グッド・ドクター 3 #18 失恋の手ほどき

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海外ドラマグッド・ドクター

4月からWOWOWで始まった「グッド・ドクター シーズン3」も、残すところ3話。
早いねー。

#18 失恋の手ほどき Heartbreak あらすじ

リアに振られたショーンは、3日間も仕事を休み、引きこもり状態に。
クレアはショーンを励まし、何とか出勤させるが、ショーンはふてくされ、やる気が全くない。
リムとアンドリュースは、ハーベスターで両腕を切断したタイソンの治療方針で対立する。

 

まとめ

失恋して

3日間欠勤したショーンを心配したクレアが様子を見に行くと、荒れた部屋で毛布に包まり、「ボクのことは放っておして欲しい」とショーン。
「リアのことは残念だったけど、あなたは強い。乗り越えられるわ」と励ますクレアに、「ボクがノーマルだったら・・」と言うショーン。
クレアは、「みんな、どっかでそう思って生きてるんだよ」とハッパをかけ、何とか出勤させるが、ショーンはふてくされ、まったくやる気を見せない。

偽性軟骨無形成症のフィン

【偽性軟骨無形成症とは】
四肢短縮型低身長などを特徴とする常染色体優性遺伝の骨系統疾患
モテ男フィン

重度の睡眠時無呼吸になっているフィンはメレンデスから、「偽性軟骨無形成症が原因で、呼吸中枢が圧迫され、睡眠時無呼吸が起こっている。脳幹を圧迫している小脳の一部を除去し減圧する。ただし、言語障害、平衡障害が起こる可能性がある」と説明を受けるが、「言語障害は困る。トークはオレには大切なものだ。他の治療オプションはないのか?」と言う。
しかしショーンは淡々と、「生き延びるにはこの方法しかない。あなたは受け入れるしかないんです」と言い切る。
フィンは、恋人のナタリーからも、「あなたを愛してる。話し方や歩き方が変わっても私は離れない」と説得され、手術を承諾する。

しかしフィンにはもうひとり恋人がいた。
ケイトもフィンのことを心から心配し、キスをして愛していると言う。
クレアは二股を非難するが、フィンは得意の話術でクレアを説き伏せ、味方につけてしまう。
そんなフィンにショーンは納得できない気持ちを抱く。

メレンデスもまた、フィンがモテることに驚くが、「フィンはハンサムで話しが面白いし高収入だわ」とフィンの魅力を話すクレア。

原因

オペ室で、麻酔をかけようとした瞬間、無呼吸に陥ったフィン。
無呼吸は首の位置、傾きと関係していたのだ。
メレンデスはオペを中止し、原因を追及することに。

クレアは、「C2(第2頚椎)の突起が無呼吸を誘発しているのでは?」と言うがショーンは、検証しようともせずに、「それはあまり意味がない。オペ方法は小脳切除しかない」と言い切る
ショーンの言うとおり、C2突起切除術は、難易度が高いオペだった。
「型破りな方法を考え出すしかない」と言うメレンデスにショーンは、「型破りな方法なんてない。あなたは貴重な時間をムダにしてクレアに良い顔をしたいだけだ。患者が無呼吸で死ぬ前に、小脳を切除するべきだ」と激しく反対する。
メレンデスはマーフィーの態度を窘め、ひと晩考え、良いアプローチが見つからなければ、小脳切除すると決断する。

症例を検討するクレアの横で、天気予報を検索するショーンはまったくやる気を見せず、挙げ句にクレアの意見に批判ばかりし、協力しようともしない。

フィンとショーン

ショーンが失恋したと知ったフィンは、「立ち直るのは簡単だ、新しい相手とデートしろ。彼女と同じぐらい特別な人は大勢いる」と言うが、「出会いたくない」とショーン。
「ウソだ。皆と違うからフラれるのが怖いんだろ?その気持ちはわかる。だけどオレは開き直った。そして自分のトークの才能に気づいたんだ。誰でも何かの才能はある、それを捜せばいい」とアドバイスするフィンだったが、突然、意識を失ってしまう。

緊急処置として、横隔膜にペースメーカーを入れたメレンデスは、「明日の朝、1番で小脳切除術しよう」と決断するが、その夜、メレンデスはクレアの考えたオペ方法を考察し直す。

挑戦

翌朝、出勤して来たクレアとショーンにメレンデスは、「クレアの案を再考察した。アプローチだけ変更してC2突起を切除する」と言い出す。

術式について説明を受けたフィンは、「決まりだ。サインする」とオペに意欲的になるが、「サインするべきじゃない。同意するのは短絡的で無謀だ」と言い出すショーン。

ショーンの態度にメレンデスは、「患者の前で主治医の術式を否定するな。患者の前では医師の見解は統一するべきだ。カレは承諾した」と言うが、「ボクの意見が正しい。フィンは魅力的でいるために麻痺のリスクを冒そうとしてる。ボクは不愉快だ。間違ったオペは誰も救われない。やりたくない。帰ります!」とその場を立ち去ってしまう。

