ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ #4 手放す勇気

ニュー・アムステルダム
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テンポが良く、それぞれの医師も ”何か” を抱えていると言う人間味を感じる設定が、このドラマの魅力ですね

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#4 手放す勇気 Boundaries あらすじ

マックスは、足にケガをしている物乞い女性を見かけ、病院へ受診するよう勧めるが、拒否られる。
バプテスト病院の心臓外科医マテオが解離性大動脈でニュー・アムステルダム病院に搬送されて来た。折しも心臓外科学会で医師が手薄の状況だった。
マックスは、ニュー・アムステルダムとバプテスト病院のふたつをコントロールしなければならなくなる。

 

まとめ & 感想

解離性大動脈瘤 

急性胸痛でERに運び込まれてきた患者が、「解離性大動脈瘤だ」と自分で診断する。
その男は、バプテスト病院心臓外科医のマテオ・フェルナンデスだったのだ。
運悪く、心臓外科学会がサンディエゴで開かれているため、バプテスト病院はマテオが倒れたことにより心臓外科医がいない状況に。
レイノルズはマックスに現状を報告。
マックスは、バプテスト病院に医師が戻るまでの5時間、すべての患者をニュー・アムステルダム病院で受け入れると決断。
ERには次々とバプテスト病院の患者が搬送されてくる。

レイノルズはマテオのオペに入ったため、レジデントのノッティンガムが、ERで待つ患者の処置をしても良いか?とレイノルズに尋ねるが、「監視下でなければダメだ。ミスすればキャリアを失うぞ」とレイノルズは許可しない。
救急で7人の患者が待機する状況にブルームは、「あなたがムリならレジデントにさせれば?」と言うが、「レジデントには荷が重すぎる」とレイノルズは緊急の状況にも関わらず妥協しないのだった。

 

物乞いの女性

病院近くで、足が化膿した物乞いを見かけたマックスは、病院へ来るよう促すが、「ほっておいて!」と言われてしまう。
しかしマックスは放置できず、薬を持って女性の元へ行く。
「治療費を払えない」と処置を拒否する女性にマックスは無料だと話し、処置をし、薬を渡した。

女性はフェイと名乗る。
そして兄の具合が悪いから診て欲しいと言い出す。
マックスは迷うが、兄ヴィンスの様子を見に行く。
ゴミ集積所の隅で、息絶え絶えのヴィンスを見てマックスは、「真菌に感染してる。すぐに病院へ」と言うが、過去に高額請求を受けた経験がある彼らは病院での診察を拒否。
「ウチは請求しない。信用して欲しい」と言うが、ヴィンスは「帰ってくれ!」と言う。

しかしヴィンスは喀血し、兄妹に抱えられERに担ぎ込まれる。
検査の結果ヴィンスは、細気管支が避けていることがわかり、オペが必要となる。

ブルームの秘密

いつも「頭痛薬」と言ってクスリを飲んでいるブルーム。
しかしその薬は「アデロール」。
ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つブルームにとって、手放せない薬だった。

 

カプールと患者と大混乱

バプテスト病院から来たモナハンは、「めまいがする」と訴える。
CT画像上問題がないためカプールは、もう少し詳しく話して欲しいと言うが、「”めまい”は”めまい”よ!」と言うだけのモナハン。
時間をおいて、もう一度尋ねても、頑固なモナハンは「”めまい”があるの。薬を出して!」と言うだけ。
カプールも、それだは診断できないと妥協しない。

しかし病院はますます野戦病院化し、大混乱となる。
ガマンできなくなったフルトン院長は、「どうするんだ」と苛立つ。
マックスは各部門の責任者を集め、この状況は自分の責任だと謝罪。収拾に協力して欲しいと頼む。

