治医じゃないよね?」とマックスは言うが、シャープは「ええ。だけど友だちだわ」とマックスを支える

 

感想

「Happy Place 幸せになれる場所」ってエピソード題、ステキだな。
うん、つくづく人は ”幸せになるために生きるべき” だと思う。
そのために努力をするし、そのためにキツいことにも耐えるんだと思う。

医療関係者である私はこれまでに、ナゼ亡くならなければならなかったんだろうと思ってしまう人の死を見てきたことがある。
今回の警官マリーはまさにソレ。
アンジェロの悲しみ、怒りは十分理解できる。
マリーを轢いたのは、病気を発症したせいだったのだから。
レオンが元気になってくれたらいいな。

ジェマのその後が描かれるとは思っていなかったので、なかなかのサプライズでした。
そうか、彼女たちは1番ツラい時にフロムに出会ってるから、フロムと繋がり続けることは、先に進めないような気持ちになるんだろうね。
フロムは、淋しいそうだったけど、また、ジェマと同じような不安や苦しみを持っている少女の診察をしていましたね。
病院の医師は、こうして繰り返すんだなと思います。

 

 

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