バスを待つショーンにメレンデスは、「担当患者に背を向けるな。チームにもだ」と言うが、「ボクは患者も症例もどうでもいい。何もかもどうでもいいんだ。」とショーン。
「私はこの数年で2回失恋を経験したが、毎日ここで仕事をして平気なフリをした。そうするうちに平気になる」と言うが、ショーンには響かない。
メレンデスは仕方なく、「今すぐ仕事に戻らなければ、キミをレジデントとして認めず、今後指導しない」と厳しく言い、ショーンを仕事に戻した。

フィンの恋人ナタリーの反撃

オペを控えているフィンだったが、スマホを見た瞬間、「ウソだろ?マズイ!」と叫ぶとベッドから飛び降り、駐車場へと向かう。
そこには金属バッドを構えたナタリーの姿が。
ナタリーはフィンが二股をかけていたことを知ってしまったのだ。
「待ってくれ、ナタリー!」と止めるフィンを無視して、フィンの高級車をボコボコにしたナタリー。

ケガをしたナタリーを手当しながら、「ナゼこんなことをしたの?裏切られた事実は変わらないし、こんなことをしても何も得をしないのに」と聞くショーンにナタリーは、「好きになる気持ちはどうしょうもないけど、どうするかは自分で決められる。私のやり方で終わらせたの。おかげでスッキリした」と言う。

オペを終えたフィン

オペ中、危険な状態になったものの、予定通りC2の突起を除去できた。

オペ後、意識が戻ったフィンには、麻痺はなかった。
ナタリーのケガを心配するフィンに、「心配ない。あなたはまた、ナタリーと付き合うつもりですか?」とショーン。
「オレはバカじゃない。引き際は知ってるよ。世界には素晴らしい人はたくさんいる。運命の相手って幻想に囚われることはない」と言うのだった。

 

メレンデスとクレア

メレンデスから、「ダッシュが好きなら、思い切って前に進むべきだ」とアドバイスされたクレア。
ダッシュと向き合っていこうとする。

フィンの術後、「リスクを冒してまで、今回の術式にこだわるべきだったのか・・」と迷いを見せるクレアにメレンデスは、「オペは成功した。それはキミのおかげだ。キミを見ていると初心を思い出す。キミといると外科医として私は磨かれる。そして人としても」と言われ、自分の気持ちに気づいたクレア。
セラピストを頼ったクレアは、「私・・・上司を愛している」と告白する。

 

両腕切断後のタイソン ①

選択

両腕を切断し、これまで10回の手術を受けてきたタイソン。
「農作業をしたいのに、トラクターは運転できないし、レバーやフタも開けられない」と現状を嘆くタイソンにリムは、「今は感覚もあるし動きもかなり戻ってる。あとは神経障害を治し、筋力の改善するために薄筋の移植を考えてる。上手くいけば握力が向上する。だけど痛みは消えない」と提案する。
一方アンドリュースは、「両腕を切断し、骨直結義手にすることも考えて欲しい。握力は改善するし、何より痛みから解放される」と義手を勧める。
しかしタイソンの選択はリムの治療法だった。

タイソンはオペに臨むが両腕ともに腱が瘢痕組織に覆われており、薄筋の移植は不可能だった。
それでもリムは、「何か良い方法があるハズ」と一旦オペを中止し、違うアプローチを模索すると言う。
そんなリムにアンドリュースは、「両腕を切断し、義手をつけるしかない」と言うが、「これは外科部長の決断」とリム。

タイソンの背景

アレックスは新しい治療法を提案。
リムはやる価値があると言うが、アンドリュースはやはり義手を勧めるべきだと言う。

「義手に反対するのは私の案だからか?」と聞くアンドリュースにリムは、「違う。私はタイソンを尊敬してる。カレは、両腕がもげた状態で、家まで1キロ近くを歩き、口でドアを開け、鼻で911をダイヤルした。カレが闘う限り、私も戦いたい。エゴじゃない」と言う。
それを聞き、納得したアンドリュースだったが、「私は切断の準備は進める」と言う。

新しい手術法を試すと聞き、「農作業をできるようになるか?」と聞くタイソンにモーガンは、「握力は取り戻せるハズだけど、痛みは消えない」と説明する。
「痛みは耐えられる」と言うタイソンだったが、胸の痛みを訴えると喀血してしまう。

 