一部の心臓外科患者は他院へ移動させることに。
マックスはフルトン院長にも聴診器を渡し、「手伝ってください」と言う。

カプールが三度目にモナハンのベッドサイドを訪れると、そこにはフルトン院長が。
モナハンはカプールへの不満をフルトンに訴える。
その会話がヒントになり、カプールはモナハンの足に感覚がないことを知り、「ギランバレー症候群」だと診断するのだった。

バプテスト病院のドクターが戻ったと知らせがくる。
ニュー・アムステルダム病院もこれで落ち着くことに。
フルトンは「戦場に戻れて楽しかったが、二度とするなよ」とマックスに忠告した。

 

険しい道

シャープが長年治療してきた少女ティアナが、ユーイング肉腫を再発してしまう。
両親は諦めきれず、手立てはないかと言うが、「緩和ケアがベストだと思う。ティアナは賢い子です。誤魔化しは通じない」とシャープは言う。
しかし両親は、娘に伝えられないと苦しみ、涙する。

「医者の私に任せて下さい」
シャープはティアナへの告知をすることを決める。

「ガンが再発してた。ティアナ、あなたは死ぬのはどんな感じ?って聞いたわね。今から体験させてあげるわ」
シャープはそう言って、ティアナの背後に両親がいる状況にし、「その時が来たら、あなたにはパパとママが見えなくなる。パパとママもそう。でもふたりはずっとそばにいる。いつもお互いのことを思い、話しかけられるの」と言うのだった。

任せる勇気

マテオのオペに手こずるレイノルズにマックスはヴィンスのオペを頼むが、「今はムリだ」とレイノルズ。
しかしマックスは、「キミにしかできない」と食い下がった。

レイノルズはヴィンスをオペし、命を助けた。
ヒストプラズマ症だったヴィンス。
マックスは兄妹も検査が必要と言い、公立病院だから無料だと伝えるとふたりは感謝する。

レイノルズは、マテオの手術をレジデントのノッティンガムに任せたのだった。
ノッティンガムはレイノルズの期待に応え、見事オペを終わらせる。
レイノルズはそれを安堵の気持ちとカレの成長を感じながら見つめるー。

フロムの発案

庭園が治療に有効だと考えるフロムは、屋上をミニガーデンにすることを思いつく。
スタッフたちは、それに賛同してガーデンを作る。

手放す勇気

川沿いを歩くレイノルズとブルーム。
「俺のアテンディングはオペさえ見せてくれなかった。慣習を破るのは難しい」とレイノルズ。
ブルームは、「でもあなたは教育してるわ。すべてをコントロールできない。解放も必要よ」と言う。
レイノルズはブルームを見つめ、キスしようとするが、ブルームはそれを止め、「もう終わったハズよ」と言う。

2週間後、マックスの化学療法と放射線治療がはじまる。
時間がないと言うマックスにシャープは、「優先順位をつけて。手放すことを自分に許すの。1番大切なものは何?」と問いかける。

自宅に帰ったマックスは、眠っているジョージアを見つめる。

ジョージアが目覚めると、ベビーベッドができあがっていた。
リビングではソファーで眠っているマックスが。
「遅刻よ」と起こすジョージアに、「今日は休むよ、キミといる」と。
マックスはそれを選んだ。

 

今回も書くで
邦題、カッコ悪すぎるねん。内容にもマッチしてないし。
誰がつけてるんやろ?センスない!
原題のそのまんまでええやんね? Boundaries = 限度 

まさしく「限度」があるよ~ってStoryでした。

ガン専門医ってツラい仕事よね。
このドラマの中でシャープが1番つらそう。
ガンが良くなるなら良いけど、化学療法などの成果がないこともあるし、再発を伝えること、治療法がないと伝えることほどツラいことはないと思う。

レイノルズタイプの人っているよ~。
責任感が強い人に多いタイプ。
我が家のダンナもこのタイプだな(笑)
人に委ねる、任せることは勇気がいることですよね。

ブルームは、ADHDを持ってたなんてね~。
このドラマは、医者がそれぞれ何かを抱えてるところが魅力ですね。

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