モーガン

リュウマチによる手指の痛みに苦しむモーガンは、「痛みが増してて、抗リュウマチ薬の効果がないから、滑膜切除術を考えてる」とグラスマンに相談するが、「それをやっても一時的に痛みを取るだけだ。いずれ痛みがマシ、指の関節は変形する。あと何年か外科医であることと引き換えに、その後一生鉛筆さえ持てなくなるぐらいなら、自分の手を受け入れ、専門を変え、生涯医者を続けるべきだ」とグラスマンは説得する。

 

両腕切断後のタイソン ②

タイソンは肺塞栓になったが、血栓は除去できた。
しかし、今後は抗凝固薬投与が必要となったため、再建術を受けることができなくなってしまった。
リムはそれらを説明し、「残念だけど両腕を切断する」と言う。
「イヤだ。オレの腕は切らせない。ニセモノの腕をつけたら、もう今までの自分じゃない」と言うタイソンにリムは、「あなたほどタフな人を私は知らない。義手になってもあなたの本質は変わらない。腕はもう諦めて」と言う。
タイソンはそれを受け入れた。

モーガンの告白

タイソンの両腕切断術を前に、オペ室にいるモーガンはリムに、「これが最後のオペです。5ヶ月前、関節リュウマチの診断が出ました。薬も効果がなかった」と告白する。

タイソンの両腕切断術がはじまった。
リムは、「レズニック、あなたがやりなさい。きっと論文を読み、何度も練習したハズよ」と言い、義手器具埋め込み手技をトライさせる。

タイソンの新しい両腕

「あなたならすぐ慣れるわ」
リムはそう言い、ボトルのキャップを外すようタイソンに言う。
タイソンは見事、外してみせた。

モーガンの決断

モーガンを見つけたグラスマンは、外科医を辞める決意をしたモーガンを労うが、「やっぱりオペが好き。限界まで続けたい。だから滑膜切除術を受けます」とモーガン。
「愚かな決断だ。キミには他にチャンスがある。新たな道に進むべきだ」とグラスマンは言うが、モーガンの意志は固いのだった。

 

失恋を乗り越える方法

グラスマンのアドバイス

グラスマンは、自分の学生時代の失恋話しをして、「失恋した時は、何をしたってダメだ。その苦しみは古今東西の男がことごとく味わってきたものだ。傷つくのは当たり前。キミはもう我々の仲間だ。誇りに思うよ」と言う。

終わらせ方

お酒に酔った勢いでショーンは、金属バッドを持ってリア宅のクルマの横に立つ。
それに気づき、やってきたリアに、「キミのクルマを叩き壊したい!キミを傷つけたい。ボクが傷ついたように」と言うとバッドを振りかぶるが、ショーンはできなかった。
「キミは優しいフリをして、ほんとうはバカにしてたんだ。信用できない。だから恋人とも長続きしないし、仕事も続かないんだ。誰からも好かれない。キミはひとりぼっちになって当然だ。薄っぺらい自分勝手で偏見に満ちた人間だからだ!」と言い放ち、去って行くー。

感想

ハートブレイクなショーンのエピソードでした。
多かれ少なかれ、みんな失恋を越えて大人になってるんだよ、ショーンって言いたくなるエピソードでしたね。
初めての失恋は、苦しかった気がする(もう薄れてる自分が哀しい、笑)
ショーンの気持ちは十分理解できるけど、失恋は、「越えていくしかない」です。

ほんとうにピュアなショーンは、傷ついたんだよね。
私は、ショーンがリアに言い放った言葉は、あながち間違ってないから良いと思う。
もちろん、(これを言っちゃお終い)って内容だけど、リアはズルイと思う。
都合の良い時にショーンを利用してるようにしか思う。
多くの視聴者が、ショーンにリアは似合わないと思っていたのは、その理由だと思う。
これでリアにケリをつけてくれたら良いのだけど。

モーガンはここに来て関節リュウマチを受け入れ、外科医を辞めるのかと思いきや、指を動かせるようになるため、滑膜切除術を受けるそうな。
あんまり効果ないと思うんだけどなー。
でもチャレンジして、ムリなら腫瘍内科医に転向もありだよね?
後悔ないようにするべきだと思う。

そしてメレンデスとクレア。
やっぱりそう言う展開よね~。
互いに惹かれ合ってるのは見てて分かったモン。
確かに、上司と部下、これは良くないと思う(”グレイズ・アナトミー”はそんなんフツーにあったけど笑)
でも、メレンデスの言葉、「キミといると、より良い外科医に、より良い人間になれる」
これを言われちゃさ~、クレアもキュンだよね。

タイソンがハーベスターで大ケガした時のエピソードは壮絶やね。
それだけの過去があれば、リムが腕を残してあげたいと思う気持ちも十分理解できる。
でも、今や義手、義足の世界は日進月歩だから。
タイソンなら、それを操って立派なファーマーになると思う。

次回予告・・・シビアっぽい

 

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